気ままにそぞろ歩き
上野東照宮

(東京都台東区)


掲載日:2008年12月6日

 上野公園内にある、徳川家康を祀る『上野東照宮』に行ってきました。

 この神社の略歴によると、寛永4年(1627年)に、藤堂高虎が、徳川家康を追慕するために自らの敷地内に創建したのが始まりだそうです。

 よって、正保2年(1645年)に、朝廷が家康に宮号を贈り正式に神となった後に造営された『東照宮』よりも古く、系列がまったく異なることから、あえて『上野東照宮』と呼ばれています。

 神社の社伝によれば、元和2年(1616年)、危篤の家康から自分の魂が末永く鎮まる所を作ってほしいと高虎と天海に遺言されたとのことです。

 現在の社殿は、慶安4年(1651年)に家康の孫である徳川家光が改築したものです。

 徳川家光は、日光に、現在の東照宮を造ると共に、それまであった小規模な日光の東照宮を、徳川氏発祥の地である群馬県の太田市世良田に移築し、それらに加え、 江戸の地にあるこの東照宮も整備をしたのでしょう。


 上野公園中央部の噴水前の広場から、西側のところに、東照宮への参道の入り口の鳥居があります。

 上野東照宮入り口の門です。


 門の内側には、いかにも江戸趣味の札が貼られていました。

 参道を進み、いよいよ、境内への入り口です。

 入り口の鉄門を過ぎると、右手には能舞台があります。

 能舞台の反対側には水屋があります。

 大きく立派な狛犬です。

 普通の神社の狛犬よりも数倍の大きさでしょうか。

 石碑のようですが、立派な屋根が付けられています。何なのでしょうか。調べてみるつもりです。

 社殿の正面です。それほど大きくはありませんが、実に立派な造りです。

 社殿の左側、お守りやおみくじの売り場になっています。

 社殿の右側にはトイレがあります。


 おそらく、江戸時代は、こんな規模ではなかったと思いますが、現代の東京です。敷地が狭いこともあり、写真の数はあまり多くはありません。

 もっとも、付属する施設として『ぼたん園』などもあるとのことです。

写真撮影日:2008年11月22日


hpmanager@albsasa.com Albert 佐々木