香港アジア四方山話(2005年7〜12月)  このページをお気に入りに
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 この部屋では、香港とアジアの四方山話を、現地発の新聞記事やコラムなどを題材に、独断と多少の偏見を混めて書き綴っています。

 光と音楽のショー(香港)  2005/12/23
 大好評だった「幻彩詠香江」が、23日から再び開催されます。

光と音楽のショー、ギネス入りで23日から
香港政府観光局が(HKTB)が企画する光と音楽のショー 「幻彩詠香江(ア・シンフォニー・オブ・ライツ)」が12月23日から再び始まる。
 上演は午後8時から約13分間。ビクトリア湾に面した高層ビル群からレザー光線や 花火が上がるこのショーは11月21日、「最も大きな光と音楽のショー」として ギネスブックに登録された。
 今回は香港島サイドと九龍半島の高層ビルだけでなく、23、24、31日には海上でも 花火を打ち上げる予定で、ショー撮影の写真コンテストが開催される。
 詳細はHKTBホットライン2508−1234もしくはウェブサイト
 http://www.tourism.gov.hk/symphony/で案内。
             The香港2005年12月23日号より

 香港に住んでいて感じたことは、南方的と言うのか、色彩に関する感覚が日本人とはちょっと違うということでした。

 中国人ですから、縁起の良い「赤」が好きなことは解りますが、それだけではなく、原色や明るい色が好きということ。

 そんな香港人が企画するライティングショーですから、きっと、にぎやかな色合いなのでしょうね。

 検温実施中(香港)  2005/12/17
 SARS発生時に実施されていたイミグレーションでの検温が、また再開されているとのことです。

 入境旅客の検温、全ボーダーで実施
 15日、文錦渡、KCR紅●駅、上環の香港マカオフェリーターミナルの入境ポイントでも 旅客の検温を開始した。これにより、香港は8ゆあるすべてのボーダーで検温態勢が整った。
 入境する旅客の検温実施は2003年に重症急性呼吸器症候群(SARS)が発生した際に 導入されたシステムで、今冬は鳥インフルエンザの被害と鳥から人への感染例が中国本土や 東南アジア地域などで出ていることから、11月18日に羅湖と押馬洲の出入境管理所を 皮切りに復活している。【●=石へんに勘】
             The香港2005年12月16日号より

 インフルエンザは、ある周期で新型が発生するとのことです。

 発生する地域の衛生状態などの問題ではなく、動物の体内を移る度に少しずつ変異し、それがある程度の数に達すると、 強力な毒性を持つウイルスへと突然変異するのでしょうね。

 前回の新型ウイルス発生から、そろそろその時期に来ているようです。

 発生のメカニズムが変異の数なら、基本的に防ぎようが無い。対策としては、いかに早く見つけることしか 無いのでしょう。

 まあ、体力が充分にあれば、感染しても大事には至らない。健康には、特に気をつけなければならない昨今ですね。

 ドラえもん切符(香港)  2005/12/12
 『ドラえもん』は、日本発のアニメキャラクターですが、香港の子供にも大人気です。

 ドラえもん切符、日本往復航空券を抽選で
 今夏に続き、MTRエアポートエクスプレスにドラえもんの特別切符の冬バージョンが登場する。
 12月20日〜2006年2月28日に、香港国際空港駅までの成人用チケット (オクトパスカード/ウオッチの利用、12歳以下の子供用チケット、 博覧館駅間の利用はいずれも対象外)を購入すると、12歳以下の子供用チケットに ドラえもんグッズが付いた「多●A夢冬日系列」のセットが50ドルで購入できる(数量限定)。 「温泉」バージョンにはドラえもん腕時計、「スキー」にはマグネットカレンダーが付く。
 また購入時に渡されるゲームカードに回答し、3月5日までに駅構内の専用箱に投入すると、 香港―成田往復のエコノミー航空券がペアで3組に当たるラッキードローに応募できる。
 【●=口へんに拉】
             The香港2005年12月12日号より

 香港の地下鉄(MTR)は、この種のプロモーションが大好きですね。まあ、それだけ国民が 好き、効果があるということなのでしょう。

 公共交通機関というと、官僚よりも官僚主義、顧客第一主義とは言ってはいても、その実は、 まるで社会主義国家のサービス(昨今の中国の方がよっぽどサービスが良い)ような日本です。 言うばかりではなく、もっと目に見える乗客サービスをしてもらいたいものです。

