香港アジア四方山話(2005年1〜6月)
 ロボット動物園  2005/06/27
 香港科学館での新企画です。

 科学館で「ロボット動物園」展示
 香港科学館(サイエンスミュージアム)で24日、「機械動物園(ロボット・ズー)」の展示が始まる。
 動物の身体構造や運動の仕方を分かりやすく見られるよう設計されたキリン、コウモリ、カメレオン、イカなどを模した 8種類の大型ロボットと、13種類の双方向展示がある。
 小中学生を対象とした「ロボット・アニマル・デザイン・コンペティション」の応募を7月16日まで受け付けている。 応募の問い合わせは電話2732―3224。「機械動物園」の展示は10月25日まで。
                    The香港2005年6月24日号より

 かつて、ロボット技術といえば日本のお家芸のようなものでした。

 最近は、各国の若者や若い研究者の間でロボット研究が盛んです。ロボットを使った各種の競技会も、テレビなどのマスコミの 応援もあって盛んになっています。

 いつの日か、家事をしてくれるロボットも出現するでしょう。単身赴任経験者です。妻に疑われることの無いロボットのメイドは、 多くの単身赴任男性を喜ばせると思っています。


 香港ディズニーランド公開リハーサル  2005/06/23
 東京に続く、アジアで二番目の香港デズニーランドです。開園に向け、着々と準備が進んでいます。

 香港ディズニー、リハーサルを一般公開
 香港ディズニーランドは9月4日、リハーサルを一般公開する「香港ディズニーランド・チャリティーデー」を開催する。
 同日の入場料収入は香港公益金(コミュニティーチェスト)へ全額寄付される。
 入場料は大人350ドル、子供(3〜11歳)250ドル、シニア(65歳以上)が200ドル。
 入場券は6月28日から香港ディズニーランドのウェブサイト
www.hongkongdisneyland.com)で販売する。
                    The香港2005年6月23日号より

 さすがは、チャリティ大好きな香港です。イベントといえばチャリティとからませる。

 今回の入場料金は、大人が5千円強ですが、本番も同じくらいの金額になるのでしょうか。

 子供料金がシニア料金よりも高いというのが面白いですね。


 全面禁煙反対デモ  2005/06/08
 禁煙が世界の潮流であることは理解していますが、煙草は禁止されている薬物ではなく、許可されている嗜好品である以上、過度な 規制は人権の侵害です。

 娯楽関係者、全面禁煙の反対デモ
 娯楽施設の業界団体が7日、特区政府がレストランやカラオケ、マージャン店などを含めたオフィスの全面禁煙を 提案していることに対し、娯楽施設を適用外とすることを求め、セントラルのチャーターガーデンからマレービルディングまで デモ行進した。
 7日の香港電台(RTHK)ニュースによると、200人以上が参加し、「われわれは意見を言っていない」とマスクをかけて抗議した。
                    The香港2005年6月8日号より

 「意見を言っていない」という主張は正しいですね。行政として提案するからには、公聴会を開いて広く意見を聞くべきです。

 とは言っても、弱い立場の喫煙者であります(;_;)


 今週の香港は暑そうです  2005/05/17
 まだまだ寒い日と暖かい日が日替わりメニューの日本ですが、香港は夏本番です。

 夏日続く一週間
 香港天文台は、夏本番を迎え、この1週間は蒸し暑い夏日が続くと予報している。
 15日の新界の最高気温は摂氏32度まで上がり、域内の最高気温を記録した。 これから数日間は西南の季節風の影響を受けて華南地域一帯は30度前後まで気温が上昇する見込みで、 週半ば18日の香港の最高気温は摂氏30度以上になるもよう。
 19、20日は雨混じりの曇りの天気となるものの、相変わらず気温の高い日が続くとみている。 16日付『星島日報』が伝えた。
          The香港2005年5月17日号より

