気ままにそぞろ歩き
鎌倉五山 第三位「寿福寺」

(神奈川県鎌倉市)


掲載日:2010年1月29日

 鎌倉五山の内の第三位のお寺です。

 源頼朝没後、妻であった北条政子が、臨済宗を日本に伝えた『明菴栄西』を開祖に迎えて開山したのが、この『寿福寺』です。

 寺の背後の墓地には、北条政子とその息子、源実朝の墓があります。

 なお、このお寺は、観光客を嫌い、一般公開はされていないようですが、この日は、お正月であることから、特別に門が開けられ、本堂まで入ることができました。


 正門を右側から撮影しました。

 正門(参道の入り口門)です。

 門の額です。

 良く手入れのされた長い参道です。

 本堂の入り口の門です。

 境内に入りました。小さなお寺です。観光地ではないので、参拝料は不要です。

 小さいですが、良く手入れのされた本堂です。

 境内の右手に、鐘楼があります。

 本堂の右手が庫裏です。

 本堂を、少し離れてから広角レンズで撮影しました。

 境内の内側から門です。


 本堂の屋根の頂部です。紋が入っています。北条の家紋なのでしょうか。

 境内を出て、鐘楼を裏側から撮影しました。

 境内門の額です。

 寺の裏の山が墓地になっています。鎌倉独特の山に洞窟を掘っての墓地が多数ありました。

 まだ使われていない(昔は使われていた?)洞窟もあります。。

 北条政子と源実朝と説明プレートが下がっている崖の穴です。

 内部に安置されているの石塔です。

 こちらは、北条政子一人の墓地のようです。

 墓石です。

 墓地の途中に、なにやら大きな階段を見つけました。

 途中の踊場には、墓地に似つかわしくない、ウサギのレリーフがあります。

 踊場を左に上ると平地があります。

 立派な墓地です。墓標には『デベッカ家』と彫られています。あきらかにキリスト教式の墓標です。
 墓標の名前も日本人のものではありません。外国人のお墓なのでしょう。

 ただし、おそらく、数十年かそれ以上も、手入れをしたような形跡はありません。石の祭壇らしきものも、風化して朽ちつつあります。

 遠い昔に、異国の日本で没した(その当時は裕福だったのでしょう)人のお墓なのでしょうけれど、今はだれも面倒を見ていないのでしょうね。


 鎌倉五山一位の建長寺、二位の円覚寺が、広大な敷地を持つ寺だったので、この三位の寺も、大きいと思って行っていました。しかし、ごく普通のお寺と変らない規模の寺だったので驚きました。

 しかし、良く手入れがされた気持ちの良い境内と、古い墓地はさすがです。


写真撮影日:2010年1月10日


hpmanager@albsasa.com Albert 佐々木