 寒波襲来(香港)  2005/12/06
 亜熱帯気候の香港ですが、寒波が襲来する季節となりました。

 気温11度、今冬初の寒冷警報を発令
 冬型の季節風の影響によって華南一帯は気温が下がり、香港天文台は5日午後4時、今冬初めて「寒冷警報」を発令した。
 5日夜間の気温は市街地で11度まで下がり、新界地区ではさらに2〜3度低くなった。この寒さは一両日中続き、 6、7日の最低気温は11度、最高気温はそれぞれ14、15度の予報で、ともに寒冷警報が発令される見通し。
             The香港2005年12月6日号より

 まだ、10度を下回ってはいませんが、香港では、10度以下になると低温による死者が増えることから、政府が、路上生活者に毛布などを 配布しています。

 まあ、凍死ではなく、低温によるショック死や、悪性の風邪など余病による老人や子供、栄養状態の悪い浮浪者などが犠牲になるようですけどね。

 この季節(今から2月中旬まで)に香港を旅行する人は、毛皮やオーバーとまでは言わないものの、冷たい風を避けるウインドブレーカーくらいは、持って行くことをお勧めします。

 ディズニー切符MTR駅で販売(香港)  2005/11/30
 ディズニーランドの入場券が、MTRの全駅で購入することができるようになります。

 MTR全駅でディズニー切符を販売
 MTRは12月1日より、MTR各線およびエアポートエクスプレスの全駅で「地鉄迪士尼線一天乗車証 (MTRディズニーリゾート線一日パス)」を販売する。
 このチケットは同園入場料プラス50ドルで、購入した日から90日以内の1日に限り、 エアポートエクスプレスを除くMTR各駅と、香港ディズニーランドリゾート駅との間を何度でも往来できる。
 これまで香港駅のディズニーランドチケットブースでのみ販売していた。
             The香港2005年11月30日号より

 観光客用のフリー切符と、入場券をセットにし、駅で売るとのアイディアは、なかなか優れものですね。

 なぜか、日本では、異業種の会社を連携するような切符やカードがほとんど見受けられませんが、香港では 珍しくありません。

 プリペイドカードなどは、お店や特定企業が社内関連店舗でのみ使えるというのが日本では普通です。それは、 そのカードを、お店や企業が運営しているからですね。

 一方香港では、プリペイドカードやデポジットカードも、クレジットカードと同じように、その運営はお金の専門企業である 金融機関が行い、利用できるお店や企業を募集する方式が一般的です。それだから、一つのカードが複数のお店や会社で使えるのです。

 お国が違えば方式が違うといえばそれまでですが、香港方式の方が合理的と私は思っています。

 未来への提言(香港)  2005/11/25
 アジアをテーマとしたシンポジュームが香港で開催されます。

 藤原教授ら、香港大学でシンポジウム
 香港大学日本研究学科は29日、同学科創立20周年を記念して「日本・中国・アジア:未来への提言」と 題したシンポジウムを開く。
 パネリストは国際政治学者の藤原帰一・教授(東京大学大学院法学政治学研究科)、王逸舟・教授(中国社会科学院)ほか。
 使用言語は英語。
 場所は大学本部Wang Gungwu Theatre、開催予定時間は16〜18時。
 入場申し込みは同大ウェブサイト(http://www.hku.hk/japanese/forum.htm)へ。
             The香港2005年11月25日号より

 21世紀は、特にアジアは、否応なしに中国を中心に動くでしょう。その時、日本はどんな位置にあるのか……。

 香港大学日本研究科を卒業した女性を部下に持っていたことがありました。驚くほど有能な女性でした。

 このシンポジュームで、どんな話が聴けるのか。ぜひ、聴いてみたいと思います。でも、行く時間が取れない我が身がかわいそうです(^ム^;)

 香港も秋の季節(香港)  2005/11/18
 いよいよ香港も秋の気候に。

 来週明け、最低気温は17度
 16日の最低気温は19度、最高気温22度と、香港では今週に入って秋らしいさわやかな気候が続いている。 香港天文台の予報によると、東北の季節風の影響で、来週明け21〜23日の最低気温は17度まで下がり、肌寒くなるもよう。 その後、気温は徐々に上昇する見込み。
             The香港2005年11月17日号より

 分類上は『亜熱帯』気候の香港ですが、住んでみると、意外なくらいに、冬は寒く、夏もさほど暑くはありません。

 11月下旬から3月初めくらいまでは、基本的には20度を少し越えるくらいの気温ですが、大陸から周期的に寒波が来襲し、寒いときには 10度前後にまで気温が下がることがあります。長くは続かず、せいぜい長くて1週間くらいの期間ですが。

