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本大好き(2006〜2008年)


民俗学の旅
No.2008017 2008/12/28

書名詳細:民俗学の旅
著者:宮本 常一
出版社:講談社
形態:文庫
初版発行日:1993/12/10
ISBN:4-06-159104-5
価格:880円+消費税(第28刷)
 生涯にわたり、全国をくまなく歩き続けた著者の行動は、日本民俗学体系への確かな歩みでした。

 柳田国男氏や渋沢敬三氏など、師や友との回想を交えながら。体験的実験的踏査を克明かつ感動的に綴った本です。

日本妖怪異聞録
No.2008016 2008/12/28

書名詳細:日本妖怪異聞録
著者:小松 和彦
出版社:講談社
形態:文庫
初版発行日:2007/08/10
ISBN:978-4-06-159830-0
価格:800円+消費税
 日本書紀を始め、古い書物にも妖怪の話は数え切れないほどあります。

 日本文化史に残る妖怪とその変化を、代表的な妖怪により解説しています。

江戸お留守居役の日記
No.2008015 2008/12/28

書名詳細:江戸 お留守居役の日記
著者:山本 博文
出版社:講談社
形態:文庫
初版発行日:2003/10/10
ISBN:4-06-159620-9
価格:1,150円+消費税(第5刷)
 萩藩の江戸留守居役『福間彦右衛門』の日記『公儀所日乗』を解説した本です。

 藩邸内に暮らす藩士の様子や、藩の外交官としての留守居役の姿を描き出しています。

柳田国男入門
No.2008014 2008/12/28

書名詳細:柳田国男入門
著者:鶴見 太郎
出版社:角川芸術出版
形態:選書
初版発行日:2008/09/10
ISBN:978-4-04-703429-7
価格:1,400円+消費税
 日本民俗学の祖は、言うまでも無く柳田国男ですが、現代の日本民俗学は、世界の民俗学とも連携し、社会学の一分野として 発展しており、原点である『柳田民俗学』とは離れつつあります。

 それはそれとして、良いことではあり、進めてゆかなければならないことなのですが、このあたりで、もう一度原点を見つけたいと 思っていました、そんな時に、出版されたのがこの本です。

 日本近代史を専門とする著者による、『柳田民俗学が本来目指したものとは何か』を、テーマとした本です。

竹の民俗誌
No.2008013 2008/12/17

書名詳細:竹の民俗誌
著者:白石 昭臣
出版社:大河書房
形態:書籍
初版発行日:2005/06/15
ISBN:4-902417-08-1
価格:3,300円+消費税
 かつて、いたるところに竹林がありました。物干しは竹竿を使うことが普通でした。

 中学生の頃、アマチュア無線を始めたのですが、アンテナは長い竹竿を使うことが一般的、近所の竹林を持つお宅に行き、適当な竹を頂いて柱にし、横に長い銅線を張って アンテナとしていたのです。今は、鉄製のタワーを組むのが普通ですが、当時はエコでした(^0_0^)

 通信機も、今は販売店で送受信できるトランシーバーを買って無線局を作るのが当たり前かも知れませんが、当時は、市販の無線機など無く、雑誌などを参考に 自分で通信機を設計し組み立てて作ったものです。40年以上も昔の話ですが(^ム^;)

 竹は、根が広がることから嫌われ、都市部では竹林をまったく見ることがないようになりましたね。しかし、かつては多かったのです。なぜでしょう。それだけ、竹は利用価値の多い植物だったからです。

 竹を使った民具や、筍を使った料理など、竹と日本人とのかかわり、それは民俗(民の風俗)です。稲と同じく、外来植物である竹の伝来と、それが定着し日本民族に深く係わり民俗になったことなど、これまで、 あまり注目されなかった竹にフォーカスを当て、民俗学的に解説した興味深い本です。

柳田国男と事件の記録
No.2008012 2008/12/13
柳田国男と事件の記録

書名詳細:柳田国男と事件の記録
著者:内田 隆三
出版社:講談社
形態:新書
初版発行日:1995/02/10
ISBN:4-06-258040-3
価格:1,500円+消費税
 図書館で斜め読みをして気に入り、買おうとしたのですが、すでに絶版になっていて買えませんでした。そこで、インターネットの古書店を 検索し、見つけて購入したのがこの本です。

