気ままにそぞろ歩き
妻沼聖天(埼玉県熊谷市)


掲載日:2006年10月1日
追加掲載日:2006年10月29日

 JR熊谷駅から路線バスを使って通勤している私です。
その途中途中にある『熊谷市妻沼町』で下車し、通称『妻沼聖天』の境内に入ってみました。

 『聖天さま』とは、『大聖歓喜天』と称される仏教の神です。
弘法大師(空海)』が、中国から密教の教えとともに、仏法の守護神として日本に伝えてから祀るようになった福運厄除の神です。
 この妻沼町の『聖天さま』は、この地を支配した『斎藤実盛』が治承三年(1179)に、斎藤家の祖先の守り本尊としてお祀りしたことに始まると、パンフレットに書かれています。
 その後、実盛公の次男である『斎藤藤六実長』が出家し、『阿請房良応』となり、健久八年(1197)に、修行の場である本坊『歓喜院』を開祖したとのことです。
 国指定重要文化財である御本殿は、残念ながら改修中であり、見ることはできませんが、同じく国指定重要文化財である『貴惣門』に続く『仁王門』と、広い境内、併設する『歓喜院』は参観することができます。

斎藤実盛(さいとう さねもり:1111-1183)
武蔵国幡羅郡長井庄(現在の埼玉県熊谷市)を本拠地とする平安時代末期の武将
源頼朝の父である源義朝に使えた。頼朝の挙兵に従い出陣するが、木曽義仲との戦いにおいて戦死
弘法大師(空海:774-835)
遣唐使に従って中国に渡った留学僧。中国真言密教を日本に伝え、日本真言宗の開祖
中国において修行した寺院の写真は「あっちこっちの写真館(福建省涌泉寺)」をご覧ください

 JR熊谷駅から朝日バスの『太田駅行き』もしくは『妻沼聖天行き』にのり『妻沼聖天前』で降ります

 『聖天さま』の入口です

 入口を入ると、正面に国指定重要文化財である『貴惣門』が見えてきます

 貴惣門です


 『貴惣門』には、木彫の二天王が安置されています。こちらは、多聞天です

 左側は持国天です。重要文化財だからでしょうか、網がかかっているため、残念ながら写真が鮮明ではありません

 門を越えたところは広い境内になっています

 境内のすぐ右側には、実盛公の銅像が建立されています

 銅像の奥に、観音像がありました。関東ぼけ封じ三十三観音の第十六番札所の本尊なのだそうです

 観音像の足元には、老夫婦の像があります

 中門の右手前には、護摩堂があり、交通安全の祈祷を行っています

 中門です


 中門をくぐると、ひときわ大きな仁王門が見えてきます

 仁王門の左側手前に御水屋があります

 仁王門にも、金剛力士像が安置されています。

 こにらは重要文化財ではないからでしょう、網はなく良く見ることができます

 仁王門をくぐると、御本殿があるのですが、残念ながら改修中で実物を見ることはできませんでした

 本殿右側のお札授与所です


 仁王門をくぐってすぐ左側に、『百度石』があります

 御本殿前の境内左に『大師堂』があります。関東八十八ヶ所霊場の結願寺でもあり、お遍路の巡礼がお参りするお堂です

 大師堂内部右側です。石でできている象と馬が台に乗っています

 天井からは、大きな木製の数珠が吊るされています

 御本殿左の土俵です。奉納相撲をするのでしょうね

 改修中の御本殿は、テントで覆われて中を見ることはできませんでした

 境内の西側に古井戸の跡があり『聖泉湧出碑』が建っています

 境内にはなぜか、四国札所各寺の碑が建てられています

 JR熊谷駅へのバスが発車する駐車場です。太田駅発の便か、この駐車場始発のバスがあります

 駐車場の中に、熊谷の夏祭りの風景をタイル画で描いた絵がありました



 この場所も、私が通勤で毎日通るところです。

 あまり全国的に知名度の高いお寺ではありませんが、ゆったりとした広い境内は荘厳でした。

 都内からでも日帰りができます。一度訪ねて見てははいかがでしょうか。
写真撮影日:2006年9月30日


 時間も無かったことから、9月30日の撮影では、妻沼聖天社に併設する『歓喜院』までは撮影ができませんでした。

 そこで、10月28日あらためて行ってきました。


 歓喜院の正門前です。普通のお寺の雰囲気ですね

 妻沼聖天社に続く北側の道です

 正門です

 門をくぐると正面に見えてくるのが本殿です

 本殿の左側には金剛殿があります

 本殿の右側です

 正門のすぐ左側、金剛殿の手前に池があります

 妻沼聖天社から歓喜院への道の脇には、妻沼町指定の文化財『善光寺式三尊像板碑』があります。中央が『阿弥陀如来』両脇には、『観音菩薩』『勢至菩薩』です。 鎌倉時代に造られたとのことです

写真撮影日:2006年10月28日



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