 また、香港の気温の特徴は、1日中の温度差があまり無いことです。

 日本だったら、夜明け前が最低気温、夕方になる前頃が最高気温というのが普通ですが、香港では、風の具合によっては、昼間に最低気温、 夜中に最高気温だったとしても珍しくはありません。また、その差はごくわずかです。

 むしろ、ビル内と外との温度差の方がはるかに大きいのも香港の特徴です。外気温も下がり、冷房など必要が無い季節でも、室内は冷房で ギンギンに冷えている。そんなレストランがあるので、要注意です。

 マナー向上運動(香港)  2005/11/16
 毎年恒例の入国管理菅のマナー向上運動が来週実施されます。

 出入境カウンター、マナー運動
 入境事務処は21〜27日、出入境管理所8カ所で「香港礼貌大使」の投票を行う。
 この活動は、職員のマナーと利用者サービスの意識向上により、香港の観光業を側面から支えるのが目的で毎年行われている。
 審査カウンターで好感が持てる応対をした職員がいたら当人に投票用紙を請求し、旅客の氏名と香港IDもしくは パスポート番号を記入してカウンター後ろの箱に入れる。
             The香港2005年11月16日号より

 無愛想とまでは言わないものの、香港の入国管理間も、おせいじにも接客対応が良いとは言えません。

 この運動は、私も経験しました。ある日、突然、差し出したパスポートを微笑みながら丁寧に受け取りました。「おや」と思ったら、後ろにポスターが。

 まあ、一種の人気投票ですからね。係官にしてみても、1票でも入れて欲しいという気持ちも解ります。

 ただ、これが日本だったら、投票用紙を全員に配り、係官の番号なり記号なりを別の場所で投票させる形式が多いでしょう。 本人に用紙を請求するという、この香港方式。日本人感覚では、ちょっと理解できない部分です。これも、文化の違いということなのでしょうね。

 ウインターフェスト(香港)  2005/11/11
 毎年恒例の冬の祭典が今年も計画されています。

 冬の祭典、25日から開催
 香港観光協会(HKTB)が主催する冬の祭典「2005香港ウインターフェスト」が11月25日〜来年1月2日、 セントラルで開かれる。
 スタチュースクエアからチャーターガーデンにかけて「サンタクロースの村」をつくり、「マダムタッソーのろう人形館」から 借り受けた「ジャッキー・チェン」「ベッカム」人形と撮影できる写真館なども設けられる。
 期間中、夜6〜11時はスターフェリー乗り場までの歩道をライトアップ、ほか各種イベントが予定されている。
             The香港2005年11月11日号より

 今年のテーマは「サンタクロースの村」なのですね。

 「ほか各種イベント」の内容が気になります。

 いつだったか、記憶が定かでは無いのですが、雪を見たことの無い人の多い香港なので、人口雪をクリスマスに降らしたことがあり、 子供たちばかりではなく、大人にも好評でした。新しい物好きの香港人ですから、今年もなにか変った工夫があるかも知れませんね。

 野鳥の餌付け禁止(香港)  2005/11/10
 鶏インフルエンザ蔓延の兆しを受け、香港では野鳥に餌を与えることが禁止となりました。

 インフルエンザ対策、野鳥の餌付け罰金
 房屋署(住宅署)は6日、住宅など公共の場で野鳥に餌付けした場合、公衆衛生を汚染したと認められれば 1500ドルの罰金を科されることがあると通達した。
 鳥インフルエンザの発生が懸念される中、住宅地に野鳥を集めないようにする措置。
             The香港2005年11月10日号より

 渡り鳥がウイルスを媒介する可能性が危惧されているおりですので、いたしかたがない対策とは思いますが……。

 ところで、『住宅など公共の場』という表現が香港らしい。

 日本の一般的な感覚ならば、『住宅』は『私的な場』ですよね。住宅が『公共の場』という感覚は、住宅と言えば、高層マンションのような 『集合住宅』をまずイメージする香港だからということでしょう。

 鳥の餌付けで思い出すのは、これから冬に向かい、北方から渡ってくる白鳥などの渡り鳥に対する、東北や北海道地域などで盛んな餌付けです。

 観光資源の一部として、町をあげて実施している地域もあります。これ以上鶏インフルエンザーが拡散すると、日本でも、そんな 餌付けも考えなければならなくなりますね。

 新疆遺跡展示会(香港)  2005/11/02
 新疆ウイグル族自治区出土品の展示会が3ヶ月間開催されます。

 新疆のミイラ、香港で初展示
 沙田の香港文化博物館で12月21日から「絲路珍宝―新疆文物展(Treasures from the Silk Road:Xinjiang’s Heritage)」が 開催される。
 新疆ウイグル族自治区で出土した青銅器、木簡、紡績品など、青銅器時代から14世紀の文物115点。 3000年以上前とみられる男女のミイラ2体は1980年代に同地区で発見されたもので、国務院文化部の承諾を経て初めて 香港で展示されるため、湿気や気候の変化に損傷を受けないよう製作費50万ドルの展示用ケースを特別に用意する。
 3カ月間の展示期間に30万人の来場を見込む。参観料は入館料込みで大人20ドル、学生および60歳以上と身障者は10ドル。毎週水曜は半額。
             The香港2005年11月2日号より