 真夏の香港とは言っても、雨期の最中でもあります。日本とは比べ物にならない高温多湿のあまりうれしくは無い季節の香港です。


 長州島のまんじゅう祭り  2005/05/11
 香港島のセントラルからフェリーで1時間ほど、長州島は海鮮料理の名所です。

 まんじゅう祭り、長洲島の旅館繁盛 
 饅頭(まんじゅう)を積み重ねた塔に登って頂上のまんじゅうを奪い取るレース「搶包山」の復活で、 長洲島の宿泊施設が繁盛しているようだ。
 10日付『明報』によると、13〜16日は80〜90%が予約済みで、2カ月前に予約満杯となった旅館もあるという。 搶包山は長洲島の「太平清●」の名物行事だが、1978年に塔が倒れてけが人が出る事故が起きて取りやめられ、 今年26年ぶりの復活がかなった。【●=酉へんに焦】
          The香港2005年5月11日号より

 長州sh間は、これが香港かと驚くほどの田舎です。

 海鮮料理も、気取った、いかにも中華レストランといった高級料理屋ではなく、屋台の雰囲気そのままを大きくし屋根がある程度のお店。もちろん値段も格安です。

 何度目かの香港旅行ならば、ぜひ、行ってみることをお勧めします。


 ピークトラムからの風景  2005/05/09
 ビクトリアピークに登るのに使うピークトラム、ちょうど、頂上に着くすぐその前あたり、進行方向右側の窓からの眺めは絶品です。

 ピークトラム、減速して景色を
 セントラルのガーデンロードからビクトリアピークまでを結ぶピークトラムは、乗客がビクトリア湾の景色を ゆっくり眺められるように減速運転することを決めた。
 山頂駅行きの所要時間を30秒増やす(ラッシュ時を除く)。
 また、山頂駅にある凌霄閣(ザ・ピークタワー)は改装工事のため9月から一時休業に入る。
マダムタッソーのろう人形館、パシフィックカフェは8月末までの営業となる。再開は2006年6月の予定。
          The香港2005年5月9日号より

 せっかく、絶好のポイント(ピークの展望台からの眺めよりも良いくらい)なのだから、サービスとして一時停車しても良いのに。 そう思っていた私でしたから。この運行変更は大歓迎です。


 博物館デー参観無料  2005/05/07
 博物館デーの土日、香港の博物館が無料公開されるとのことです。

 博物館デー、14・15日は参観無料
 5月18日の「国際博物館デー」にちなみ、康楽及文化事務署は14、15日の両日に 「2005香港国際博物館日」を挙行する。域内に26カ所ある同署管轄下の博物館 (香港科学館の特別展示室、香港スペースミュージアムのスタンレーホー・スペースシアターを除く) が無料で参観できる。また、沙田にある香港文化博物館では14、15日に「博物館博覧会」が開催される。
 「2005香港国際博物館日」の冊子は7日から各博物館などで配布し、また同日より
ウェブサイトhttp://hk.heritage.museum/で閲覧できる。
          The香港2005年5月6日号より

 九龍地区の最南端、香港藝術館は、私の好きな博物館でした。

 中国陶器を紀元前から現在まで、日本の同種の博物館などとは比べ物にならないほど豊富で多彩な陳列は見事でした。

 香港旅行の観光コースに、ぜひ組み込むことをお勧めします。


 中国台湾統一支持  2005/05/05
 統一か自主独立か。台湾は台湾として独立することが良いと思う日本人が圧倒的に多いと思いますが、香港人は違うようです。

 香港市民の80%「統一望む」
 香港研究協会の調査で、香港市民の約80%が「中国本土と台湾との統一を望む」と答えた。
 4日付『東方日報』によれば、香港研究協会は先週末、約600人を対象に調査を実施、 75%が国民党と親民党の代表団による訪京は「統一に有利になる」と答え、「効果はあまりない」 と答えたのは16%だった。72%は「統一を楽観している」と答え、障壁になる事柄として36%が 「米国の干渉」、29%が「独立勢力の拡大」、15%が「中台の交流不足」を挙げた。
          The香港2005年5月5日号より

