香港四方山話(2004年7〜12月)

 スリにご注意  2004/12/26
 スリ事件が発生するのはショッピングセンターが多く、被害者は若い女性が大半なのだそうです。

 スリ被害、買い物中の若い女性が大半
 香港警察ではクリスマスから正月にかけて、スリ対策を強化する。
 23日付『明報』によると、買い物客でにぎわう旺角ではスリ被害の約20%がショッピングセンターで発生しており、 私服の婦警が巡回を強化している。
 スリは男1人に女2〜3人のグループで観光客を装い、買い物客のすきをうかがって犯行に及ぶケースが多いといい、 被害者の4〜5割が買い物中の若い女性。
 警察では、手荷物に留意してバッグは体の前に、携帯電話は衣類のポケットに入れるよう呼び掛けている。
      日刊香港ポスト2004年12月24日より

 買い物に熱中するからなのでしょうね。注意が散漫になっているのでしょう。

 楽しい旅行だったはずでも、被害者になったらそんな気分も一転させられてしまう。充分な上にも充分な注意が必要です。


 正月限定「花火観賞クルーズ」  2004/12/19
 香港のお正月は旧正月、その最大のイベントが花火大会です。

 このイベントに合わせ、パンダツアーでは、船の中から花火を鑑賞する特別ツアーを開催します。

 日本語定期観光 

 月日:2月10日

 旅程:

 19:00 北角埠頭

 19:30 ホンハム埠頭 ――― ビクトリア湾から花火観賞

 22:00 各埠頭

 参加費用:大人 HK$380

 詳しくはパンダバスのホームページか、下をクリクしてください。

   花火観光クルーズ

 香港の大規模な花火大会は、ビクトリア灣を使い洋上で打ち上げられます。

 周囲が水であるところから、平地とは違い、大胆な仕掛けが可能です。それは見事な花火を鑑賞することができますよ。

 この期間に香港を旅する方なら、見逃せないオプションツアーですね。


 香港政府がクリスマスカードサービス  2004/12/18
 香港政府が、恒例のクリスマスカードサービスを開始しました。

 電子クリスマスカード、政府が無料提供
 特区政府は16日、無料で利用できる電子メール用クリスマスカードをウェブサイト http://ecard.info.gov.hk上で提供している。
 ビクトリア湾が昼から夜に変わってネオンがまたたくデザイン、サンタクロースがモミの木を育てるアニメーションなど5種類。
 今年話題になった子ワニ「貝貝(プイプイ)」をテーマにしたものもある。
       日刊香港ポスト2004年12月17日より

 香港政府のこのクリスマスカードを最初に知ったのはもう5・6年も前でした。香港勤務時代です。
 部下の女性スタッフが贈ってくれたのがそれを知るきっかけでした。
 もっとも、かなりサイズの大きなファイルが送られるため、まだサーバーの容量が少なかった時代だったこともあり、 会社の同僚十数名にに贈ったところ、システム部門からクレームがありました(^ム^;)
 まあ、今とは違い、一人あたりの容量がすくなかった頃なのでしかたがないですけどね。



 ウインターフェスト  2004/12/12
 香港恒例のウインターフエストは、今が真っ盛りです。

 ウインターフェスト、日本人合唱団が出演
 香港政府観光局(HKTB)が主催するクリスマスシーズンの観光キャンペーン 「香港繽紛冬日節(ホンコン・ウインターフェスト)」に香港日本人倶楽部合唱団が参加する。
 場所はセントラルの皇后像広場(スタチュースクエア)に作られた特設会場で、 女声合唱が11日(土)20時15〜35分、男声合唱が19日(日)20時15〜45分に出演を予定。
 クリスマスにちなんだ曲や日本の唱歌などを歌う(時間や演目は予告なく変更される場合もある)。
 ウインターフェストは1月2日まで各種イベントが企画される。
            日刊香港ポスト2004年12月10日より

 ご紹介が遅れ、女性合唱は終わってしまいましたが、男声合唱は来週ですので、まだ間に合いますね。

 一時は少なくなっていた日本人の香港在住者ですが、また増え始めているとの情報も流れてきています。 がんばってくださいね、日本人倶楽部のみなさま(^0_0^)


 プリペイドカードでスペシャル割引  2004/12/05
 公共交通機関での利用がすっかり定着している香港の「オクトパスカード」は、ちょうど日本の「スイカ」とまったく同じ ものと思ってもさしつかえのない金額追加可能型のプリペイドカードです。

