香港四方山話(2003年10〜12月)




香港・中国での車の運転  2003/12/25
 仕事ばかりでなく、旅行でも、ひんぱんに海外に行く人が増えてきています。 ツアーなどで、現地での交通機関が確保されていれば良いのですが、仕事や自由 旅行では、自分で確保しなければならず、そんなときにはレンタカーが便利です。 ただ、そこで問題になるのが運転免許です。

 香港の運転免許、試験免除で広東省でも
 広東省政府と特区政府は、2004年1月1日より普通自動車と自動二輪の 運転免許について試験免除で相互に通用させることを決めた。
 指定車種の運転免許を香港(または広東省)で取得した人は広東省(または 香港)での年齢や身体条件に合えば試験免除で同種免許を取得できる。
 だが、中国本土では自動車が右側通行、香港では左側通行の違いがあるほか 交通法規や標識も異なるため、運輸署では広東省の交通ルールを解説した資 料を用意して、免許申請者に学習を義務づける方針だ。
                日刊香港ポスト2003年12月24日より

 国際免許の仕組みに加盟している国の間では、日本で発行された国際免許証で 運転ができます。私もそれを使い、タイで車を借りて自分で運転して遺跡を見て まわりました。

 そんな、条約に加盟している国は問題がありませんが、加盟していない国で運 転をしようと思ったら、その国で、その国の言葉で、運転免許試験を受け、合格 しなければなりません。英語圏の国ならばまだしも、その他の言語の国となると、 これは、普通の日本人にとっては、とてつもなく高い壁です。

 そして、いまや、相互依存関係が強まり、日本にとって最も近い国になりつつ ある中国では、この国際免許証が通用しません。中国人と同じ中国語での運転免 許試験に合格しなければ、中国では運転ができなかったのですが……。

 香港は国際免許に加盟しています。日本発行の国際免許証で運転ができますし、 領事館で運転免許証の証明書を発行してもらえば、香港の正式な免許書も受ける ことができます。

 と、いうことは……。

 日本から香港に行き、日本の運転免許を根拠に香港の運転免許を取得する。次 に、香港での免許証を根拠に広東省の運転免許を申請すれば、試験免除で(実質 的に書類のみで)広東省発行の運転免許書が入手できる。広東省の運転免許証が 受けられれば、中国内のどこでも、運転ができるようになってしまう。

 理屈的には可能なような気がしますが、実際はどうなのでしょうね(^0_0^)


セントラルで花火、音楽と光のショー試演  2003/12/23
 来年の旧正月イベントは、「光と音楽のショー」なのだそうです。

 そのリハーサルなのでしょうね、試演が20日に無事に行われたそうです。

 香港政府観光局(HKTB)が企画する光と音楽のショー「幻彩詠香江(ア・シンフォニー・オブ・ライツ)」の 試演が20日夜8時に行われ、夜空を花火が彩った。
 同夜は中国人民解放軍駐香港部隊ビル、中銀(香港)本店ビル、セントラルプラザ、IFCなど18カ所で ビルのライトアップに加えてレザー光線の放射や花火の打ち上げが行われた。
 このショーが正式に実演されるのは2004年1月17日から。旧正月期間に観光客を誘致する主力イベントとなることが 期待されている。
        日刊香港ポスト2003年12月22日より

 香港には6年間住みましたが、1週間以上にわたる旧正月の休暇期間は、絶好の帰国期間として毎年帰国していたので、香港の 旧正月イベントを見たことがありませんでした。

 日本に住むようになった現在です。逆に、観光客として、香港の旧正月を味わうのも良いのかな、そう思っています(^0_0^)


香港経済復活の兆し  2003/12/20
 なぜなのかは解りませんが、香港は、もうかつての繁栄を取り戻すことは絶対に無いと言い切り、ヒステリックに主張する人がいますね。 確かに、これまでのように、閉ざされた中国の、世界に向けての窓としての香港はその使命を終えつつあるとは思いますが、それだけが 香港のファンクションではありませんね。製造拠点としての日本が、その地位を中国に奪われたからといって、日本がもう終わりと言い切れる人なんていないはず。 香港も同じです。

 まあ、そんな病的な主張をする人は認めないでしょうけれど、香港ポストに、香港経済復活の兆しに関する報道が二つ掲載されていました。

香港企業37%、3カ月内の増員予定
 香港企業を対象にした調査で、3カ月以内に増員を予定している企業が37%に上り、 半年前の同23%を大きく上回った。
 18日付『星島日報』によると、この調査は人材コンサルティング会社が500社に アンケートを実施。増員の予定がある企業の業種は会計金融、コンサルタントが 41%と最も高く、消費関連でも37%が増員を予定していた。
 全体として33%が来年度の昇級を検討しており、減給の可能性を示したのは 0.5%だった。

失業率7.5%に大幅改善
 統計処は18日、2003年9―11月の失業率を7.5%(速報値)と発表した。
 前月発表より0.5ポイント減って大幅に改善し、今年1―4月と同じ水準に戻った。
 労働人口は2600人減って348万2000人(同)、失業者数は1万8000人減って 26万4000人(同)。不完全就業率は前月発表の3.5%から0.1ポイント下がって3.4 %となった。

     日刊香港ポスト2003年12月19日より

 失業率は、日本の5%前後と比べて高いように思えるかもしれませんが、そもそも、終身雇用制がなく雇用が流動化している社会ですし、 男女完全雇用均等社会、女性が働くためのサポート役としてのメイド制度が完備している香港です。夫婦が共に働いている比率は日本のそれとは桁違いです。 しかも、ぜいたく品は高い香港でも、衣食の生活必需品は日本の数分の一という社会。どちらか片方が失業していても、配偶者が働いていればなんとか生活はできる。 失業してもあわてず、じっくりと次の仕事を探す環境は、日本よりも恵まれていると思えるので、香港の失業率の数値を、そのまま日本の数値と比較することはできないと思います。 香港での失業率7.5%は、日本の5%よりも、実質的には、はるかに低い数値だと思います。