 まったく新品同様のコウンディションでしたが、1箇所だけ、年号を手書きで修正した箇所がありました。オリジナルには、正誤表が付いていたのか、それとも、 前の所有者が、その知識から修正したのか、今では解りません。

 本の内容は、ある事件を取り上げた柳田国男の本をもとにしていますが、事件を解説している内容ではありません。

 『柳田国男論』です。著者は、社会学の大学教授ですので、直接的に民俗学を扱った内容ではありません。

 この本を探してまで買ったのは、書いている内容が、柳田先生の『文体』とその『視点』についての掘り下げた考察ですので、必然的に柳田先生の民俗学的思考方法などが 論じられることとなり、民俗学研究のヒントになると感じたからです。

日本幻獣図説
No.2008011 2008/12/04

書名詳細:日本幻獣図説
著者:湯本 豪一
出版社:河出書房新社
形態:書籍
初版発行日:2005/07/20
ISBN:4-309-22431-8
価格:2,200円+消費税
 江戸時代には、多くの妖怪の絵が描かれています。

 それは、子供たちの絵本でした。親は子に、そんな絵を与え、子供は想像力を膨らませることで遊びました。

 絵師は、子供たちのため、想像力を駆使して絵を描いていたのです。実に、豊かな精神性の世界でした。

 経済偏重、お金がすべての資本主義社会、それが悪いとは言いませんが、想像力豊かな世界も懐かしいものです。

 そんな、江戸時代の『幻の獣』を集めたのが、この本です。

怪奇譚
No.2008010 2008/12/04

書名詳細:江戸の怪奇譚
著者:氏家 幹人
出版社:講談社
形態:書籍
初版発行日:2002005/12/15
ISBN:4-06-269260-0
価格:1,700円+消費税(第2刷)
 江戸時代、妖怪は子供たちの玩具でした。

 仏教が広く伝わっているとはいえ、神様もいました。お寺と神社が同居する。実に日本的な宗教環境です。

 自然を愛し敬意する。その自然から妖怪は生まれるのです。日本人の民俗的な豊かさはここにあると私は思っています。

 江戸時代に流布していた怪奇譚を集めただけではなく、耳袋や甲子夜話など、著名な資料にて扱われている怪奇譚を、民俗学的・文化人類学的に 著者独自の視点で解釈しているのがこの本です。

 本の装丁からは、お遊びの怪奇譚に見えますが、単なる怪奇譚好きの著作ではなく、しっかりとした学問的な裏づけのある書籍です。また、豊富な参考文献集も大変に参考になります。

宗教民俗学入門
No.2008009 2008/12/03

書名詳細:宗教民俗学入門
著者:宮家 準
出版社:丸善株式会社
形態:書籍
初版発行日:2002/07/25
ISBN:4-621-07062-2
価格:1,700円+消費税
 河童を研究しています。それは、日本人の民俗・風俗・心に興味があるからです。

 そして、民俗を研究するには、基礎知識としての「宗教」に対する知識教養は必須です。

 この本は、日本民族の心の底に流れる意識していない見えない「宗教」について判りやすく解説された本です。

 実は、この本、私の蔵書ではありません。図書館で借りてきた本なのです。買おうとしたのですが、すでに絶版となっており、 買うことはできませんでした。いつか、神田の古本屋街にでも行った時に探してみようと思っています。

群馬の民話
No.2008008 2008/11/30

書名詳細:群馬の民話 傑作選
監修:木暮 正夫 ほか
出版社:あかぎ出版
形態:書籍
初版発行日:2007/11/21
ISBN:978-4-901189-51-4
価格:1,800円+消費税
 「ふるさとの民話」全十二巻より60話を選んで単行本としたものです。