 もっとも、形式的には中国に統一された香港ではあっても、その制度や法律すべてを中国と統一することには反対する 香港人の方が多いと思います。

 この台湾の統一支持という結果にも、香港やマカオと同じような「1国複数制度」の適用を頭に置いての回答でしょう。

 皮肉な見方をすると、もし、台湾が香港と同等の権利を持って中国と統一されたら、香港の利点のかなりの部分がそがれるのではないか。 台湾を足場に、対岸の福建省をそのバックヤードとする工業生産。これって、日本企業にとって、かなり魅力的なことではないかと思います。


 上海オールドジャズバンド公演  2005/05/04
 このホームページでもなんどか話題にした上海和平飯店の名物バンドが、香港公演をするそうです。

 上海オールドジャズ、香港で公演
 上海和平飯店(ピースホテル)で演奏するオールドジャズバンドが6月11〜13日、香港で公演する。
 同バンドは1980年に結成され、6人いるメンバーは平均年齢76歳。『夜来香』『スタンド・バイ・ミー』 『べサメムーチョ』『ムーンリバー』などを演奏予定。
 11日は元朗劇院、12日は葵青劇院、13日は上環文娯中心でそれぞれ20時に開演する。
 問い合わせは康楽及文化事務署(電話2268-7321、ウェブサイトwww.lcsd.gov.hk/cp)、
 チケット購入は電話2734-9009、ウェブサイトwww.urbtix.hk)へ。
          The香港2005年5月3日号より

 このバンドの演奏スタイルは米国タイプでもヨーロッパタイプでもなく、まさに日本式のジャズバンドです。

 演奏曲目も日本人になじみの深いものが多く、一説によると彼らにジャズを教えたのは日本人だったとか。

 まあ、演奏の技術はさほどではない、いわゆる芸術家ではなく、ダンスホールやステージ裏の楽士たち。でもそれが、なんとも ほほえましくも気持ちが良いのです。

 音楽ホールなどでの公演ではなく、和平飯店のように、客は飲食し談笑しながらBGMで聞くのに最適なバンドと私は感じています。

 私がプロモーターだったら、音楽ホールではなく、ホテルのバーラウンジなどでのデナーショー形式にするんですけどね。


 「幻彩詠香江(ア・シンフォニー・オブ・ライツ)」  2005/04/29
 これまでにも数回開催され好評だった光と音楽のショーが、5月の連休に合わせて開催されます。

 光と音楽のショー、高層ビル20カ所から
 光と音楽のショー「幻彩詠香江(ア・シンフォニー・オブ・ライツ)」が中国本土の大型連休に合わせて5月1〜8日、 夜8時から上演される。ビクトリア湾の高層ビルを舞台にした同ショーは観光プロモーションとして04年1月を皮切りに 連休に照準を合わせ、たびたび上演されてきた。
 今回は新たに中信大廈(CITICタワー)が加わり、20カ所のビル屋上からレザー光線や花火が打ち上げられるほか、 第1幕「漁村」から第4幕「国際都市」へと変ぼうする香港をテーマにした新企画となる。
 合わせてチムサーチョイのプロムナード「星光大道(アベニュー・オブ・スターズ)」ではBGMとナレーションを放送する。
          The香港2005年4月29日号より

 別の記事では、この期間に中国から香港への中国人観光客数の予想が554万人とのことです。

 その大半が羅湖を越えての香港訪問です。この期間は、税関通過に気の遠くなるような時間がかかるでしょうね。

 観光客ならばしかたがないですが、ビジネスで行き来する出張族には、頭の痛いシーズンとなります。


 いよいよ夏本番  2005/04/28
 まだまだこれから、冷たい梅雨の季節を迎える日本ですが、香港はいよいよ夏本番に突入するようです。

 夏の訪れ、週末の気温30度まで上昇
 香港天文台によると、西南の季節風の影響を受け、週末から週明けにかけて最高気温が摂氏30度まで上昇する見込み。 香港ではここ数日、摂氏22〜27度の気温が続いており、30度の夏日は今年初めてとなるため、 天文台では本格的な夏の訪れとみている。だが週末までは時折小雨のぱらつく空模様が続く。
          The香港2005年4月19日号より