 ただし、コンサルタント会社の発表のように、人材需要が増えているのは会計金融(一般にこの職種で雇用しようとすると、香港での税理士資格などの資格保有者が条件に なる場合が多いです)や、職務経験が重視され、当然ながら広東語と英語が堪能なことが要求されるコンサルタント業ですね。この職種は、外国人、特に英語も広東語も不得意な 日本人には向かない業種ですね。まあ、消費関連も伸びているようですから、日本から香港に働きに出ている日本人は、そちらの職種ということに なると思いますが、こちらは、前者に比べて給与は圧倒的に低い業種(業種間の収入格差は、日本の常識からはちょっと想像もできないほど開きがあります)ですから、香港で働きたい若い日本人には、まだまだ陽は射してはいないようですね。


台湾でSARS陽性、香港は警戒体制  2003/12/19
 きっといつかは発症者が現れる。そう思っていたSARSですが、この冬最初の感染者は、幸いにも自然感染ではなく、人為ミスによる感染でした。

 台湾で肺炎の症状がみられる研究所スタッフから重症急性呼吸器症候群(SARS)コロナウイルスの陽性反応が 確認されたことを受け、特区政府は17日、最初の警戒級であるレベルAの体制を敷き、医院管理局は シグナルイエローを発出した。
 感染した男性は学会出席のためシンガポールを訪れた際に不調を感じており、香港の衛生署ではこの男性が 搭乗した7日の台湾―シンガポール便CI661と10日のシンガポール―台湾便CI662を利用した人で 感染の疑いを感じる人は衛生署ホットライン187ー2222へ連絡するよう呼び掛けている。
      日刊香港ポスト2003年12月18日より

 感染の元が特定できているわけでもなく、感染ルートも明確にはなっていない。そんな感染症ですから、根絶したなんてとても信じられませんね。

 必ず再流行が起こるでしょう。その時、どれだけ水際で食い止めることができるか。中国、香港、台湾にシンガポール。発症者が多かった国は、なぜか漢民族が多い国ばかりですが、 がんばって欲しいと思います。


ホテルは高稼働率  2003/12/18
 20日に香港で母校の香港支部主催クリスマスパーティがあり、出席したいと調べました。クリスマスのハイシーズンなので、 主要なホテルはすべて満室。もちろん、ツアー用のディスカウントの部屋が満室という意味であり、正規の高い料金ならば 取れるとは思いますが、そこまでしてもと、今年は諦めました。

 クリスマスのホテル稼働率90%と予測
 香港ホテル業協会は、今年のクリスマスシーズンに東南アジアや中国本土から観光客が来港し、 ホテルの平均稼働率は90%に達すると予測している。
 14日付『明報』によれば、同協会の呂尚懐・執行総幹事は11月の稼働率が90%を超えたことを挙げ、 12月も90%に達して4〜5つ星ホテルの収入は増加するとの予測を発表。
 予約状況は12月23〜27日がピークと語った。今年はクリスマスのイベントが多く、先ごろのバーゲンシーズンに 重症急性呼吸器症候群(SARS)を懸念して来港を控えた観光客の来港が見込めるという。
また『南方都市報』は先ごろ、今シーズンのクリスマスから旧正月まで期近であることから、香港を訪れる観光客は 10月1日の国慶節にかけてのゴールデンウイークより多くなるとの予測を伝えた。
              日刊香港ポスト2003年12月17日より

 行きたい時にホテルが取れないという状況は、訪問する側からしてみると、あまり嬉しいことではありませんが、 香港が好きな私にとってみれば、観光客が増え、香港経済が活性化され、住民が元気になるのは良いことです。

 しょぼくれた香港人なんて、見たくないですからね。


運気回復お守り詐欺  2003/12/13
 そもそもが、「道教」という、占い(易経)を基本とした宗教を信じている人が圧倒的に多い香港の一般市民ですから、 風水はもとひょり、占いや縁起を気にする傾向が強いことは明白な事実です。そんな、香港人の占いについての信心深さを悪用した詐欺事件が後を 経たないようです。

 信心深さにつけ込み、詐欺2件
 北角と葵涌で10日、信心深さに付け込んだ詐欺事件が2件発生した。
 11日付『りんご日報』によると、同日朝に北角で35歳の女性が3人組の女性から声を掛けられ 「あなたの家に災難が降りかかる。だがこのお守りを買えば災難を振り払える」などと言われ、 「中にお守りが入っている」という袋を現金14万ドルと5万ドル相当の宝飾品と引き換えにさせられた。 だが3人が去った後で袋の中を見ると、古新聞や果物が入っているだけだったという。
 また葵涌でも同日、68歳の女性が街頭で1人の男性から似たような手口でごく普通の機械の部品2個を 4万ドルで売り付けられた。犯人はまだ捕まっていない。
                日刊香港ポスト2003年12月12日より

 騙したのが凄腕プロの詐欺師だったとしても、道端で出会ったばかりの人に、総額で20万ドル(300万円)近くものお金を渡すでしょうか。 また、それだけの現金を手元に持っていたのでしょうか。

 ちょっと不思議な気がしますね。

 香港の銀行ATMは、普通は1日に10万ドルまでしか降ろせませんから、10万ドルは銀行で降ろしたとして、 財布の手持ち金額が4万ドル(60万円)もあったとは……。まあ、そもそもがお金持ちなので、引き出し限度など無い特別なカードを持っていたのか?

 いずれにしても、あれほど、お金にはシビアな香港人が、ころっと騙されてしまう。これはもう、騙した方の手並みがアッパレとしか 言えないのではないかなど、不謹慎にも感じてしまったコラムでした。


公園の亀  2003/12/10
 香港の公園には、水の綺麗な池があり、大小の亀が遊んでいるところが多いですね。

 九龍寨公園でコイとカメが減少
 カオルーンシティーにある九龍寨城公園(カオルーン・ウオールド・シティーパーク)の池で飼われているコイや カメの数が大幅に減少してることが市民の通報によって先ごろ発覚した。
 8日付『東方日報』によると、1995年に建設された同園内には池が3カ所あり、付近の住民も魚やカメを放していたため、 生息数は未確認だったというが、最近、高価な種類のコイやカメが居なくなったという。
             日刊香港ポスト2003年12月9日より