 MTR、高齢者と子供は休日2ドル
 MTRコーポレーションは12月5日から2005年2月11日までの毎週日曜および祝日に、 オクトパスカードで乗車した高齢者と子供の運賃を一律2ドル(エアポートエクスプレスを除く)と するキャンペーン「長者小童$2四囲遊」を実施する。
 クリスマスから旧正月にかけてのイベントシーズン、家族での外出に利用を促進するのが狙い。 いずれも出札時に2ドル精算される。
 一方、成人用のオクトパスカードで東涌駅で出札してニューランタオバスの8路線を利用する場合、 運賃が2ドル引きになる割引特典も同時に行われる。
          日刊香港ポスト2004年12月3日より

 香港では、このカードを使い、各種のきめ細かなサービスを以前から実施しています。

 カードには金額情報だけではなく、各種の情報、個人情報までも登録が可能ですから、それを利用することにより サービスが可能になるのです。

 これって、日本のJRが発行しているスイカでも同じはずなのに、日本ではそんな話を聴きません。

 スイカではできないのか、それともする気が無いのか。

 ただ単に、そんな拡張した利用を考えるだけのアイディアと頭脳が、JR社員に無いだけなのかも知れませんが(^ム^;)


 香港デズニーランド開園日決定  2004/11/24
 アジアで二つ目(厳密には日本に二つあるので三つ目ですけどね)の香港デズニーランドの開園日が、来年の9月に決定しました。

 香港ディズニー、9月12日開園
 香港ディズニーランドは22日、2005年9月12日に正式開園すると発表した。
 入場料は平日(特別指定日を除く月〜金曜)が大人295ドル、3〜11歳210ドル、65歳以上170ドル、 土・日曜・祝日・特別指定日(学校の長期休暇、ゴールデンウイークなど)が同350、250、200ドルで 3歳未満の幼児は無料。
 世界各地のディズニーランドより低い料金設定で、香港のほか中国本土、台湾、東南アジアからの来園に期待しているという。
     日刊香港ポスト2004年11月23日より

 なのもわざわざ香港にまで行ってデズニーランドと思われるかもしれませんが。日本人以上にオリジナリティを大切にする中国人の創るデズニーランドです。 きっと、日本のそれとは一味も二味も違った(もちろん、米国のそれとは似ても似つかない(^ム^;)アミューズメントパークになるでしょうね。

 デズニーランドに心ときめかす年齢ではありませんが(^ム^;)、それでも楽しみです。

 開園日にとは言いませんが、来年のクリスマスシーズンにでも、行ってみたいと思っています(^0_0^)


 議事堂一般公開  2004/11/23
 普段は公開されていない議事堂が、11月27日の1日だけ、一般公開されます。

 立法会議事堂を一般公開
 セントラルにある立法会議事堂ビルが27日に一般公開される。 歴史的価値の高い建物を参観するとともに、市民に立法会の役割を理解してもらうのが趣旨。
 議長執務室、会議室、記者会見室やホール、議員控え室が参観できる。
 希望者は27日午前10時から午後4時45分までに立法会ビル2号口(スタチュースクエアに面した出入り口)に並ぶ。 順路に沿って参観した後、出口で記念品が配布される。
      日刊香港ポスト2004年11月22日より

 出口での記念品が興味津々です。

 プレミアム物が大好きな香港人ですから、見学よりもこの記念品目当てで、大行列ができるかも知れませんね。


 銅鐸湾通行制限  2004/11/19
 銅鐸湾(コーズウェイベイ)で交通制限が実施され、タクシーの侵入経路の変更や、大陸に渡るタクシー乗り場が変わっています。

 コーズウェイベイ騒音解消に通行制限
 コーズウェイベイのパターソンストリートのタクシー乗り場の駐車車両による騒音の解消策として、 運輸署は21日より半年間、通行制限を試行する。
 タクシー車両はパターソンストリートにあるタクシー乗り場へキングストンストリートからは進入できなくなる。
キングストンロードにある路線バス2番、A11番の停留所はグロウセスターロード(ビクトリアパーク・マンション付近)に 移動し、パターソンストリートの海越えタクシー乗り場は対面に移動する。
 17日の香港電台(RTHK)によると、付近の駐車騒音に対する苦情は今年1〜3月、80件を超えたという。
        日刊香港ポスト2004年11月18日より

 タクシーが普通の庶民の足として定着している香港ですから、観光客や仕事で香港に行く私達もタクシーを良く利用します。

 24時間、途切れることなく走り回っているタクシーなので、実に便利に利用はできるのですが、繁華街だけは要注意です。

 歩道の淵に黄色いペイントがされているところは、駐停車禁止です。タクシーの乗下車も禁止されているので、その場所には 降ろしてくれませんし、空のタクシーに向かって手を上げても止まってくれません。ご注意を。