 ただし、香港を含む広東省は、今は雨期の真っ最中です。先週は毎日雨だったとか。

 高温多湿の日本と言っても、香港のそれを体験すると、むしろ乾燥していると感じる程度です。香港の高温多湿は半端じゃない。

 まあ、そこに暮らしてしまうと、それほど苦にはなりません。慣れるということは、怖くもあり、適応力のすばらしさを感じることでもありますね。


 2006年の祝日  2005/04/19
 今年も早々と来年の祝日が発表されました。

 2006年の祝日を公示
 特区政府は15日、2006年の祝日を官報で次のように公示した。  元日、旧正月元日、国慶節は日曜と重なるため、前日や翌日にそれぞれ振替休日を設ける。

 1月2日(月)元日の振替休日
 1月28日(土)旧正月元日の振替休日
 1月30日(月)旧正月二日
 1月31日(火)旧正月三日
 4月5日(水)清明節
 4月14日(金)キリスト受難の日
 4月15日(土)キリスト受難の日翌日
 4月17日(月)イースター
 5月1日(月)メーデー
 5月5日(金)釈迦誕生日
 5月31日(水)端午節
 7月1日(土)特別行政区成立記念日
 10月2日(月)国慶節(中国の建国記念日)の振替休日
 10月7日(土)中秋節翌日
 10月30日(月)重陽節
 12月25日(月)クリスマス
 12月26日(火)クリスマスの翌日
          The香港2005年4月19日号より

 このデータを基に、2006年版カレンダーを、近日中に掲載しますね。


 17日に反日デモ  2005/04/14
 中国で発生した反日デモの潮流が、香港にも及んできたようです。

 反日デモ、17日に香港で予定
 17日(日)に保釣行動委員会(尖閣諸島の日本の領有権主張に反対している民間団体)が反日デモを計画している。
 在香港日本国総領事館は13日、香港における反日デモへの注意喚起を発出した。
 同館では「香港の『保釣委員会』が17日午後3時より、ビクトリア公園から行政長官弁公室まで、1000人程度のデモを 実施する予定である」との情報に接し、特区政府と香港警察に日系企業の正常な営業、在留邦人の安全確保に対する配慮を要請した。
 在留邦人には「過度に通常の行動を控えていただく必要はないと思いますが、デモ、抗議活動が予定されている17日には、 無用のトラブルを避けるためにも興味本位でデモ隊に近づくようなことは避けてください」と呼びかけており、 万一、17日当日トラブルに巻き込まれた場合には領事部邦人支援班(電話2522−1184、E-mail:cgoj003@cgoj.org.hk)への 一報を求めている。
          The香港2005年4月14日号より

 昨夜、中国でのデモに巻き込まれ、暴行を受けた日本人留学生のインタビューをテレビで見ました。

 中国への留学生というと、欧米への留学生とは違い、中国文化に憧れを持つ、どちらかというと地味な学生とのイメージを私は持って いましたが、テレビの画面に映っていた日本人の若者は、私が見ても眉をひそめる派手な髪型と服装のちゃらちゃらした男でした。

 私が見ても反感を感じるくらいですから、経済的に恵まれていない一般中国人の若者が彼らを見たら、どのように思うか。 一人ではなにもできないけれど、衆をたのんで、そんな鼻持ちならない金持ち日本人留学生の頭を、ひとつふたつ殴ってやりたい。 そう思う気持ちも解らないことはないと思いました。

 長い歴史と文化には自信を持ってはいるけれど、現実の貧しさに苦しむ彼ら。日本の繁栄を見るにつけ、どうしようもない苛立ちを感じていることは 容易に理解できますね。

 経済的に豊かな日本なのだから、日本人の方が大人になって、中国国民感情を逆撫でしないよう心がけることが必要と思います。靖国神社への 公人の参拝などもっての他と私は思います。