 個人が捕獲して自宅で飼っているということなのでしょうかね。

 私が住んでいたホンハムにも、中くらいの公園があり、大きな池には亀がたくさんいました。有料ではないだれでも無料で入れる一般の公園です。

 有料ですが、黄大仙の中の公園にも、亀はそれこそうじゃうじゃいます。香港の公園と亀は付き物のようですね。もっとも、昔は、日本の お寺の池にも亀はいました。最近はすっかり見かけなくなってしまいましたけど。

 いずれ香港も日本のように、池には亀がいなくなってしまうのでしょうか。


野生動物の来訪  2003/12/09
 多摩川に来訪したアザラシが、大人気となりました。そうです「タマちゃん」 ですね。同じ野生動物ではありますが、それが「ワニ」となると、大騒ぎになり ます。

 番禺の専門家、ワニ捕獲に来港
 元朗南生囲で発見されたワニを捕獲するため、広東省広州市番禺区からワニ の専門家10人が6日、来港した。
 捕獲を手掛けるのはワニ養殖場で15年にわたり約10万匹を育て、 『ワニの●』という異名を持つ何展●氏(30)ら。
 現場にキャンプを張り、24時間体制で捕獲に臨む。何氏は視察の際、 『ワニを見たらすぐ通報してほしい』と述べたほか、『報道陣のフラッシュ や見物客の騒音でワニが身を潜めてしまう』と市民に協力を要請した。
 7日の香港電台(RTHK)ニュースによると、7日はワニの姿を2度確認 したが捕獲できず。1度目は出現時間が短かった。2度目は捕獲圏外で見つ け、飛び込んで追いかけたが間に合わなかったという。
  【●=利ののぎへんが金】
              日刊香港ポスト2003年12月8日より

 このニュースは、しばらく前の発見報道から始まりました。報道されるにつれ、 騒ぎが大きくなったのはタマちゃんと同じですが、ニックネームをつけてもらう こともなく、かわいがられることもなく、見守るでもなく捕獲に動いているので すから、ちょっと哀れも感じますね(^ム^;)

 さてこのワニです。動物園などに飼われていたのが逃げ出したのか、それとも、 タマちゃんのように、自然動物がなんらかのルートを伝って住み着いたのか、報 道されているのかも知れませんが、情報を持っていません。まあ、南国の香港で すから、自然に流れ着いたと思いたいですね。


生活ストレス度  2003/12/05
 人間ドックを受け、その結果とアドバイスを受けるため、昨日は病院に行きま した。面接した医師は、しきりに首を傾げています。その理由は、体重が5キロ 以上も減っているのに、逆に血圧が上がっていたからです。

「普通は、体重が減ると血圧も下がるんですけどね」

 普通はそうでしょう、でも、私の場合は、過度なストレスから体重が減り、お なじ理由で血圧も上がっているのです(;_;)

 生活ストレス、香港はアジアで6位
 香港に拠点を置くリサーチ会社のポリティカル・アンド・エコノミック・リ スク・コンサルタンシーがアジア12カ国・地域で行った調査で、香港に駐 在する外国人が感じる生活ストレス指数は5.6(1〜10で10が最もス トレスが強い)で6位だった。
 指数が最高だったのはは韓国の7.1、最低はタイの3.9。日本は4.2 で10位だった。
 同調査は今年9〜10月、長期に海外に滞在する約2000人を対象に行っ たもの。
 中国が9位(指数5)であるとの結果について、調査担当者は「仕事上の制 約は少なくない半面、将来の発展に希望が持てる」と分析している。
 3日付『東方日報』が伝えた。
             日刊香港ポスト2003年12月4日より

 あくまでも、外国人が生活した場合のストレスですから、自国に暮らす場合の 比較ではありません。でも、最もストレスが高いのが韓国で、最もストレスを感 じないのがタイという結果は、納得できますし、香港がほぼ真中、日本が比較的 にストレスが少ないというのも解ります。

 ただ、中国が日本に近いポジションというのは、ちょっと不思議です。もっと も、日本人のように、好んで危険な夜間の繁華街などには出没しない、まじめな 西欧人が調査対象だったとすると、物価の安い中国ですから、生活が楽にできる という面からストレスが低いのかも知れませんがね(^ム^;)


中国女性の都市別イメージ  2003/12/02
 香港と台北と上海。なにかと比較される対象になっていますね。同じ漢民族で ありながら、体制がまったく違っている三つの都市ですから、しかたがないとは 思いますが、大きなお世話とも感じているでしょうね。

 香港人女性のセクハラ経験、30%を上回る
 米誌『リーダーズ・ダイジェスト』の調査によると、香港人女性の31%が 「性的いやがらせ(セクシャルハラスメント)を受けたことがある」という。
 これは同誌が香港、上海市、台北市の3都市で18〜55歳の女性、約15 00人に行ったアンケートの結果だ。
 3都市の中で『セクハラ』が最も多かったのは台北市の38%。次に上海市、 香港の順となった。一方、「セクハラには声を出して抗議する」答えた女 性は台北市が46%で最も高く、香港は26%、上海市はわずか16%のみ だった。11月27日付『星島日報』が伝えた。
             日刊香港ポスト2003年12月1日より

 タイトルだけを読むと、さも、香港にセクハラが多いように受け取られてしま いそうですが、実は、三都の中では最も少ないのです。

 この種の調査結果を見ていていつも思うのは、イメージと違うなということで す。まあ、私個人のイメージとの相違ですけどね(^ム^;)

 まず、私のイメージはというと……。

  香港の女性:気が強い。ただし、社会的に甘やかされている気の強さ。
  台北の女性:男性中心の社会に暮らすことから、芯は強いとしても、
          あまり表には出さない。どちらかというと日本女性に近い。
  上海の女性:気も強く芯も強い。まさに女性闘士のよう。

 でも、この調査の結果を見ると……。

  香港の女性:気が強い。権利意識も強く手ごわい存在。
  台北の女性:戦う女性のイメージ。
  上海の女性:耐える女性のイメージ。

 香港女性に関しては、イメージに相違はないのですが、台北と上海は逆転し ています。

 台北の女性が意外なくらいに強そうですし、 中国の中では最も自己主張が強 いはずの上海の女性が意外なくらいにおとなしい。上海がそんな風だったら、中 国本土女性はもっと控えめなのだろうか。

