鎌倉五山の内の第三位のお寺です。
源頼朝没後、妻であった北条政子が、臨済宗を日本に伝えた『明菴栄西』を開祖に迎えて開山したのが、この『寿福寺』です。 寺の背後の墓地には、北条政子とその息子、源実朝の墓があります。 なお、このお寺は、観光客を嫌い、一般公開はされていないようですが、この日は、お正月であることから、特別に門が開けられ、本堂まで入ることができました。 |
正門を右側から撮影しました。 |
正門(参道の入り口門)です。 |
門の額です。 |
良く手入れのされた長い参道です。 |
本堂の入り口の門です。 |
境内に入りました。小さなお寺です。観光地ではないので、参拝料は不要です。 |
小さいですが、良く手入れのされた本堂です。 |
境内の右手に、鐘楼があります。 |
本堂の右手が庫裏です。 |
本堂を、少し離れてから広角レンズで撮影しました。 |
境内の内側から門です。 |
本堂の屋根の頂部です。紋が入っています。北条の家紋なのでしょうか。 |
境内を出て、鐘楼を裏側から撮影しました。 |
境内門の額です。 |
寺の裏の山が墓地になっています。鎌倉独特の山に洞窟を掘っての墓地が多数ありました。 |
まだ使われていない(昔は使われていた?)洞窟もあります。。 |
北条政子と源実朝と説明プレートが下がっている崖の穴です。 |
内部に安置されているの石塔です。 |
こちらは、北条政子一人の墓地のようです。 |
墓石です。 |
墓地の途中に、なにやら大きな階段を見つけました。 |
途中の踊場には、墓地に似つかわしくない、ウサギのレリーフがあります。 |
踊場を左に上ると平地があります。 |
立派な墓地です。墓標には『デベッカ家』と彫られています。あきらかにキリスト教式の墓標です。 墓標の名前も日本人のものではありません。外国人のお墓なのでしょう。 |
ただし、おそらく、数十年かそれ以上も、手入れをしたような形跡はありません。石の祭壇らしきものも、風化して朽ちつつあります。 |
遠い昔に、異国の日本で没した(その当時は裕福だったのでしょう)人のお墓なのでしょうけれど、今はだれも面倒を見ていないのでしょうね。 |
鎌倉五山一位の建長寺、二位の円覚寺が、広大な敷地を持つ寺だったので、この三位の寺も、大きいと思って行っていました。しかし、ごく普通のお寺と変らない規模の寺だったので驚きました。
しかし、良く手入れがされた気持ちの良い境内と、古い墓地はさすがです。 写真撮影日:2010年1月10日
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