 今年は寒い?  2005/04/09
 香港の春は、寒く始まったようです。

 3月は平均17度、17年来の寒さ
 香港天文台によると、3月の平均気温は摂氏17.4度と例年よりも摂氏1.1度低く、1988年以来の寒さだった。 これは東北からの季節風と寒気団の影響を受けたためで、3月13日には気温が9.5度まで下がった。 湿度は高く、霧の発生した日が多かったが降水量は少なかった。
 7日付『星島日報』によると、まだ雨期に入っておらず、今年の降水量は平年並みと天文台は予測している。
          The香港2005年4月8日号より

 日本は比較的に暖冬だったと思いますし、このところ急に暖かくなっていますが、香港は寒そうです。

 例年あらば雨期の真っ只中のはずの香港ですが、まだのようです。

 まあ、逆に言うと、雨も少なく暑くもない気候ということですから、旅行には最適ということでしょうね。


 空港好感度香港が世界1  2005/03/22
 香港の空港が、世界中の空港を対象に行われた調査で1位になったそうです。

 香港国際空港、好感度調査で1位
 世界48カ所の空港を対象に行われた好感度調査で、香港国際空港が第1位に選ばれた。
 21日付『サウスチャイナ・モーニングポスト』によると、調査結果は国際航空運送協会(IATA)と 国際空港評議会(ACI)が20日に発表した。
 2位は韓国の仁川国際空港、3位はシンガポールのチャンギ国際空港となっている。調査は、搭乗前の乗客5万人以上に 空港内のサービスや設備、セキュリティー、入国手続きなどについてアンケートを行った。
 香港は商用と観光目的の利用客の両方から最多数の評価を受けた。
          The香港2005年3月22日号より

 1位から3位まで、すべてアジアの空港ですね。また、日本の国際空港である成田空港や関西空港も調査対象だったはずですが、 順位には触れられていません。これまでの報道のしかたから考えると、もし、日本や他のアジアの空港が4位以下にも続いていた のならば、書かれているはずですから、おそらく、4位以下欧米が続いているのでしょう。

 成田空港や関西空港は、何位だったのでしょう。

 確かに、私自身の実感でも、比べてみれば、香港国際空港の使いやすさは抜群ですからね。


 海洋公演でイベント  2005/03/17
 日本ではあまりおなじみの少ないイースターですが、香港では連休となります。

 海洋公園、イースター連休にイベント
 海洋公園(オーシャンパーク)ではイースター連休に向けて動物と触れ合うイベントを多数開催する。
 ジャイアントパンダの安安(アンアン)、佳佳(ジャージャー)の朝食を用意したり一緒に記念記念撮影ができる 「栄誉大熊猫護理員」(大人500ドル、子供450ドル)、イルカと直接触れ合う「豚聚一刻」(大人780ドル、子供739ドル)、 海洋生物を眺めながらディナーを楽しむ「海底晩宴」(大人500ドル、子供450ドル)など6つの内容。 いずれも過去に開催されて好評を博したもの。
 開催日は25日〜4月5日と4月のすべての土・日曜、5月1〜8日。
 詳細は電話2552・0291などで確認。
 16日付『星島日報』が伝えた。 
          The香港2005年3月17日号より

 一時は人気が薄れたと報道されていた海洋公園ですが、積極的な施設のリニュアールとイベントの開催で、人気が盛り返している ようです。


 懐かしい、ビーチボーイズの香港ライブ  2005/03/14
 40年ほども続いている米国のロックバンドが、香港ライブ公演を行うとのころです。

 ビーチボーイズが香港で初ライブ
 11日付『サウスチャイナ・モーニングポスト』は、1961年に結成され「サーフィンUSA」などのヒット曲で 知られる米国のロックバンド、ビーチ・ボーイズが香港で初めてライブを行うと報じた。
 同ライブは外国人記者クラブ(FCC)による第4回チャリティー・ボールの一環として10月8日23時から開始予定。 チケットはディナー料金込みで1188ドル。
 予約などの問い合わせはサウスチャイナ・モーニングポスト社のサンディー・チャン氏(電話2521ー1511)まで。
          The香港2005年3月14日号より