 まあ、これだけの資料では解りませんけどね(^ム^;)


不法滞在で出産する本土女性が増加  2003/11/29
 以前にもとりあげた話題ですが、自由になった香港への中国人の渡航を利用した香港での出産が社会問題になっています。

 中国本土から双程証(親せき訪問のための一次往復ビザ)で香港に入境し、 滞在期限を過ぎても香港にとどまり出産する本土女性が増えているようだ。
 保安局の調べによると、不法滞在で出産した本土女性は2000年は6442人だったが、 2002年には7300人に増え、今年1〜10月には6462人と前年同期比9.6%増加している。
 このようにして香港で生まれた新生児は、香港の総新生児数の16.5%を占めている。
              日刊香港ポスト2003年11月28日より

 裕福な中国本土の人が、医療環境が整っている香港で出産をしたいというだけのことなら、問題にはなりませんが、香港で生むことにより、 「あわよくば」子供に香港の居住権を取らせたいとの気持ちでの行動ならば問題ですね。

 確かに、居住権が認められた判例はありますが、全てのケースでの保障はされていません。

 あたかも、保障されているがごとく持ちかけ、高額の手数料を取るような、ちょうど、日本への不法就労を斡旋するような闇の組織が存在すれば問題です。

 これだけの数ということになると、単なる流行とも思えません。組織が暗躍しているのでしょうね。


ウインターフェスタ、200万人来港を予測  2003/11/26
 毎年恒例の「ウインターフェスタ」が、今年も開催されます。

 香港政府観光局(HKTB)は11月28日〜04年1月4日、香港ウインターフェスタを開催する。
 HKTBは開催期間の域外からの集客を200万人と見積もり、半数は中国本土からの観光客と予測している。
 昨年は湾仔の香港コンベンション・アンド・エキシビション・センター周辺のプロムナードが会場だったが、 今年はセントラルのスタチュースクエアに高さ33.5メートルの巨大クリスマスツリーを造り、 19〜22時まで30分ごとに光と音楽のショーを行う。
 また、セントラルのスターフェリー乗り場からスタチュースクエアまでの道は願い事を書いたカードをつるした 「ジングルベル大通り」となる。
                日刊香港ポスト2003年11月25日より

 半数の100万人が中国からの観光客との予想ですね。

 これまでは、中国語(普通語)が通じなかった香港ですが、これだけ多くの中国からの観光客が来港するようになり、香港経済も それらの観光客を無視できないほどの規模になれば、徐々に通じるようになるのでしょうね。

 また、中国語を話すと馬鹿にされる、そんな風潮も、薄れて行くでしょう。良いことですね。


道路の空気汚染対策  2003/11/21
 もともと狭い国土に加え、集中して建物が建つ香港です。中心街の通はバスな どの自動車で埋め尽くされています。その排ガスによる空気の汚染は、想像を絶 するレベルです。

 環境保護バスの導入、立法会へ条例案提出
 運輸局は路線バス各社と交渉の末、交通量の多い道路を運行する路線では環 境保護車両を導入する条例案を立法会交通事務委員会に提出することを決め た。
 19日付『東方日報』によると、条例案では空気中の浮遊粒子状物質(SP M) と二酸化ちっ素(NO2)の含有量をそれぞれ72%、12%減少で きるとみて、年内にもセントラルのクイーンズウエー、デボーロード・セン トラル、九龍のネーザンロード、コーズウェイベイの怡和道、湾仔のヘネシー ロードなどを運行するバスの70%を環境保護車両に切り替えるとの方針だ。
              日刊香港ポスト2003年11月20日より

 同じく空気を汚染させるタクシーについては、数年前から、カソリン車よりは 汚染元としての程度が軽い、ガス車の導入が進んでいます。今回はそれらに加え、 路線バスにも規制が強化されるということですね。

 むしろ対策が遅いと思われていた香港です。住民だけではなく、観光で訪問す る私達にとっても、この決定は大歓迎ですね。


露店の営業権を競売  2003/11/20
 日本では、お祭りの露店は、その筋専門の、こわいお兄さんの団体が割り振り をしているようですが(^ム^;)、香港では政府や主催団体が競売で営業権を販売し、 利益を社会福祉などに使う例が多いようです。

 大みそかの露店に35万ドル
 ビクトリア公園で旧正月前日に行われる露店の営業権競売が17日行われた。
 18日付『星島日報』によると、競売には600人が集まり、飲食店用の露 店183カ所の営業権が完売した。
 最高値が付いたのは、シュガーストリート方面出口に近い36平方メートル で始値9万2510ドルから35万ドルに達した。競り負けた参加者は第2 希望の場所を獲得した。
          日刊香港ポスト2003年11月19日より

 35万香港ドルというと、500万円以上です。大晦日だけの1日の権利とい うことは、1日でそれだけの利益が期待できるということなのでしょうか?

 露店の飲食店ですから、客単価はそれほど高いとは思えません。仮に、一つが 千円の食べ物だったとしたら、5千個売っても売上は権利金で飛んでしまう。粗 利が50%だったとしても、1万個を売らなければならない。

 狭いスペースでそれだけの客をさばくとなると……。

 採算が取れるとはとても信じられない権利金です。

 もしかすると、落札した人は、はなから利益は無視、500万円を寄付したつ もりなのかも知れないですね。


大型野生動物  2003/11/19
 北部は岩盤に覆われ大きな木すら生えない地域。南部の平地には、地面が見え ないほど舗装されたコンクリートジャンングル。そんな香港にも、大型の野生動 物が生息しているようです。

 子鹿、捕獲されショック死
 14日、新界の西貢公路に子鹿があらわれた。
 15日付『明報』によれば、このシカは香港で生息が確認されている唯一の シカ類であるインドホエジカで約1歳半のメス。
 同日朝、通行人が発見した。ところが駆け付けた漁農自然護理署の職員が犬 用の捕獲器でシカの前脚と首を押さえ込んだところ、悲鳴を挙げて数分後に 死亡したという。恐怖によるショック死とみられ、野生動物保護団体から批 判の声が上がっている。
               日刊香港ポスト2003年11月18日より