 ウインターフェスト  2004/11/14
 3回目を迎える香港ウインターフェストのテーマは、「北欧の村」なのだそうです。

 ウインターフェストに「北欧の村」
 香港政府観光局(HKTB)主催の観光プロモーション「香港繽紛冬日節(ホンコン・ウインターフェスト)」が 11月26日から来年1月2日まで開かれる。
 3年目の今年は、セントラルの皇后像広場(スタチュースクエア)でクリスマスを迎える北欧の村をイメージした 飾り付けが行われる。
 HKTBでは、この期間に約250万人が香港を訪れると予測している。
        日刊香港ポスト2004年11月12日より

 日本の東北の冬の村ならば、「かまくら」など、イメージが涌くのですが、北欧の冬、クリスマスとはどんなイメージなのでしょうか。

 少なくとも、暖かい香港のクリスマスとはまったく別のはず。人口雪でも降らせるのでしょうかね。


 ドラえもん切符発売  2004/11/09
 香港の地下鉄MTRが、開通25周年を記念してドラえもん切符を発売するそうです。

 MTR25周年、ドラえもん切符発売
 今年、開通25周を迎えたMTRでは来年のドラえもん誕生35周年と合わせて21日から3週間、ドラえもん切符を発売する。
 3つの異なる絵柄を印刷した往復切符で、ドラえもんの目覚まし時計など3種類の品物のいずれか1つとセットにして 80ドルで販売する。
 また17日から来月7日までMTRセントラル駅と香港駅との連絡通路に高さ4メートルのドラえもんの風船人形を設置し、 17日にはこの人形の横で陳慧琳(ケリー・チャン)がアニメ『ドラえもん』の主題歌を歌う予定だという。 5日付香港各紙が伝えた。
 日刊香港ポスト2004年11月8日より

 なぜ、香港MTRが「ドラえもん」なのかは解りませんが(^ム^;)。この種の記念物、プレミアム物が大好きな香港人ですから、人気に なるでしょうね。

 ドラマではすっかり韓国にお株を取られた日本ですが、アニメの世界はまだまだ健在のようですね(^0_0^)

 香港の競争力世界2位  2004/11/04
 どこの国でもマスコミは自国民に耳障りの良いコラム記事を好んで書きたてます。香港も同じ、そして日本も同じ。そんなことから、 自分の国を過大評価している人は多いものです。

 香港の競争力は世界2位
 ワールド・エコノミック・フォーラムが実施した都市の競争力に関する調査で、 香港はシンガポールに次いで第2位となった。
 1日付『サウスチャイナ・モーニングポスト』によると、このランキングは経済競争力を分析する 調査の一環として行われ、世界53都市について公共施設の充実度、科学技術の発達度、経済状況などを 基に算定している。
        日刊香港ポスト2004年11月3日より

 この記事も、どんな条件で比較したのかは解りません。日本が何位だったのかも解らない。 いえ、元の記事には書かれていて、記者は解っているかもしれませんが、それを報道していません。なぜならば、この記事を 読むのは、香港好きばかりではない日本人だからです。

 そんな読者は、日本がまず上位にあり、次に香港がくれば納得するのですが、 日本よりも香港が上なのは納得したくないのですね。解らないこともないです。そんな人は、日本人に心地よい記事ばかりを 見てきていたのですから。

 まあ、香港人も同じですけどね。香港のマスコミも、香港が上位にランクされた評価記事のみを選んで大きく報道しています。

 以前に、この種の香港に好意的な記事を選んでこのホームページで紹介していたら、どうしても、香港を低く見たい人たちなのでしょう、陰湿な 妨害を受けたことがありました。

 年齢的には大人でも、感覚的には幼児レベルの大人が多いものです。これを書いたのですから、また妨害を受けるかもしれませんけどね(^ム^;)


 KCR尖東駅オープン  2004/10/19
 九龍が終始点だったKCRが、尖東まで伸び、MTRとつながりました。これに伴い、割引制度も導入されたそうです。

 KCR尖東(チムサーチョイ・イースト)駅が24日に利用を開始する。
 九広鉄路公司(KCRC)と地鉄公司(MTRコーポレーション)は15日、八達通(オクトパスカード)を 利用して同駅を経由し、MTR観塘線チムサーチョイ駅とKCR東部線紅●駅との間を乗り換える際、 合計運賃から1.5ドル(学生パスは0.8ドル)を割り引くと発表した。 ただし一方の改札を出てから30分以内に乗り換えなければ割引は無効となる。
              日刊香港ポスト2004年10月18日より

