気ままにそぞろ歩き
偕楽園と好文亭(茨城県水戸市)


掲載日:2008年1月3日


 茨城県立歴史館にて開催されている「小川芋銭『河童百図展』」を見学に行った時、時間があったので、偕楽園内の『好文亭』を見学しました。

 水戸偕楽園は、水戸第九代藩主徳川斉昭(1800-1860)が、造園した庭園です。

 その中に建つ、藩主の別邸とも言える『好文亭』は、藩主斉昭公自ら庭園内の位置や建築デザインを決めたと言われています。

 いかにも武家風の、地味な中にも凝った造りの素敵な屋敷でした。
 偕楽園北側にある、御成門です。
 偕楽園全景の案内図が掲示されています。
 園内から、『好文亭』に向かう小径です。
 簡素な門がありました。
 門柱だけの、簡素が美徳、いかにも武家趣味の『好文亭』の門です。
 由来が書かれた立て看板です。

 屋敷の入り口前です。
 右に回り込んだところには、茶室への路が。
 茶室と、その前の待合いです。

 室内の一階は、藩主の居間や従者の控え室などですが、二階には、黒光りする床の大広間があります。
 厠への通路でしょうか。
 地味な中にも、なかなか凝った造りになってる室内です。
 建物は、二階建ての部分とと平屋の部分とで構成されています。こちらは、二階建ての建物です。
 平屋の部分です。

 二階から川のある公園を見渡す風景です。
 川端の公園から見上げた『好文亭』です。
 庭園の南側の公園との間にある裏門です。
 公園の案内図です。

 なかなか立派な和風の庭園です。
 山の上にある偕楽園の南裾を巡るように造られています。
 正岡子規が、この南側の崖にて詠んだ歌碑が建っていました。

 南側の公園を越え、JRの線路を越えた所には川端の公園があります。ここにはゆったりとした駐車場がありました。

 偕楽園といえば、梅林が有名ですが、残念ながら訪れたのは10月です、枯れ枝しかありませんでした(^ム^;)。次は、梅の咲く頃に 行ってみたいとは思うのですが、道が混んでいて車で行くのは剣呑ですね。次は電車で行くことにしましょう。

写真撮影日:2007年10月20日


hpmanager@albsasa.com Albert 佐々木