 香港にも鹿が生息しているという驚きと、ショックで死んでしまうほど気の弱 い動物だという、二つの驚きがこの記事には含まれていますね。

 なんでも食べてしまう広東人に含まれる香港人の国に生息していて、よく、捕 獲し食べられもしないで生き残っているのか。もしかすると、こんなにも気が弱 い臆病な性質だから、生き残れたのかも知れませんね。

 昔聞いたことがあります。第二次世界大戦の最中、東南アジアで孤立した部隊 では、頑強な体を持つ優秀な青年兵士ほど早く戦死したそうです。体力に自信が あるからでしょう、精神的なプレッシャーからか、勝てる見込みもなく突撃して しまって戦死する。逆に、虚弱な人ほど、じっと我慢し生き残った人が多かった とのことなのです。まあ、それが全てではないでしょうけれど。

 香港の鹿、気が弱いからこそ、生き残っているのかも知れません。

 不況下の日本企業も同じです。我慢するときは我慢することが、最後まで生き 残る知恵ともいえるのではないでしょうか。


生活騒音  2003/11/15
 ある意味では理想的な「職住隣接」な香港の生活です。街は24時間営業のお 店が多くコンビニエンス。でもその分、騒音も24時間隣接です。

 生活騒音の訴え、15%増
 香港中文大学が行った『香港の生活の質』に関する調査で、21項目のうち 13項目はやや改善が見られたが、失業率や水質、医療費の政府負担など7 項目は低下が見られ、特に生活騒音の指数は前年比14.81%減と大きく 低下した。
 13日付『明報』によると、環境保護署および香港警察が受けた騒音の苦情 は2000年が8700件、01年が1万800件、02年が1万2000 件と毎年二けた増となっており、調査を担当した研究者は「苦情のうち42 %は生活騒音に対するもので、建築騒音より多かった。不景気で市民のいら だちが募り、生活騒音への忍耐力もなくなった」と分析している。
         日刊香港ポスト2003年11月14日より

 階下が商店や事務所、上の階に住宅スペース。それが香港の普通の形です。最 近は郊外に大型のアパート群が建築されるようになっていますが、それでも、1 階には大型スーパーなど商業施設が入っているのが一般的です。

 とても便利ではありますが、寝室の窓には厚いカーテンを取り付けないと、深 夜でも窓の外は照明で明るく、駐車場を出入りする車は24時間です。騒音もし かたがないのが香港と、在住時代はあきらめていました。

 便利さを取るのか、静かな住環境を取るのか、ある意味では究極の選択かもし れませんね。これまでの香港では圧倒的に便利さを取っていたのが、変りつつあ るということなのでしょうね。

 ただ、それでは、香港の良さの一つが失われてしまうのではと、私は思ってい ます。


東アジア競技大会  2003/11/05
 まだ6年も先の話ですが、東アジア競技大会の開催地が、香港に決定したそうです。

 東アジア競技大会の招致に成功
 香港が2009年に行われる第5回東アジア競技大会の開催地に選ばれた。
 選考直前にモンゴルが立候補を取り下げ、中華台北(チャイニーズ・タイペイ)との一騎打ちとなった。
 開催地の決定を受けて3日、礼賓府(ガバメントハウス)で開かれた祝賀会では民政事務局の何志平(パトリック・ホー)局長が、 開催に向けて政府が協力を惜しまないと語った。
 3日付『明報』によると、東九龍地区に6万人を収容する大規模スタジアムを建設する計画などが推進されるもよう。  東アジア大会は4年に1度開催され、01年の第3回大会は日本・大阪で開催され、05年にはマカオでの開催が予定されている。
             日刊香港ポスト2003年11月4日より

 国際的な大きなスポーツ大会が、国の発展の起爆剤になるということは、かつての東京オリンピックでも証明されています。この東アジア競技会が、 香港にどんな変化をもたらすのでしょうか。

 2009年ならば、デズニーランドもオープンしているでしょうし、中国の急速な国際化が、香港に強い影響を与えているでしょう。

 それが、香港を、どんな風に変化させているのか。ちょっと想像ができませんね(^ム^;)


宇宙に国境はない  2003/11/04
 有人宇宙飛行をはたした中国の代表団が、香港を訪問したそうです。

 天ぷらで宇宙飛行士を歓迎
 宇宙飛行士の楊利偉氏ら、中国初の有人宇宙飛行計画代表団が香港を訪れた。
 1日付『明報』によると、初日の歓迎晩さん会では『宇宙に国境はない』と の意味を込め、各国・地域の料理が登場した。オードブルは天ぷら。続いて エスカルゴ、梅菜とナスの蒸し物、韓国カルビ焼き肉、水ギョウザ、マンゴー パンケーキなど8品が並んだという。
 1日に香港スタジアムで行われた歓迎大会では団長を務める胡世祥・副総指 揮官が『宇宙でも楊氏の心拍数は毎分80を超えることはなかったが、香港 到着の夜には80を超えていた』と来港の感激を語り、香港市民の歓迎にこ たえた。
 この大会で楊氏は映画スターのジャッキー・チェン(成龍)と共に『男児当 自強』を歌った。また香港科学館で開かれている展示会には2日間に約5万 人が訪れた。
               日刊香港ポスト2003年11月3日より

 食いしん坊の私としたら、「美味しいものに国境はない」と言いたいところで すが(^ム^;)

 宇宙には国境はありませんが、民族や宗教はあるのでしょうか。そこに人が行っ たとたん、「境」ができてしまっては元も子もないですね。

 「国境はない」と言っている中国も、今回の成功を祝う気持ちの裏には、国家 ・民族として誇る気持ちが確実にあります。

 世界中の人たちが、心から「国境はない」、そんな気持ちになるには、どれだ けの時間と歴史が必要なのでしょうね。


ハロウィーン  2003/10/30
 今日はハロウィーンですね。香港に住んでいた頃、金巴利道と交差するチャッハムウエイの飲食街では、若い男女がパーティ用のスプレーを 振りかけながら騒いでいる姿を毎年見ていました。