 香港と中国を結ぶKCRと、香港の地下鉄とは、なぜか、これまで九竜城(カールントン)以外では接続されておらず、 終始点の九龍駅では、ミニバスかタクシーを使わなければ、香港の足、MTRに乗れなかったのですが、ようやく、大陸側の 中心地、尖沙咀の東側で接続が可能となりました。便利になったのです。

 しかも、乗り換え客にはチョッピリと割引も。

 KCRとMTRの会社は合併の噂も……。まあ、それはともかく、利用者としては、便利はなにより、嬉しいニュースです(^0_0^)


 孫文ゆかりの散策路  2004/10/12
 文化人として政治家として、そして日本とのかかわりといった意味でも、日本でも孫文の名前は有名です。そんな孫文の香港での 足跡をたどるコースが、これまでのそれから、大幅に改正されるとのことです

 孫文ゆかりの散策路、コース改定
 孫中山(孫文)ゆかりの史跡を巡る散策路が改定されるもようだ。
 8日付『東方日報』によれば、1996年に中西区区議会によって整備された 「中山史跡徑(孫中山ヒストリカル・トレイル)」は革命運動に関連する史跡14カ所を歩くもので、 孫文が学んだ香港大学や卒業式が行われた旧・中国銀行香港支店ビルなど、 日常生活を過ごした場所を網羅していないため見直しが決まったという。
 当初、散策路を考案した鄭麗●氏は「気軽に散歩してもらえるようコースを選んだ」と語っている。
 【●=王へんに京】
      日刊香港ポスト2004年10月11日より

 こんなコースが、観光客向ではなく香港人向にも設定されているのです。日本での孫文の足跡をたどるコースを創ったら、 香港人観光客の目玉になるのではないでしょうか。

 雪とデズニーランド、温泉だけではない、文化国家日本の観光コースも必要ですね。


 新札流通開始  2004/10/12
 日本でも、近くお札のデザインが変更される予定ですが、香港では、一足先に新札となりました。

 新20、50、1000ドル紙幣、流通開始
 新しいデザインの20、50、1000ドル紙幣が11日に流通を開始する。
 香港の発券銀行である3行、中国銀行(香港)、香港上海銀行、スタンダード・チャータード銀行の いずれの支店でも新たな紙幣を供給する。
 デザインは7月に発表された通り、20ドル、1000ドルは基調となる色がそれぞれ青、 黄金色と従来と変わらないが、50ドルは緑色となる。従来の紙幣も使用できる。
 11日付『都市日報』によると、香港金融管理局では05年末には市場に流通する約半分が 新紙幣になると予測してい
      日刊香港ポスト2004年10月11日より

 黄色いお札というと千ドル札。そんなイメージが定着していることが、新札でも色の基調を変えなかった理由でしょうね。

 いずれにしても、お札を変更するということは、洋の東西を問わず偽札対策です。印刷技術の進歩は、コピー技術の 進歩でもある。今回の新札が、何年現役を続けられるのか。案外、早く変るのではないかと思っています。


 ハイキングと犯罪  2004/10/07
 近くて(狭い香港ですから、遠いところなんてないんですけどね)費用もかからず、手軽な遊びとして、香港ではハイキングが盛んです。

 非番の警官、ハイキングでパトロール
 金山郊野公園で3日、非番の警官たち310人以上が自主的にハイキングコースをパトロールして歩いた。
 4日付『サウスチャイナ・モーニングポスト』によると、安全を呼び掛けながら歩く警官たちに道中、 一般のハイカーが同行したり、次回の予定を尋ねる場面もあったという。
           日刊香港ポスト2004年10月6日より

 困ったことに、市民にとって「手軽」は、犯罪者にとっても「手軽」です。

 そんなことから、ハイキングコースでは、強盗などの犯罪が後を絶ちません。コース全体を携帯電話の通話可能地域にするなど、 政府も防犯に躍起になってはいますが、もっとも効果的な施策といえば、それは、警察官によるパトロールの強化。

