気ままにそぞろ歩き
浅草界隈(東京都台東区)


掲載日:2008年3月26日


 良く行く場所なのでかえって、写真を撮影していませんでした。お天気の良い休日、ふらっと行ってみました。


 江戸下町伝統工芸館のパンフレットから地図を拝借しました。許可は取っていませんが、宣伝しますので、お許しください。

 群馬県の自宅から、東武線に乗り浅草駅で降りました。雷門前から『仲見世』に入り、浅草寺と浅草神社を見て、花屋敷のある『花やしき通り』から『ひさご通り』に入り、 『六区』から『新仲通り』を浅草駅方面に戻り、『仲見世』を越えて脇道を北に折れ、私の良く行くお店を2店撮影して終わりました。

 実は、撮影は二日にわたっています。初日は2月の23日です。晴天の日でした。撮影に使ったカメラは、コンパクトカメラの名品(と、私は思っています(^0_0^))の G7 です。二日目は、一眼レフを使い、10ミリの超広角レンズでの撮影です。ただ、この日は、残念ながら寒い曇天の日でした。空の色が白いので、写真をご覧にらればお判りと思います。 また、コンパクトカメラと一眼レフとでは縦横比が違います。一眼レフの方が細長い画像です。
 東武浅草駅正面です。
 駅前から隅田川に向かって目を転じると、通称『うんち(^ム^;)』の掲げてあるビル(アサヒビール)が見えます。
 吾妻橋交差点から西(合羽橋方面)を見た写真です。

 外国からの観光客にもっとも人気があると言われている雷門です。
 雷門の左側に据えられている『雷神』像です。
 同じく右側の『風神』です。
 雷門の左斜向かいのビルに取り付けられているからくり時計です。ちょうど12時だったので、祭り囃子が動き出しました。
 雷門をくぐり、仲見世に入りました。外人観光客がほとんどです。

 仲見世から左に折れる『伝法院通り』です。この通りには、古着屋や主に和服の舞台衣装屋が並びます。この先の左側に『浅草公会堂』があります。
 伝法院との交差点から『宝蔵門』方向です。
 交差点の北左側には、『伝法院』の門があります。
 『宝蔵門』です。
 同じ方向を10ミリの超広角レンズで撮影しました。
 『宝蔵門』の釣り提灯です。中央には『小舟町』から奉納された赤提灯、左右には『魚河岸』から奉納された黒提灯が吊されています。黒提灯は、赤提灯よりも、 はるかに上質と私は感じました。その造りには江戸っ子の粋が感じられます。ちなみに、赤提灯は京都で造られたと聴いています。
 『宝蔵門』前から『五重塔』を望みます。
 10ミリレンズで『宝蔵門』を撮影しました。ほんの数メートル手前からの撮影ですが、全景を写すことができました。
 門をくぐると、本堂が見えてきます。
 お守りやお札の種類が豊富です。
 御洗場です。10ミリでの撮影です。見事な立像と龍とで構成されています。
 同じ映像ですが、コンパクトカメラでの写真です。

 天井には、龍の絵が描かれています。
 『本堂』の階段前です。
 『本堂』の全景です。
 『本堂』前から『宝蔵門』を見た映像です。
 『宝蔵門』に掛けられた『大わらじ』です。最初に掛けられたのは昭和16年とのことです。日支事変の戦勝祈願として奉納され、その後も奉納者の地元、山形県からほぼ10年周期で奉納が続いているとのことです。
 『宝蔵門』と『五重塔』を10ミリで撮影しました。
 『浅草寺(せんそうじ)』本堂の西にある『浅草神社(あさくさじんじゃ)』の鳥居前です。

 『浅草神社』です。江戸時代までは、寺と神社は一体として運営されていましたが、明治になって、強制的に(政治的に)分離させられました。
 『本堂』の東側(右側)を行く地、『花やしき通り』に入ります。

 おそらく、日本でも最も狭い商業遊園地でしょうね。『花屋敷』の入り口です。
 『花屋敷』前を西に進むと、『ひさご通り』という、いかにも下町風の商店街があります。
 『ひさご通り』の中央部に、『台東区立江戸下町伝統工芸館』があります。残念ながら館内撮影は禁止なので、映像はありませんが、台東区の職人が造った 伝統工芸品が展示され、販売も行っています。
 優れた職人の『技』が光る作品は、一見の価値があります。浅草に行かれたのなら、ぜひ、入ってみることをお勧めします。
 『浅草六区』と言えば、多くのボードビリヤンを排出した娯楽演芸の聖地です。映画館で上映しているのは、現代の映画ではなく、数十年も前の『なつかしの映画』でした。
 昔なつかしいスマートボール場(昭和40年代、大学生だった私は、新宿のスマートボール場の常連でした)がまだありました。
 『六芸神』の小さな神社がありました。
『六芸』とは、『唄神(うたいがみ)』『奏神(かなでがみ)』
『話神(はなしがみ)』『戯神(おどけがみ)』
『演神(えんじがみ)』『踊神(おどりがみ)』です。
 六体の神は、それぞれモデルがいます。
『唄神:東海林太郎』『奏神:田谷力三』
『話神:古今亭志ん生』『戯神:氏名不詳の大道芸人』
『演神:榎本健一』『踊神:水の江瀧子』です。
 最近は、若手の歌舞伎役者が公演することで有名になっている『浅草公会堂』です。
 『新仲通り』を進み、『仲見世』との交差点を過ぎた南北の道を北に進みます。
 朝は9時ごろから営業している居酒屋『ニュー浅草』です。お客はお年寄りが多く、何時行っても混んでいます。それもそのはず、安くて旨い。まあ、 お客が多く、繁盛しているからできる商法でしょう。


 『ニュー浅草』の前を通り、『伝宝院通り』を越える路地の左側に、『江戸染め手ぬぐい』の名店『ふじ屋』があります。
 ハンケチでは小さすぎると感じている私は、若いころから、持ち歩くのはこの『ふじ屋』で買った手ぬぐいか、芸人や俳優からいただいた名入りの手ぬぐいです。

 今、浅草が見直されていますね。ある程度の年齢の人はもちろん、若い人にも楽しい街になりつつあります。

 若い人にとっては、日本の古来からの感覚が、古さではなく、むしろ新しさに感じるのでしょう。嬉しいことと思っています。

写真撮影日:2008年2月23日/3月1日


hpmanager@albsasa.com Albert 佐々木