 半年後10月公演ですが、デナー付きのようですから、約2万円は安いです。

 旅行の日程と合うようでしたら、お徳かも知れませんね。


 生活費が高い  2005/03/04
 アジアで最も生活費の高い都市が東京であることは明白ですが、2番が香港だったとの調査結果が発表されました。

 香港の生活費、アジアで2番目に高い
 スイスユニオン銀行(USB)が世界の都市を対象に行った調査で、香港は世界で15番目、 アジアでは2番目に生活費が高いという結果が示された。給与水準は世界36位だった。
 今回の調査では生活費が最も高い都市の10位までを欧州の都市が占め、1位はノルウエーのオスロとなった。 また、アジアで最も生活費の高い都市は東京で世界3位。ソウルは25位、台北は36位、シンガポールは39位、上海は43位だった。
 3日付『星島日報』が伝えた。
          The香港2005年3月4日号より

 アジアでの高い順は、「東京・香港・ソウル・台北・シンガポール・上海」との結果です。

 ただ、香港の場合は国民の生活レベルが上と下とに明確に分かれていますね。上は東京よりもはるかに上ですし、下は 大きく下がる。安い生活費でも生活は可能です。

 3番目のソウルと4番目の台北は同じくらいの水準でしょう。東京・香港の半分より少し高いくらいでしょうか。

 シンガポールはおそらく、香港と似たように上下が分かれていて、安価にも暮らすことができる。

 上海は、あまりにも貧富の差が大きな都市なので、調査に偏りがあり(欧米人の生活感覚での数値)、高く評価されているだけだと 思います。

 いずれにしても、物価の安い香港で安い買い物をしようと思うのは、間違いでしょうね。

 香港礼賓府一般公開日  2005/03/01
 年6回公開される香港の歴史的建築物であるガバメントハウスですが、今年最初の公開が今月から始まります。

 ガバメントハウス、2週連続で週末公開
 香港礼賓府(ガバメントハウス)が5、6、12、13日に公開される。
 特区政府の迎賓館として要人をもてなす建物の一般公開は年6回予定されており、今年最初の公開日となる。
 古物古跡弁事署の協力により、ガバメントハウスの歴史を物語る写真が展示される。
 開放時間は午前10時から午後5時。アッパーアルバートロード沿いの東門から入場し、正門から退場する。 一般車両の駐車スペースはなく、正門での乗降もできないので、自家用車での来場は避けるよう呼び掛けている。
          The香港2005年3月1日号より




 IDカードの切替  2005/02/28
 香港に住むには自国民のみならず外国人でもIDカードが必要です。それが、写真入の単なるカードから、 個人電子情報を埋め込んだスマートカードへ切り替え中です。

 50〜51年生まれ、ID更新の予約開始
 3月14日〜4月23日、1950〜51年生まれの香港居住者を対象に香港身分証(IDカード)のスマートカードへの 更新手続きが行われる。
 52〜53年生まれの申請は3月12日で終了する。50〜51年生まれの人の手続きは2月28日から予約開始。
 電話1838333、政府ウェブサイトwww.esd.gov.hk
 または「生活站(ESD)」の端末から受け付けている。
 問い合わせは電話2824―6111、ウェブサイトwww.smartid.gov.hkで、
申請場所(「スマートカードセンター」の所在地)・受付時間などの詳細を案内している。
 申請する際には、居住身分符号にAまたは***の符号、もしくは99年以降に発行された身分証で居住身分符号に Rの文字が入っている人は既存のIDカードを持参して手続きし、それ以外の人は既存のIDカードとパスポートなど 香港の居住条件を証明できる身分証を携帯のこと。
          The香港2005年2月28日号より