 しかし、人手が足りない。そんなことからの、警察官の字油的なパトロールなのでしょうね。

 継続的に実施され、効果がでてくれれば嬉しいのですけどね。


 香港らしいもの  2004/10/01
 香港人が感じている「香港らしいもの」のアンケート結果です。

 香港を代表するもの、トップは「茶餐庁」
 香港の公営放送局、香港電台(RTHK)が9月にインターネットを通じて行った「十個最代表香港的設計 (香港らしいもののトップ10)」で1位に茶餐庁(香港式大衆食堂)が選ばれた。
 このコンテストは市民が50項目の中からベスト10を選ぶというもので、茶餐庁は1824票だった 2位の旧式トラムを抑え、1930票を獲得した。
 3位はスターフェリー、4位はバター入りパイナップルパン、5位はトリコロール柄のビニール製バッグ、 6位は鴛鴦(コーヒーと紅茶を合わせた飲料)、7位は青馬大橋、9位は漫画『老夫子』、 10位はチムサーチョイの時計塔となった。8位には皇族の末えいとうわさされ、現在も香港の街角に「皇帝」の文字を 描き続ける曽●財氏がランクインした。
 28日付『明報』が伝えた。【●=火へんに土】
         日刊香港ポスト2004年9月30日より

 1位になった「茶餐庁」は、「大衆食堂」と言うよりは、中国では珍しい「定食屋」でもあります。

 一人で気軽に入り、セットメニューで食事ができるのが特徴です。コーヒーやコーラなどを中心にした「軽食堂」でもある。

 メニューもちょっと洋風、香港版の「洋食屋」といった色彩も。

 私も、香港らしいもの、香港を代表するもののトップが「茶餐庁」という意見。支持します。


 中秋節  2004/09/28
 明日の29日は中秋の名月の日。日本では、秋の月をめでる風流な歳時でしかありませんが、香港や中国にとっては、宗教的に重要な日なのです。

 中秋節のランタン祭、香港各地で開催
 中秋の名月である29日に向け、中秋節を祝う恒例行事「綵燈会(ランタン・カーニバル)」が香港各地で開催される。 会場には趣向を凝らしたランタンが飾られ、露店が出る。今年は広東省汕頭市芸術表演団による民族舞踊のショーも一部の 会場で行われる。各会場の開催日時は次の通り。
(1)新界東迎月綵燈界(沙田公園・沙田シティーホール)27日19時半〜22時半
(2)港島区中秋綵燈会(ビクトリア公園)28日20時〜23時
(3)九龍区追月綵燈会(高山道公園・高山劇場)29日午後19時半〜22時半
(4)新界西追月綵燈会(●湾沙咀道遊楽場)29日19時半〜22時半。
 このほか九龍公園の入り口3カ所には25日〜10月24日、中秋節にちなんだ飾り付けが施される。【●=草かんむりに全】
      日刊香港ポスト2004年9月27日より

 この日は、手に手にランタンを持ち、大人も子供も、夕暮れから深夜にかけて、墓参りをします。その点々として明かりの行列が続く様は、それは見事です。

 ホンハムに住んでいたとき、ちょうと、窓から見える陸橋が、墓地に続く道でした。この日、たくさんの人が家族連れ合い、ランタン(提灯のようなものです)に火を灯し、歩く 姿を見ていました。

 その暖かい雰囲気にほほえましさを感じながら、単身赴任の一人暮らし、それを見つめる自分の寂しさと……。

 感無量でした。


 国慶節の花火  2004/09/18
 花火というと、日本のお家芸ですが、香港の人たちも花火が大好きです。

 国慶節の花火、建国55周年で盛大に
 10月1日、国慶節(中国の建国記念日)を祝う花火が夜8時から23分間、ビクトリア湾で打ち上げられる。
 建国55周年にあたる今年はこれまでより1隻多い4隻の船を使って打ち上げられるため、例年より30%広く 盛大なものになると予測されている。
 テーマごとに10幕に分け、許冠傑(サミュエル・ホイ)のヒット曲『継続微笑』をテーマにした花火もある。
 16日付『星島日報』が伝えた。
              日刊香港ポスト2004年9月17日より

 年末と旧正月、そして、国慶節の花火は、香港の風物詩の一つです。

 記事にあるように、ただただ花火の一つ一つの美しさを競うのではなく、テーマがあり、全体としてコーデネートされた 「花火ショー」が最近の主流ですね。

 その背景には、コンピュータ技術の進歩もあるとか、まさに、世の中はコンピュータ時代です。


 交通取締り強化  2004/09/10
 かなりルーズなように見えますが、その実、厳しい罰金があるのが香港の交通取締りです。

 停車禁止、集中取り締まり
 香港警察は6日から6週間にわたり、停車が禁止されているボックス・ジャンクション(黄色いペンキで格子状に塗られた道路) 内の停車を集中的に取り締まっている。
 交通の激しい交差点などに設けられたボックスジャンクションは、停車すれば他の車両の妨げになって危険であったり、 幹線道路に接続して渋滞を引き起こしやすい地点に設けられている。
 8日の香港電台(RTHK)ニュースによると、同日午前には黄泥涌道とクイーンズロード・イーストの交差点で 取り締まりが行われ、5台が違反切符を切られた。
       日刊香港ポスト2004年9月9日より