 民話に関しては、全国版の全集を数種類所蔵しています。それらと、比較検討しようと思っています。

 同じ話が、遠く離れた地域に分布していることが多く、かつ、微妙に変化をしているのですが、それが、地域の民俗性を 研究するには絶好の資料となると思っています。

 出版されてから2年半ほど経っていますが、この種の本は、比較的にロングセラーです、書店に行って探したところ、有りました。

 地元の高校の先生を定年退職された方の著作でした。写真や図表も豊富であり、なかなか良い本に巡り会えたと思っています。

太田
No.2008007 2008/11/30

書名詳細:ふるさと事典 太田
著者:茂木 晃
出版社:あかぎ出版
形態:書籍
初版発行日:2006/03/05
ISBN:4-901189-24-7
価格:2,200円+消費税
 地元の歴史を知ろうと、市立図書館に行きました。そこで見つけたのがこの本でした。

 出版されてから2年半ほど経っていますが、この種の本は、比較的にロングセラーです、書店に行って探したところ、有りました。

 地元の高校の先生を定年退職された方の著作でした。写真や図表も豊富であり、なかなか良い本に巡り会えたと思っています。

群馬の遺跡
No.2008006 2008/11/12

書名詳細:群馬の遺跡
著者:群馬県埋蔵文化財調査事業団
出版社:上毛新聞社
形態:書籍
初版発行日:2005/03/31
ISBN:4-88058-922-5
価格:1,300円+消費税
 定年後の第三の人生(子供・社会人・リタイヤ)の準備というわけでもないのですが、月に2〜3度、地元の名所旧跡を歩くようにしています。

 でも、行くところが無くなる(^ム^;)

 そこで、地元の歴史を紹介する本がないかと探したところ、上毛新聞社が全7巻の地元の遺跡を紹介する本を見つけたのです。

 この上毛新聞社は、いまでこそ、あまりパットしないローカル新聞社ですが、明治時代から昭和にかけ、群馬を紹介する出版活動ではすばらしい実績を上げている会社なのです。

 残念ながら、そのほとんどは絶版になっていますが、復刊を望む書籍は数え切れないほどです。

 まあ、それはそれとして、あまり古い時代の遺跡は行っても見るべきものはありませんので、今回は最後の7巻目を購入しました。私に正確からすると、順次購入し、最後は全巻を揃えることになるとは思いますが……。

 最後の巻ですが、それでも、記述はちょっと古すぎますが(^ム^;)

 おそらく、群馬だけではなく、各地にこの種の地元の史跡を紹介する本があると思います。ぶらっと散歩。それらは、良い旅行指南書になるのでは。

河童会議
No.2008005 2008/11/10

書名詳細:河童会議
著者:火野葦平
出版社:文芸春秋社
形態:書籍
初版発行日:1958/04/10
ISBN: 
価格:290円

 『麦と兵隊』で高名な昭和初期の作家の作品です。

 内容は随筆集、特に昭和天皇と歓談した様子が珍しい作品です。

河童に関する著作も多い火野氏ですし、書名が『河童会議』なので、オークションで安価に買った本だったのですが……。

 なんと、オリジナルの箱入り初版本でした(^0_0^)

 おそらく、買った価格の数十倍に価値があると思われます。

江戸参府紀行
No.2008004 2008/07/26

書名詳細:江戸参府紀行
著者:ジーボルト
出版社:平凡社
形態:全書
初版発行日:1967/03/10
ISBN:4-582-80087-4
価格:2,500円+消費税(第11刷)

 シーボルト事件として有名な、長崎出島の医師、シーボルト(本書ではジーボルト)が、1826年(文政9年)に江戸まで旅した紀行文集です。

 日本の地図を持ち出そうとして逮捕された、シーボルト事件は、この2年後の起こっています。

 外国人の目で見た、江戸時代後期の日本の姿。興味深く貴重な本です。

英文法の疑問
No.2008003 2008/07/06

書名詳細:英文法の疑問
著者:大津悠紀雄
出版社:NHN出版
形態:新書
初版発行日:2005/09/10
ISBN:978-4-14-088119-4
価格:680円+消費税(第4刷)

 なにしろ、日常では使わない外国語です。覚えたつもりでもすぐに忘れてしまう。

 ましてや、受験勉強で覚えた英文法です。理屈も何もあったものじゃあない。覚えることが目的と、とりあえず覚えた記憶は薄れやすい。

 英文法の、薄れ行く記憶を、ざっと見直すには良い本です。

日本・食の歴史地図
No.2008002 2008/06/08

書名詳細:日本・食の歴史地図
著者:吉川誠次・大堀恭良
出版社:NHN出版
形態:新書
初版発行日:2002/01/10
ISBN:4-14-088016-3
価格:680円+消費税(第4刷)

