気ままにそぞろ歩き
広い庭園を持つ「毛越寺」

(岩手県平泉町)


掲載日:2009年7月24日

 河童連邦共和国河童サミット終了後の二日目、前日の中尊寺に続き、平泉の古刹である毛越寺(もうつうじ)に行きました。

 嘉祥三年(950)、慈覚大師がこのあたりを通りかかった時、一面の霧に覆われ、進むことができなくなってしまったのだそうです。

 そのとき、足元を見ると、白鹿の毛が地面に点々と落ちていました。その毛をたどって行くと、一頭の白鹿がうずくまっています。大師が近づくと、その白鹿が消え去り、変わりに白髪の老人が現れ、この地を霊場にせよと告げたのだそうです。

 大師は、薬師如来のお告げであると理解し、この地に堂を建立し、嘉祥寺としました。

 その後、毛越寺が建てられ、嘉祥寺はその内部に取り込まれたのですが、現在は跡が残っているだけです。

 この寺の特徴は、区御代名敷地を持ち、巨大な池を持つ庭園があることです。


 毛越寺の入り口です。拝観料を支払って中に入ります。


 かつての伽藍の復元図です。中世の典型的な様式であったことが解ります。

 いる愚痴を入ってすぐ、広い境内です。右側に土産物三瀬があります。

 入ってすぐ左側には、宝物館があります。

 境内の左側には建物が並んでいます。

 右側には、水屋があります。

 同じく右、奥に進むと、芭蕉の句碑があります。芭蕉は、ここで、有名な句を読みました。『夏草や 兵(つわもの)どもが 夢の跡』

 句碑の奥から右に曲がると池のある庭園です。


 本堂を右横から撮影しました。

 本堂正面です。中では、座禅をしています。

 ちょうど、修学旅行なのでしょう、大勢の高校生の団体が本殿に入るところです。

 本殿の裏側にトイレがあります。


 本殿を右裏側から撮影しました。

 本殿の右隣の池、その北側に開山堂があります。

 開山堂の内部です。

 非常に珍しいのですが、ログハウスの造り方と似ています。

 本堂から開山堂を経て、池の周囲を廻り、南側(敷地の南東)には、常行堂があります。正月二十にh氏には、この堂で「延年」の舞が奉納されるのだそうです。

 堂の内部です。



 常行堂の左側に安置されている地蔵です。

 堂の右側には、鐘楼があります。

 入り口の左側に、広い駐車場があります。

 トイレや、休息施設もあります。
 敷地の東側、全体の3分の2の面積が池のある庭園になっています

 また北側には、菖蒲園があります。季節がまだ少し早かったので、花の数は多くはありませんでしたが、それでも、各種の品種の菖蒲が美しく咲いていました。

 初夏の新緑の公園です。お天気が晴天とは言えず、すこし曇っていましたが、それがかえって緑を美しく見せていました。

 特にコメントをすることも無いと思いますので、なにも書かないことにします。美しさを味わってください。























写真撮影日:2009年6月16日


hpmanager@albsasa.com Albert 佐々木