 マイカーを持たない、観光客や在住者には無関係なような取締りですが、そんなことはありません。大いに関係があります。

 ボックス・ジャンクションはもちろん、道の縁が黄色いペイントで塗られた場所は、駐停車禁止です。ということは、タクシーも 同じです。いくら、手を挙げても、タクシーは停まってくれません。

 尖沙咀などの繁華街はほとんどの地域が、この黄色の場所。タクシーを拾うのには、塗られていない道を探さなければなりません。

 知識の一つとして、覚えておいてくださいね。


 偽ブランド一斉捜査  2004/08/30
 コピー商品は世界に溢れています。でも、コピー商品商法には、まったく違った二種類があると思います。

 コピーと解って売買される場合と、本物と偽って売買されるケースです。

 偽ブランド一斉捜査、3万点を押収
 香港税関は先ごろ、2日間にわたる一斉摘発により、チムサーチョイ、旺角など52カ所の露店、 陳列室や倉庫などから計3万点以上、220万ドル相当の高級ブランドを模した皮製品や時計などを押収し、 販売に関与した複数の男女を連行した。
 偽ブランド品の販売に関与した場合、最高5年の禁固刑か50万ドルの罰金が科せられる。
 税関商標調査グループの趙育雄・指揮官は「販売側はニセブランド品を『並行輸入品』と偽って客に勧めている」と語り、 市民や観光客に注意を呼び掛けた。
               日刊香港ポスト2004年8月27日より

 夜店や露天で売られているコピー商品ならば、売っている方も買う方も偽物と承知の上です。値段もそこそこ。 ところが、本物(並行輸入品も含め)として偽って売っている(当然高い)行為は許せませんね。

 この記事によると、そんな悪質業者がまだまだ香港にも多い(日本にも多いですけどね)ようです。

 安いからと、安易に飛びつかない。あるいは、無理に値切ったりしない。騙されないための心得です。


 越境バス  2004/08/17
 香港は世界的な観光地ではありますが、中国へ入るための中継基地でもあります。

 香港から中国にはいるには、各種の交通機関が用意されています。そんな中で、直通バスが便利です。

 越境バス、6路線が運行開始
 16日正午、香港各地と深セン市の皇崗出入境管理所とを往来する越境バス6路線が運行を開始する。
 無免許営業の越境バスが増えて落馬洲・皇崗出入境管理所の渋滞が深刻化していることから、 運輸署は無免許バスの取り締まりを強化する一方、乗客の需要にこたえて新路線を認可した。
 運行を開始するのは旺角、油麻地、観塘、湾仔、●湾、KCR錦上路駅と皇崗をそれぞれ往復する路線で、 発着駅が錦上路駅の越境バスはKCR西部線の運行時間と連動するが、それ以外の5路線は10分から16分間隔で 24時間運行される。
 利用の際はあらかじめ乗車券を購入し、乗車時に現金もしくはオクトパスカードでの運賃支払いはできない。
【●=草かんむりに全】 日刊香港ポスト2004年8月16日より

 24時間運行は嬉しいですね。飛行機が遅れても、なんとか中国まで入ってしまえるのですから。


 また逆に、中国から香港へ、24時間、いつでも戻れるということ。

 そもそも、国境があるのが変といえば変ですが、しかたがない、まあ、少しづつでも、便利になることは大歓迎ですね。


 記念オクトパスカード発行  2004/08/05
 追加可能なプリペイドカード「オクトパスカード」に、絵柄を特別にした記念カード発行の企画があるそうです。

 夜景やドラえもん、オクトパスカードに
 八達通(オクトパス)カードに、ビクトリア湾の夜景やドラえもんを描いた記念カードが発行される。
 3日付『星島日報』によると、オクトパスカードの発行コストは1枚30ドルで、通常は5年使用し、 100ドル増額するごとに1ドルの利益が上がるよう計算されている。だが、中国本土からの個人旅行者が 数日間だけ利用して残額を返金するケースが増えており、コストに見合わなくなっている。
 こうした事情から1枚70ドルで買い取る記念カードが発案されたという。
 ドラえもんのカードは10ドル分の使用が可能で、専用のストラップなども付いて98ドル。近日発売を予定している。
          日刊香港ポスト2004年8月4日より

 普通は、100ドル分が入ったカードを150ドルで買います。後は、必要な額だけ、駅やコンビニの端末を使った金額を追加しながら 使うことになります。香港の交通機関:番外八通カード