 9年間、全国65カ所を、日本人の味覚の源泉を探るため取材した記録書です。

 日本人の心の変化と移り変わりを調べるのには、伝承や民話を調べる方法がありますが、食に注目してみるのも面白いと思われます。

 地域に根ざした独特な料理やその味は、その地域の民の心を現していると言えますからね。

甲子夜話(全六巻)
No.2008001 2008/05/31

書名詳細:甲子夜話(全六巻)
著者:松浦静山
出版社:平凡社
形態:全書
初版発行日:1977/04/25
ISBN:4-582-80306-7
価格:2,800円+消費税(第12刷)

 肥前平戸藩主であった松浦清(号は静山)が、文政4年から書き始めた随筆集です。

 82歳で死去するまでの約20年間書きつづられた夜話は、正編100巻、続巻100巻、三編78巻、それぞれが約1,000編という膨大な書物です。

 この本は、その正編です。全書判(ほぼ新書判)の大きさではありますが、布表紙箱入りの書籍です。全六冊で構成されています。(続編六冊、三編六冊、全一八冊の大部です)

 随筆ではありますが、この本が書かれる40年ほど前に出版された、江戸町奉行であった根岸鎮衛による『耳嚢』の影響を受けているのでしょう。珍談奇談も収集しています。

 河童の記述もあることから、資料として購入しました。

 『耳嚢』と『甲子夜話』とで、江戸中期から後期までの100年ほどの世間話がこれで集まったことになります。

複数の「古代」
No.2007005 2007/11/08

書名詳細:複数の「古代」書の十二則
著者:神野志隆光
出版社:講談社
形態:新書
初版発行日:2007/10/20
ISBN:978-4-06-287914-9
価格:720円+消費税

 日本における公式な歴史書としては、「古事記(712)」と「日本書紀(720)」が、最古の書物として広く知られていますね。

 作成年代もほぼ同じ。天皇制をベースに綴られたこの二書は、ほぼ同じ歴史を別の観点から書かれたと、私は思っていました。

 まあ、じっくりと読んだことはありませんが(^ム^;)

 著者によると、この二冊には、決定的な違いがあると言うのです。

 「古事記」は、成立当時ですら『古事』である古いことを書いた書物であるのに対し、「日本書紀」は、当時の為政者である天皇一族に焦点を当て、 歴史は補足的に扱っている。扱い方が違うのだから、それぞれの『歴史』は別であっても当然であり、『歴史』はひとつではない。と、主張しているように 読めました。

 別の『歴史』があっても不思議ではない。そんな観点から、「古事記」と「日本書紀」を比較する、ユニークな本です。

書の十二則
No.2007004 2007/07/17

書名詳細:書の十二則
著者:魚住和晁
出版社:日本褒章出版協会
形態:新書
初版発行日:2006/07/10
ISBN:4-14-088187-9
価格:740円+消費税
 文字とは、意思を表す表記方法の一つです。早い話が、意思が伝われば良い。一般に文字とは、そんなものです。

 でも、漢字には、造形としての美があります。アルファベットにも、カリグラフィーなど、装飾文字はありますが、芸術とまでは言い難いでしょう。

 日本では書道と呼びますね。書道には二つの段階があります。まずは、美しい文字を書くこと、次に、芸術的な文字を書くこと。

 前者は、名筆と世間一般に認められている人の筆跡を真似る。いわばコピーの世界。後者は、書き手の個性が要求されるオリジナリティの世界です。

 まあ、我々一般人は、後者は無理として、前者に取組みことになりますが、真似ると言っても、そこには基本的な技法があるはずです。

 この本は、そんな技法を科学的な見地も含めて解説しています。新しい観点からの書道入門書です。

国家と宗教
No.2007003 2007/07/14

書名詳細:国家と宗教
著者:保坂俊司
出版社:光文社
形態:新書
初版発行日:2006/10/20
ISBN:4-334-03373-3
価格:700円+消費税
 『政教分離』、日本では当然のことと受け取られていますが、この本は、それが世界的歴史的に見ると、ごく特殊なことであることを判らせてくれます。

