氷川神社(ひかわじんじゃ)は、埼玉県さいたま市大宮区高鼻町一丁目にある神社です。各地にある氷川神社の総本社とされています。
そもそも大宮の地名は、氷川神社を「大いなる宮居」すなわち「大宮」と称えたことに由来しているそうです。
武州六大明神の一つとされ、他の氷川神社と区別するために「大宮氷川神社」とも呼ばれており、主祭神は、須佐之男命・奇稲田姫命・大己貴命です。 明治以後は国都が武蔵国に設置された事から、四方拝などの宮中祭祀の対象に加えられるなど、皇室からも重んじられた神社でした。 実は、中学生の頃から、大学を卒業して就職するまで、この氷川神社の近く、東武線の「大宮公園」駅近くに住んでいました。 なつかしさもあり、数十年ぶりに、訪れてみました。 |
大宮駅の東口を出て、まっすぐに進むと、北に向かって氷川神社の参道に行き当たります。 |
二つ目の赤鳥居をくぐり、境内に入ります。 |
入って左側です。珍しく、駐車が可能です。 |
右側には、寄進されて建てられたのでしょう、いくつかの能舞台が建てられています。 |
境内には、各種の神を祀った社殿が建てられています。 |
境内奥の左側の建物です。何に使われているのかは不明ですが、大きな建物です。 |
境内右側のお守りやおみくじの売り場です。 |
社殿に入る大きな門です。 |
社殿前にも能舞台のような建物がありました。 |
赤い色が塗られた屋根に覆われているのは、水場と思われます。 |
真紅の本社殿です。 |
社殿の裏、右側には、日本庭園がありました。 |
社殿の北側は、大宮公園になっています。ここは、サッカー場です。かつて、東京オリンピックが開催された時、このサッカー場が埼玉の会場となりました。 開会式には市内の中学校から、男子の生徒が集められ、マスゲームをしました。私の、その内の一人でした。 |
大宮公園内の遊園地です。観覧車やぐるぐる廻る飛行機の形をした乗り物があります。住んでいた当時は、さすがに中学生以上でしたから、乗りませんでしたが、 当時から、これらの乗り物がありました。30年以上の変わっていない大宮公園です。 |
水鳥が遊ぶ、かなり大きな池です。暖かい頃は、ボート遊びもできるはずです。 |
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池の北には、県立の『歴史と民俗の博物館』があります。 |
驚くほど立派な施設です。展示内容も充実していました。 |
入り口を入ってすぐの古代の民家の模型です。 |
公園に面した建物の裏庭には、ちょうど私の子供の頃の風情の庭が造られています。 |
30年以上も前、毎日のように歩いた大宮公園と氷川神社は、細かな整備や変更はされていますが、全体的には、過去の記憶そのままに、今もありました。
古くからのものを、そのまま残そうとする市民の気持ちが感じられました。
また、さいたま市は、大きな市であるからとは思いますが、すばらしい歴史民俗博物館には驚かされました。大宮の、地域の暮らしを記録として残そうとする 気持ちが、市民の間にも高いのでしょう。 それに比べ、現在住んでいる群馬県の市には、民俗博物館どころか、普通の博物館すらない。まったく思想の感じられない形だけの図書館しか無い。文化を愛する心が、行政にも市民にも無いのでしょう。悲しい限りです。 大宮、いえ、さいたま市民は幸せですね。 写真撮影日:2008年11月23日
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