 記事によると、10ドル分だけ入ったカードをストラップ付きで98ドルとか。まあ、リーズナブルな価格でしょうね。

 切手をはじめ、限定品の収集熱の高い香港人です。そのうちに、かつて日本のテレホンカードがそうであったように、高値を呼び、 発売日には行列ができる。香港の新しい風物詩の一つになるかも知れませんね。

 街市でもオクトパスを導入  2004/08/04
 日本でも、多角的な導入がが始まっている追記式ICカードによるデポジットカード。香港では八通(オクトパス)カードとして すでに何年もの実績があります。そのカードが、公設マーケットでも使われ始めたそうです。

 街市(公設マーケット)でもオクトパスカードの決済システムが導入された。
 1日付『星島日報』によると、街市初のオクトパスはオープン1カ月の将軍澳広場街市に導入され、 稼働して2週間となる。
 消費者には好評を博しているが、決済が1週間後となるため、現金決済が大半を占める商売形態に合わず、 導入していない店鋪も一部あるという。また、街市では一般小売店と違い、売価の設定にも多様性を持たせる 必要があり、専用システムの開発には数十万ドルが費やされたという。同システムは今後半年以内に将軍澳厚 徳街市、藍田啓田街市、馬鞍山衆安街市でも導入される予定だ。
               日刊香港ポスト2004年8月3日より

 香港生活を紹介する他のページでも題材にしていますが、「街市(城市)」とは、小さな露天商がビルの中に集まったような感覚です。 あらゆるものが安く売られていますが、残念なのが言葉です。広東語以外はまったくと言って良いほど通じない。

 それでも、買う品物を決めれば、後は金額を聴き、払うだけです。とは言うものの、金額を現す広東語は、数字を表す広東語とは また違う独特の言い回しまであって難しい。でも、オクトパスカードで払うのならば、そんな心配は無用ですね。

 品物を決めたら、カードを端末に近づけるだけ。自動的に引き落とされます。

 え、吹っかけられないかって。大丈夫です。公設の城市の中に開いている店なら、正直な商売をしていますよ。


 全面禁煙  2004/07/30
 飲みながらの喫煙は特に身体に悪い。食べながらの喫煙は味が損なわれる。そ んなこと「解ってま〜すぅ」ではあるのですが(^ム^;)

 ソーホーのバーが全面禁煙を試験導入
 セントラルのソーホー地区にあるバーが8月1日から全面禁煙を試みる。
 28日付『東方日報』によれば、店内を全面禁煙にするのはアイリッシュ バー『Dublin Jack』。同店では来店者にアンケートを調査し   たところ、60〜70%が喫煙しないことが分かり実施に踏み切った。
 全面禁煙すれば嫌煙者の利用も増え、新規の来店者が30%増えるとも見 込んでいる。
 同店では客が喫煙を希望する場合には店外に案内し、喫煙後に再入店して もらうという。
             日刊香港ポスト2004年7月29日より

 レストランなどでの禁煙は、香港でも一般的になりつつありますが、バーや パブでの禁煙はまだまだ少数派です。でも、時代の流れは確実にそちらに向かっ ているのでしょうね。しかたがないでしょう。

 でも、法律で禁止することには、私は反対です。そもそもが嗜好品の世界なの ですから、吸うのは自由ですし、それを嫌うのも自由。煙草が吸えるお店があり、 吸えないお店があるのも、経営者の決定事項。法律での規制だけはして欲しくな いと思っています。


 台風はお休み  2004/07/20
 16日の金曜日は、香港に台風が直撃し、政府から非難警告(シグナル8)が 発令されました。午後、香港と電話をしていたら、帰宅せよとの命令が降りたと 言っていたのです。

 台風『コンパス』一過、12人が負傷
 16日、台風9号『コンパス』が香港の西貢萬宜水庫(ハイアイランド・リ ザボア)に上陸し、香港天文台は同日午前11時45分から午後7時20分、 台風警報シグナル8を発令した。
 この台風は同夜、熱帯低気圧となって中国本土へ抜けたが、この間に西環で マンション外壁がはがれ落ち、サイバーポートと九龍城でそれぞれビル工事 現場の足場が崩れ、19カ所で倒木が発見された。
 強風で飛ばされた落下物で負傷するなど12人が病院に運ばれた。
シグナル8発出を受けて教育機関は休校、証券取引所も取引を停止した。交 通機関は一部を除いて路線バスやフェリーが運休し、香港国際空港では到着 8便と出発5便が遅延、到着1便と出発1便が欠航した。
              日刊香港ポスト2004年7月19日より