 ハロウィーン、蘭桂坊に入場規制
 香港警察は30、31日、ハロウィーンイベントへの人出を考慮してセントラルの蘭桂坊かいわいの入場および交通規制を行う。
 同エリアに入る際は列に並び、現場を指揮する警官の誘導に従わねばならない。
警察では「レストランを予約している人は早めに行くように」と呼び掛けている。
 また、30日18時〜翌朝6時および31日18時〜翌朝6時はウィンダムストリートとダギュラーストリートにかけての ウェリントンストリートにあるミニバス停留所が一時使用停止となり、周辺道路が一部閉鎖されるほか、 違法駐車車両はすべて予告無しでレッカー移動される。
             日刊香港ポスト2003年10月30日より

 「面白いものみっけ」のページには、ハロウィーン用品を売るミラマ商場の仮設店の写真を掲示しました。

 本来はクリクチャンではない香港人ですが、バカ騒ぎは大好き(^ム^;)。この週末も、各地で大騒ぎが深夜まで続くのでしょうね(^0_0^)


有人宇宙飛行展  2003/10/30
 世界で3番目の有人宇宙飛行を成功させた中国です。日ごろは、中国ではない、香港だと主張する香港人ですが、こんどばかりは中国人のようです(^ム^;)

 中国初の有人宇宙飛行展、1日から
 香港科学館で11月1〜4日、「中国初の有人宇宙飛行展」が開催され、本日午前6時から配布を 開始した入場整理券の獲得に市民が列をつくった。
 同展では宇宙船「神舟5号」や着陸時に使用したパラシュート、宇宙服、宇宙食のほか、ロケットの模型などが見学できる。
 入場無料。入場整理券は香港科学館のほか、香港カルチュラルセンター、香港コロシアム、香港スペースミュージアム、 クイーン・エリザベス・スタジアム、シティーホールのチケットセンターなど18カ所で配布している (1人2枚まで。無くなり次第終了)。
 案内は香港科学館ウェブサイト(http://hk.science.museum)または電話2732・3232。
         日刊香港ポスト2003年10月29日より

 日本人の私としては、ただただ、平和利用に技術を役立てて欲しい。特に、武器輸出に応用してもらっては困る。

 それだけしか、コメントのしようがありません。


サッカー日本代表チームの試合  2003/10/23
 29日に、香港で日本のユース代表チームが試合をするそうです。

 サッカー日本代表が香港で試合
 サッカーU―23日本代表が29日、香港代表と国際親善試合を行うことが決まった。
 2004年のアテネオリンピックに向けて編成された代表メンバー(23歳以下)が来港する見込み。
 試合は旺角スタジアム(MTRプリンスエドワード駅から徒歩5分)で同日20時開始予定。
 入場券は一般60ドル、全日制学生と65歳以上のシニアは20ドルで、22日から
香港フットボール協会(HKFA=九龍何文田佛光街55号、電話2712―9122)で販売する。販売時間は月〜金曜10〜18時、土曜10〜13時。
  日刊香港ポスト2003年10月22日より

 まあ、香港のチームとでは、まったく格の違う日本代表チームですから、楽勝でしょうけれど、先日も、韓国代表チームが、国際ランキングでも3桁に近いチームに 完敗したなんてことも起こっています。なにが起こるかわからない試合でもありますから、応援だけはしっかりとしましょうね。みなさま(^0_0^)


MTRディズニー線  2003/10/22
 ランタオ島に建設中の「香港ディズニーランド」観客の足となる地下鉄の新線建設も進んでいます。

 ディズニー線、05年7月1日開通
 ランタオ島を走るMTR東涌線を延長して建設される陰澳駅から、さらに香港ディズニーランドをつなぐ ペニーズベイ・リンク。地鉄公司(MTRC)によると、総工費20億ドルが費やされた同線は 2005年7月1日に開通予定で、セントラルから陰澳駅までの所要時間は約22分、陰澳駅と 香港ディズニーランド駅の2駅からなる同線は約3分になるという。
 1度の運行で最高720人、1時間に1万人を輸送可能。東涌線からの乗り継ぎには対向プラットホームに 乗り換えるだけ。陰澳駅には開閉式のホームを設置する予定だ。20日付『東方日報』が伝えた。
     日刊香港ポスト2003年10月21日より

 5年の7月ということならば、もう2年を切っていますね。一般にアウトドアでの娯楽が少ないと言われている香港の目玉になることは 間違いがないでしょう。

 ランタオ島からは、直接中国へもマカオへも行ける高速フェリーの運航も始まり、これからの香港はランタオ島の開発がキーワードに なるでしょうね。


ランタオ島の陰澳を欣澳に改名  2003/10/18
 香港デズニーランドの建設が進んでいます。オープンに向けての準備も着々と手が打たれているようです。

 ランタオ島にある陰澳の地名が「欣澳」に変更された。
 16日付『東方日報』によると、手続きを行った旅遊事務署は「陰」という字は縁起が良くないとの理由で 地名変更を申請したと説明している。
 英語名も「Yam O(ヤムオー)」から「Sunny Bay(サニーベイ)」に変更された。
 ディズニーランドへのアクセス手段となるMTRペニーズベイ・レールリンクの発着駅となる「陰澳駅」は 「欣澳(サニーベイ)駅」になる。これまで縁起が悪いとの理由で変更された地名には「調景嶺(旧・吊景嶺)」や 「楽富(旧・老虎岩)」などがある。
         日刊香港ポスト2003年10月17日より

 香港は狭い国ですが、まだまだ、意外に思われるほど空き地があります。

 そもそもが岩盤が多い地域ですから、開発や建築には向かない土地だったことから、そんな土地は手付かず。 狭い海岸べりの土地に人が密集して住んでいるのがこれまでの香港だったのです。

 そんな香港ですが、ようやく、新界やランタオ島の開発が始まったということですね。

 これからの香港が、どんな風に変わってゆくのか、楽しみです。


防犯措置  2003/10/17
 治安の良い国の代表が日本、少なくともこれまでの日本人はそう信じていまし た。しかし実態は、犯罪の発生率も検挙率も、けして世界のトップクラスではな い。犯罪の発生率は香港よりも高い日本です。