 面白いことに、若い世代から順に切替を開始しています。50年生まれというと今年55歳まで普及が進んでいるという ことです。国民のみならず、国内に暮らす大多数の人が、すでにICカードを持っている。

 国民総背番号制度や住民の基本情報だけの住基カードでさえ、日本には反対し抵抗する時代遅れの勢力がありますね。 歴史の流れと近代化は、どんなに反対しても、川の流れが一時的には起こるとしても、本質的には逆流はしないのと同じで、 最後は負けるのですが、それを理解しない。

 いえ、攘夷を振りかざし、それを御旗に江戸幕府を倒した明治政府が、真っ先にしたことが昨日まで反対していた開国でした。 カードに反対している人も、リーダーシップを握ったとたんに態度を反転させるかもしれない。それが、恥ずかしながら日本人の 国民性ですからね。


 チムサーチョイにそごう開店  2005/02/28
 日本を代表するデパート「そごう」ですが、すでに経営権は香港資本に取って変わられています。とは言っても、日系デパートのイメージはまだまだ健在です。

 香港そごう2号店、チムサーチョイに予定
 香港そごうを運営するライフスタイル・インターナショナル・ホールディングは、1億ドルを投資して2号店を チムサーチョイにオープンさせる予定だ。
 25日付『サウスチャイナ・モーニングポスト』によると、同社はソールズベリーロードのアマゾンショッピングモール 内にある11万5000平方フィートを15年間賃借する契約を結んだ。
 ライフスタイル社の劉鑾鴻・代表は、年内の開業を目指すと述べている。
 香港そごうは昨年、クリスマス向けセールで前年同期比10%増を記録し、年間売上高は同16%増の35億ドルに達したという。 劉氏はマカオ進出の計画も語っている。
          The香港2005年2月28日号より

 経営がおもわしくなかった香港そごう(不振というほどでは無かったようですが)が、香港資本になったとたんに経営が上向いた。そうは 思いたくはありませんが、逆に、香港流経営で業績が上がるのならば見習いたいところ。

 まずは、お手並み拝見ですね。


 旧正月の花火  2005/02/02
 毎年恒例の旧正月を祝う花火大会は、2月10日の8時から打ち上げられます。

 旧正月の花火、2万2888発
 旧正月を祝う花火が2月10日午後8時から23分間、ビクトリア湾で打ち上げられる。
 今年は理文造紙(リー・アンド・マン・ペーパー・マニュファクチュアリング)が480万ドルを協賛。 2万2888発を9幕に分けて打ち上げる。
 同夜、香港カルチュラルセンターのピアッツァは工事のため立ち入り禁止となる。
               The香港2005年2月2日号より

 香港島と九龍サイドとに挟まれた海峡を舞台に船から打ち上げられる花火です。

 日本での花火のように、打ち上げる場所が固定しているのではなく、動く船からですので、その景観はまた格別のものがありますよ。


 MTR元旦記念乗車券  2005/01/21
 旧正月元旦の9日に有効な記念乗車券が23日から発売です。

 MTR酉年乗車券を23日に発売
 MTRコーポレーションは23日、今年のえとである「酉(とり)」にちなんだ記念乗車券を発売する。
 高橋常政氏のイラストをデザインした乗車券が菓子トレーとセットになって50ドル。
 この乗車券は2月9日午前零時から同日の営業時間、エアポートエクスプレスを除くMTR各線を何度でも利用できる。 販売はエアポートエクスプレスを除くMTR各線の駅サービスカウンターで、商品が無くなり次第終了。
           The香港2005年1月21日号より

 「菓子トレー」とセットというのが面白いですね。どんなお菓子なのでしょうかね。

 この種の特別な切符や記念切手が大好きな香港人です。もちろん、プレミアが目的。買っておけば将来値が上がると 思うのですね。

 まあ、それは良いとして、長期保存に耐えるお菓子なのでしょうかね(^ム^;)