 コラムでは、被害の状況を報道していますが、別の新聞コラムには、ほとんど 雨も降らず、風も風速20キロを超えたくらい。被害もほとんど無かったと書か れていました。結びは、「台風シグナル8は、サラリーマンの嬉しい臨時休日」 とも。実際、映画館やバーなどは混んでいたようです。

 それにしても、1国が1地域なのは便利ですね。テレビやラジオなどのマスコ ミも一斉に報道しますし、駅やお店なども、用意した看板を出して市民に徹底を するのが香港流です。情報や通報が徹底できる仕組みが出来上がっているのです。

 洪水にみまわれた新潟や福井では、避難勧告が住民に伝わらなかったと問題に なっていますが、香港では、そんなことは皆無なのです。

 日本は狭いと良く言われますが、どうしてどうして、広い日本です。


 香港の自然を紹介する本  2004/07/17
 香港にも自然はあります。意外なほどに。そんな香港の自然環境を日本人向に紹介した書籍が10冊もまとまって 発行されました。

 香港の自然、日本人観光客に紹介
 漁農自然護理署は13日、香港の自然環境を紹介する本を10冊新たに出版した。
 14日付『星島日報』によると、この発表会に出席した環境運輸及工務局の廖秀冬(サラ・リャオ)局長は、 北村隆則・在香港日本国総領事と面会した際に、日本人にはハイキング愛好者が多く、 香港の自然を楽しむ旅に関心を寄せていると聞いたことや、廖局長自らもハイキングに参加して多くの日本人に 出会ったことなどを理由に挙げ、『日本人向けの観光ガイドにはグルメスポットを紹介したものが多いが、 香港の自然や生態をもっと勧めるよう工夫したい』と述べた。
           日刊香港ポスト2004年7月16日より

 南部には、無数の島があり、北部には、まだ開発が進んでいない新界地域があるのが香港です。

 狭くて娯楽が少ない香港では、そんな自然環境も重要な資源。ハイキングコースなどが整備されています。

 日本人向というからには、日本語で書かれているのでしょう、チャンスがあれば、ぜひ入手したい本です。


 新札発行  2004/07/07
 日本も、まもなく新しいお札が発行される予定ですが、香港では、2年前に発行された新10ドル札に続き、 今回は、20・50・1000ドルの新札がお披露目です。

 新しくなるとはいっても、黄色いお札=1000ドルは変らないようですけどね。

 新50ドル紙幣は緑色、10月より流通
 香港金融管理局(HKMA)と香港の発券銀行3行は5日、今年10月に流通を開始する新20、50、 1000ドル紙幣のデザインを発表した。
 新20ドルは青色、新1000ドルは黄金色を基調にしているが、新50ドル紙幣の地色は現在の紫から緑に変わる。
 2002年7月に発行された新10ドル紙幣の地色が緑から紫に変わったため、10ドルと色調が似たことが 理由の1つという。ただし、10ドル紙幣は現在、緑色の旧デザインと紫色の新デザインの両方が流通している。
               日刊香港ポスト2004年7月6日より

 お札が変るには色々と事情があります。今回の香港紙幣の変更も、日本のそれも、理由は偽造防止ですね。印刷技術の粋を凝らした 新札の登場です。

 前回の10ドル札は、たまたま出張で行った時に入手しましたが、今回は予定は無い。でも欲しい(^ム^;)

 妻には適当な理由を言って、自腹で集めにゆきましょうか(^ム^;)


 香港は、台風の季節です  2004/07/01
 今年こそ、日本に近づく台風が多いですが、普通はまだ少ない。でも、香港は今が台風シーズンです。

 台風7号「ミンドゥル」接近で1号警戒
 香港天文台は、30日に台風7号「ミンドゥル」が香港の半径800キロメートル内に接近し、 1号シグナルを発令する可能性があると警戒を促している。
香港では28日午前10時に今年2度目の酷暑警報が発令されて以来酷暑が続いているが、 30日も気温が34度まで上がり、一時激しい雷雨の予報。最高気温が33度に達する真夏日は 7月1日の返還記念日まで続き、週末にかけて降雨とともに1〜3度下がる見込み。
 29日付『星島日報』によると、連日の猛暑でアイスクリームやジュース、果物の売り上げが好調を呈し、 パークンショップでは6月のアイスクリームと飲料の売上高が前月比24%増に達する勢いだという。
日刊香港ポスト2004年6月30日より

 香港は、旧正月のシーズンと今が最悪の季節です。熱かったり台風が来たり。

 がんばってくださいね、香港在住の皆様。




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hpmanager2@albsasa.com Albert 佐々木