 郵便局カウンターに防犯用のガラス
 郵政署ではカウンターに防犯を目的としたガラスの仕切りを取り付けること を決めた。
 仕切りの設置は2000年に郵便局で公共料金の支払いを受け付ける『郵● 通』サービスが開始され、今年9月25日に大埔郵便局で現金11万ドルが 強奪された事件が起きたのがきっかけ。
 15日付『明報』によれば、香港域内の129カ所の郵便局のうちカウンター に仕切りがない38カ所を優先し、数カ月以内に設置を完了する見込み。
 利用者と職員の間をガラスで仕切るほか、隣合わせの窓口も現金の受け渡し をできない構造になる。また保管する金額が一定額を超えた場合は警備会社 がすみやかに回収するなどの措置も取られる。【●=激のさんずいが糸へん】
          日刊香港ポスト2003年10月16日より

 香港の質屋の造りは独特です。品物を受け渡しするカウンターが、客の目線ほ ども高い位置にあるのです。店員は、客を見下ろして応対します。これも、防犯 対策としての古くからの知恵なのでしょう。

 また、銀行や宝飾店などには、ショットガンを持った警備員(インド人などの ベレー帽をかぶった外部隊の服装をしていることが多い)が立っています。

 そんなことを考えると、日本はちょっと無防備過ぎるかも知れませんね。そん なことが、小口の金銭を貸すローン会社などが、簡単に押し入られる事件も起き ています。

 危機管理のための防衛策を強化する。必要とは思いますが、反面、そんな社会 は嫌ですね(^ム^;)


ローリングストーンズ公演  2003/10/16
 ローリングストーンズの公演が、二転三転しています。

 ストーンズ香港公演、予定通りチケット発売
 米ロックスター、ローリング・ストーンズが香港で行われる「ハーバーフェスト2003」への参加を表明した。
 特区政府はイベントを主催する香港米国商工会議所と確認の上、当初の予定通り公演が行われ、 チケットを15日午前10時に発売することを発表した。
 ストーンズの公演は「高額でオファーされ、損失は財政から補てんされる」との報道から批判が高まり、 特区政府は11日に「招致をとりやめた」と発表した。だが14日の香港電台(RTHK)ニュースによると、 ストーンズ側は「すでに手付金を受け取り、契約書にサインした。香港で11月に公演する」とコメントしたことを ロイターが伝え、特区政府が再度、香港米国商工会議所に事情を確認した。
           日刊香港ポスト2003年10月15日より

 決定が合理的で早い。香港政府の行政の特徴の一つですが、その決定が簡単にくつがえってしまうのも香港式(^ム^;)

 あいかわらずのドタバタを見せてくれたといってしまえばそれだけのことですけどね。

 今や老境の年齢に達しているはずの「ローリングストーンズ」です、どんな演奏をするのでしょうか。ちょっと興味が湧きますね。


日本惨敗  2003/10/15
 なんどかお伝えした香港の国際花火大会ですが、残念ながら日本チームは優勝 できなかったとのことです。

 花火大会、イタリアチームが優勝
 ビクトリア湾を舞台に5、12日に行われた国際花火大会『香港国際ミュー ジック&ファイヤーワークス競技会』の結果、オペラ音楽に乗せて花火を打 ち上げたイタリアチームが優勝した。
 香港政府観光局(HKTB)によると、香港とイタリアが出演した5日の人 出は約45万人。日本と米国が出演した12日は約30万人だった。このほ かテレビ放映などを通じて全世界で2億2000万人以上が観賞したとHK TBは推算している。
            日刊香港ポスト2003年10月14日より

 イタリアの花火とは、あまり聞いたことがない私ですが、音楽と花火との競演 というテーマだったら、音楽的には世界のメジャーであるイタリアが有利だった のでしょうね。

 それにしても、打上には音が付き物、音楽とどのようにマッチングさせたので しょうか。

 開催された日、一度は出張予定が入り、見られるかと期待したのですが行けま せんでした。見てみたかった。いまさらですけどね(^ム^;)


香港中国の新聞記事  2003/10/10
 香港に在住の中国語が堪能の後輩が、香港と中国の新聞を翻訳して掲載するホームページを創りました。

 三面記事が中心、けっこう面白いので、見てあげてくださいね。

 ただし、香港らしく、流血写真まで載っているので、気の弱い方には……(^ム^;)

 http://p20.aaacafe.ne.jp/~baxian/


来週は寒そうです  2003/10/10
 小連休の来週です。数泊でも充分に楽しめる香港旅行を計画している方も多いと思います。

 香港天文台の予報によると、来週は週明けから急激に冷え込み、最高気温が20〜21℃に下がるという。
 8日付『りんご日報』によると、湿気を伴った偏東風が今週末にかけて華南地域を覆い、雨模様の多いぐず ついた天気になるという。
 12日の日中は天気が回復するものの、夜間に再び雨模様となる。その後、東北の季節風の影響を受け、 来週初めにかけて冷え込むと予測されている。
              日刊香港ポスト2003年10月9日より

 暖かいというイメージの香港ですが、住んでみると、意外なほど暑くは無く、冬はむしろ寒いと感じます。

 一般的には、暖房設備が無いことも寒く感じる要因でしょうね。私は電気ストーブを寝室で使っていたり、 居間では、夕食を鍋にして、ガスコンロの熱で温めたりしていました。

 ただ、極端な寒さではないので、薄い肌着を1枚追加する程度で充分対応できます。これからの季節、香港を旅行される 方には、1枚多く衣料品を旅行鞄に入れておくことをお勧めします。


ユーミンが来た  2003/10/09
 香港公園のため、ユーミンこと が、すでに香港入っているそうです。

 ユーミン来港「香港で会いましょう」
 ユーミンこと松任谷由実が7日、香港公演のため来港し、香港政府観光局(HKTB)の周梁淑怡(セリーナ・チョウ)主席を 訪問した。
 HKTBのコマーシャルにジャッキー・チェン(成龍)と共に出演するなど、香港の観光PRに一役買っているユーミン。
 「香港で好きな場所は?」との質問に「印象に残っているのは撮影で訪れた中国銀行(香港本店ビル)の屋上です。
香港で会いましょうというテーマにふさわしく、町が見下ろせ、香港が凝縮されている場所だと思います」とコメント。
 また公演を数日後に控えた心境を「緊張していますが、楽しみです」と語った。
 ユーミンは10、11日に香港コロシアムでコンサート「ユーミンスペクタクル シャングリラ2 〜氷の惑星」を行う。
  日刊香港ポスト2003年10月8日より