 中国へのボーダー設備増強  2005/01/19
 香港を経由し陸路中国のシンセンに入るには三つのルートがあります。その全てのボーダーの改装工事が終わりました。

 ボーダーの橋りょう、新設・改装工事が完了
 深セン市と香港のボーダーにある3カ所の税関・出入境管理所で18日、橋りょうの新設・改装工事が完了した。
 18日付『香港商報』によると、工事が完了したのは落馬洲/皇崗、沙頭角の新橋りょう2本、 羅湖の歩行者用橋りょう改装の3プロジェクト。19日から供用される。
 皇崗/落馬洲の新橋りょうは貨車専用で、1日当たり4万台の通行が可能となる。羅湖の改装工事は歩行者用橋りょうを 密閉型にするもので、エアコンが取り付けられ、夏に出入境する際に暑い思いをせずに済む。
               The香港2005年1月19日号より

 どぶ川の上に掛かる橋。羅湖のボーダーを夏場に超えると、その悪臭に悩まされたものです。夏場ではなくても、雨が降ったりすると 濡れ鼠でした。

 それが、密閉式になりエアコンも効くというのですから、これはもう、天国ですね(^ム^;)

 あまりポピュラーではない沙頭角は、車で通過するボーダーです。これからの発展が期待されるシンセンの北東部、大亜湾に行くには このルートが便利なことは言うまでもありません。

 これまで、羅湖に集中していた通過者が、この三箇所に分散してくれれば、ありがたいのですけどね。

 港珠澳大橋  2005/01/18
 香港の西側、マカオまでの水域は海ではありません、巨大な川です。その川に、橋をかける計画です。

 港珠澳大橋、2011年開通の見込み
 香港、珠海市、マカオを結ぶ橋りょう「港珠澳大橋」の設計内容がほぼ明らかになった。
 17日付『大公報』が伝えた消息筋情報によると、橋りょうの起点は珠海側が拱北、横琴の2候補がある以外はすでに決定。 全長は35キロメートルで、珠海の起点が横琴になればさらに3キロ延びる。
 珠江河口の水路を妨げないため橋りょうの中央部は海底トンネルとなる。橋りょうを走行する車両の 平均速度が時速80キロメートルとすれば、香港から珠海・マカオまでは30分足らず。 フェリーによる所要時間約70分の約半分に短縮される。
 来年着工できれば2011―12年に開通する見込みだ。
               The香港2005年1月18日号より

 完成すれば、まさに、世界最長の橋となるのではないかと思います。

 これほどの橋を掛ける工事ができる建設技術を持った企業は日本企業以外にはないでしょう。おそらく日系企業を 中心とした企業グループが受注する可能性は高いですね。

 それにしても、5年ほどの短期間で完成させるという計画、香港人もせっかちですね(^ム^;)


 激しい寒暖の差  2005/01/05
 気候としては亜熱帯の香港ですが、大陸から寒気団が来襲すると一気に気温が下がります。

 寒気団遠のき、週末は20度
 強い寒気団の影響で年末から年始にかけて冷え込む日が続き、1日の香港の最低気温は摂氏7度と43年来の寒い元旦を迎えた。 また広東省広州市の元旦の最低気温は摂氏1度だった。
 香港ではこの寒さで3日までに6人の年配者が死亡し、2日には電気ストーブによる火災などが発生した。
 3日以降、気温は徐々に上昇傾向に向かっており、香港天文台は今週末の最高気温を摂氏20度と予測した。 ただし朝晩は冷え込むので、引き続き保温に気を付けるよう市民に呼び掛けている。3日付『星島日報』が伝えた。
         日刊香港ポスト2005年1月4日より

 7度の最低気温と、最高気温とは言っても、1週間の中で13度も気温の差があるのが香港の特徴ですね。

 この時期、香港を旅行される方、香港は暖かいとのイメージは捨てましょう。ただ、暖かい日もあるので、あまり モコモコの服装では暑苦しい。荷物になっても日本の普通の冬服と、春秋物の両方を持って行くことをお勧めします。




総合メニューへ好きさ!香港アジアへ
hpmanager2@albsasa.com Albert 佐々木