 またそれが、キリスト教の考え方であり、戦後の日本に外圧として植えつけられた概念であることも解ります。

 そう、この日本人の考え方も、憲法と同じような経緯から日本に根付いた概念なのでしょう。

 また、世界各国の現状を、国家と宗教のかかわりに焦点を当てて説明しています。

新・民族の世界地図
No.2007002 2007/07/12

書名詳細:新・民族の世界地図
著者:21世紀研究会
出版社:文芸春秋
形態:新書
初版発行日:2006/10/20
ISBN:4-16-660530-5
価格:800円+消費税

 『新』とあるように続編です(なぜか、このページに過去紹介していません)

 以前の本も読んでいたので、思わず買ってしまいました。

 世界のニュースや経済を理解するのには、民族と宗教の知識が必須です。そう思って前回も読みました。今回の『新』は、 その後の世界情勢の変化をも加え新たに書き換えてあり、読み応えのある本となっています。

 民族を中心に、その宗教にも触れながらの世界情勢の解説本としては、お勧めの一冊です。

織江緋之介見参
No.2007001 2007/01/12

書名詳細:悲恋の太刀
著者:上田秀人
出版社:徳間書店
形態:文庫
初版発行日:2004/06/15
ISBN:4-19-892071-0
価格:590円+消費税

 小野一刀流本家に生まれた末っ子の天才剣士、小野友悟は、織江緋之介と名を変え、御免色里吉原に住んでいる。

 若き水戸家の若様である光圀、吉原の太夫たち、敵役は幕府筆頭老中である水野忠邦とその政敵阿部豊後守、豊富な 登場人物を持つ長編剣豪小説シリーズ、その第1冊目です。

 2007年現在、すでにシリーズは4冊が発行されています。

 現代を代表する本格時代小説シリーズの一つになることは間違いないでしょう。

 ただし、作者の知識が深いことが理由かとは思いますが、剣術各派の歴史や系統の説明、闘争シーンでの剣技の流れが、あまりにも 説明的かつ詳細すぎて、はっきり言って煩い。そんな解説読みたくない。これは、知識のひけらかしとしか思えない。 小説としての流れが完全に分断されてしまい、面白みがそがれていると感じています。そんな部分になると、私はすべて読まずに飛ばしています。

 楽しみな作家だけに、ちょっと残念です。

フィガロの結婚
No.2006002 2006/12/31

書名詳細:フィガロの結婚
著者
出版社:小学館
形態:DVD BOOK
初版発行日:2007/01/01
ISBN:4-09-480291-6
価格:3,400円+消費税

 小学館から、新しく始まったシリーズです。

 音楽メディアが、音だけのLPからCDになり、次にDVDになった時(ビデオテープもありましたが)、音に映像が加わりました。いえ、映像が無視できなくなったのですから、 これは、オペラに最適だと思いました。

 一般の音楽の場合、歌手や演奏者の姿が意味を持つ、エンターティメントの世界は別として、芸術音楽の場合、演奏者の姿を、ただただ撮影して映してもあまり意味はありませんが、 オペラは舞台です。映像が付いていてあたりまえ、これまで、音だけを聴いていたのがおかしかったのです。

 そう思っていたら、主要なオペラを10編選び、毎月発売する企画がこれなのです。これは、毎号、買うしかない。そう思っています。

ブッダは何を教えたのか
No.2006001 2006/05/21

書名詳細:ブッダは何を教えたのか
著者:ひろさちや
出版社:日本文芸社
形態:新書
初版発行日:2006/01/25
ISBN:4-537-25350-9
価格:838円+消費税

 宗教書というよりも、宗教についての書をこれまで好んで読んできました。しかし、この本は、著者も本文中に書いているように、 仏教解説書ではなく、仏教における宗教書です。

 ただ、難しいお経を解説したような一般的な宗教書ではなく、平易な言葉を使い、ブッダオの生い立ちや足跡・故事を紹介しつつ、仏教の 核心の部分を解説した本です。

 ただ、宗教を学問的に公平な見方で研究する学者の書という感じではなく、宗教家(著者の経歴は学者ですが)の書であると私は感じました。


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