 狭いようで広い日本では、お気に入りの歌手やタレントの公演でも、気軽には見に行けない。宿泊場所の心配からしなければなりませんからね。

 それにくらべ、箱庭国家の香港は便利です。

 ということに気が付いたのは、帰国してからのこと(^ム^;)

 香港在住時代に、なんで見に行っておかなかったかと、今になっては悔しいおもいです。

 香港在住のみなさま。気軽に見に行ける、これって、特権の一つですよ。


尖沙咀の時計台  2003/10/08
 尖沙咀の南端、スターフェリーターミナル近くの公園にある時計台ですが、一般公開が一時停止されるとのことです。

 チムサーチョイ時計台、一時閉鎖
 チムサーチョイのスターフェリー乗り場横にある時計台が補修のため一時閉鎖 される。これに伴い2001年9月から実施されていた一般公開も10月5日〜 12月7日はとりやめとなる。
 この時計台は元九龍駅として使われた建物の一部で1915年に落成。90年 に史蹟に指定された。
        日刊香港ポスト2003年10月7日より

 この時計台は、よく目立つところにあることから、知ってはいますが、たまたまなのでしょうけれど、公開されている 時に行ったことがない(^ム^;)

 なぜか、たまたま、あのあたりに行っていて時間が余り、見てみようと思ってゆくと、なんだかんだと閉鎖されていました。

 まあ、古くていつ壊れても不思議ではない建物ですから、この際、しっかりと補修してもらって公開して欲しいものですね。


ゴミ捨てとゴミ箱  2003/10/07
 鳴り物入りで始まった香港国際花火大会の、1日目が5日に終わり、次は日本 代表が参加する12日です。その香港から、ゴミの話題が届いています。

 花火競技会に観衆29万人
 香港政府観光局(HKTB)が主催する香港国際ミュージック&ファイヤー ワークス競技会が5日夜、ビクトリア湾で行われ、同夜は香港チームとイタ リアチームが花火を打ち上げた。
 12日(日)には日本チームと米国チームが花火を披露する。
6日付『明報』によると、5日夜の観衆は29万人に上った。また特区政府 の発表では、打ち上げ終了後30分間にチムサーチョイの香港カルチュラル センターで回収されたゴミは1.5トン。うち0.3トンはゴミ箱に入れず 地上に放置されていた。
 政府は花火大会に向けてゴミ箱110個を設置し、約100人のボランティ アがゴミの適切な処理を呼び掛けたという。
             日刊香港ポスト2003年10月6日より

 他のページに、香港ではいたるところにゴミ箱が設置されていると書きました。そして、それなのに、 路上にはゴミがあふれているとも。

 今回の花火大会です。これが、日本だったらどうだったのでしょう。

 テロ対策もあり、ゴミ箱は設置されず、「ゴミは持ち帰ろう」そんなキャンペー ンが展開されたでしょうね。それがなぜ、香港ではできないのか?

 山を聖地のように思っているはずの、素人では上れないような山に登るトップ クラスの山男達でさえ、登山中に出たゴミを放置している。山を掃除するキャン ペーンも実施されています。

 ゴミを周辺に捨てる行為。それは、日本的感覚ならば、モラルの欠如なのです が、そう思わない文化もあるということなのでしょうか。ただ、人は、根本的に は綺麗好きなはず。地味な努力でも、街をきれいにする活動を続けてゆけば、徐々 にではあっても、意識は変る。信じたいですね。


観光客が増えている  2003/10/06
 SARS発生以来、ほぼ半年間経った香港です。一時は大きく落ち込む観光客の影響から、失業率も上がり、 意気消沈していましたが、中国本土からの観光客増を契機に、観光客は戻ってきているようです。

 8月の来港者数、前年より9.6%増加
 香港政府観光局(HKTB)が9月30日に発表した2003年8月の 観光統計によると、同月の来港者数は164万4878人で前年同月比9. 6%増となった。
 重症急性呼吸器症候群(SARS)の流行により、来港者数は4月に同 64.8%減、5月に同67.9%減と大きく前年を下回っていたが、 6月に38.2%減、7月に5.6%減と回復に向かっており、8月によ うやくプラスに転じた。
 増加幅が大きかったのは中国本土からの来港者数で43.4%増。日本 からの来港者数は7万7871人で前年同月比36.2%減とマイナスを 続けている。
       日刊香港ポスト2003年10月3日より

 昨年同期比でも10%近くの増加とは驚くほどですね。日本からの観光客はまだまだ回復していない ようですが、近々香港に遊びに行く、そんな行く計画を持っている人の噂も聴くようになってきています。

 元気な香港は、もうすぐ近くまできているようですね(^0_0^)


国際花火大会  2003/10/01
 以前にもお知らせした国際花火大会の日程が、正式に決まりました。

 花火大会、日本チームは12日20時から

 ビクトリア湾を舞台に行われる「香港国際煙火音楽匯演(インターナショナル ・ミュージカル・ファイヤワークス・コンペティション)」の日程が決まった。

 10月1日には国慶節(中国の建国記念日)を祝う花火大会が午後9時から15 分間行われた後、引き続いて9時23分まで4チームが出演する。

 5日は8時0〜10分まで香港チーム、8時11〜21分がイタリアチーム、

 12日は8時0〜10分まで日本チーム、8時11〜21分が米国チームが花火を打ち上 げる。日本チームは四季折々の風情を表現する。
         日刊香港ポスト2003年9月30日より

 この日程、実に残念なのです。

 12日の日曜日に香港に入り、その日は宿泊するだけ、翌日から香港で仕事の予定でした。

 12日の夜はひま、この花火大会は絶好の暇つぶしだたのですが……。

 同行者の都合から、翌日の13日出発になりそうなのです(;_;)

 香港在住のみなさま、楽しんでくださいね。




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hpmanager2@albsasa.com Albert 佐々木