 香港文化博物館は、比較的新しい博物館ですね。

 近くには競馬場もあるし、1日をかけての観光にちょうど良いと思います。

 50万ドル(香港ドル:約750万円)の展示ケースとはどんな物なのでしょうか。単なるケースとも思えませんね。空調設備でも装備されているのでしょうか?

 免税非免税区分(香港)  2005/11/01
 本日より、香港の税関では、所持品が免税範囲内の入国者と、免税を超える物を持ち込む入国者のカウンターが区分けされました。

 入境時、税関に緑・赤ライン
 1日より海、空、陸いずれの入境時にも税関に「紅通道(レッド・チャネル)」「緑通道(グリーン・チャネル)」の区分ができる。
 免税範囲内もしくは課税対象の物品を携帯していない旅客は「緑」、課税対象となる物品を携帯している旅客は「紅」へ進む。 「緑」へ進入して課税対象品が見つかった場合、罰金が科されることがある。
             The香港2005年11月13日号より

 ほとんど税関はノーチェックの香港でしたが、区分けができたということは、チェックが厳しくなるということなのでしょうね。

 一般観光旅行者ならば、免税額を越えるような物を持ち込むことはほとんど無いと思いますが、ビジネスなどで香港を通過して中国にサンプルなどを持ち込む場合、ちょっと心配ですね。

 税関に関しては気楽に通過していた香港でしたが、気を使わなければならなくなりそうです。

 『アジアの話題』を統合します  2005/11/01
 これまで、別々のページとして扱っていました『香港四方山話』と『アジアの話題』を統合し、『香港アジア四方山話』とします。

 このページは、インターネット上での情報や新聞雑誌などが主な題材ですが、ご覧になっているみなさまからのメールなどの情報も貴重な情報源として 使わせていただきたいと思っています。

 掲示板でもメールでもかまいません、情報をお寄せください。


 文物探知館  2005/10/26
 大陸側の九龍公園内に、香港の文化財と出土品などを展示する博物館が開館します。

 九龍公園に文物探知館オープン
 来る29日、九龍公園内に「文物探知館」がオープンする。
 遺跡保護と文化材への意識向上を目的に建てられた同館では、香港の遺跡や出土品について解説している。
 広さ5000平方メートルの2棟から成る建物は1910年に建てられたビクトリア様式の英国軍営地跡を改築。 常設展示、参考図書館、模擬発掘室など5つの施設があるが、今回公開されるのは半年に1度展示が入れ替わる「専題展覧庁」のみ。 西貢沙下考古遺跡で見つかった新石器時代の青銅器などが展示される。
 入館無料。開館時間は月〜土曜10〜18時、日曜、祝日は19時まで、木曜休館。全面開館は2007年半ばの見込み。              The香港2005年10月26日号より

 無料というのが嬉しいですね。

 場所も解りやすい公園の中。

 ちょっと時間が空いてしまったような時などに、立ち寄るのに良い施設になりそうです。

 ハンカチかティッシュか  2005/10/25
 手を洗った後で水気を拭く。日本ではハンカチや手拭ですが、香港ではティッシュが一般的です。

 小学校高学年、ハンカチよりもティッシュ
 香港の環境団体が9〜10月に5411人の小学生を対象に行った調査で、小学1〜4年生の 63%は手や顔を拭くときにハンカチを使う習慣があった。だが、高学年になるとハンカチを 使う児童は43%に減少し、代わりにポケットティッシュを使う傾向が強くなり、高学年の27%は 1日平均5枚以上を使用していた。
 調査関係者は「この数字を香港の人口に置き換えると、200万人が1日に5枚のティッシュを 使用していることになり、そのために1カ月1万本の木が伐採されることになる」と語り、 ティッシュの使い過ぎを改めるよう呼び掛けた。
             The香港2005年10月25日号より

 確かに、紙製のティッシュは樹木を使います。

 香港に暮らし始めた頃、香港人がハンカチを使わないことに気付きました。その代わり、ちょうどハンカチほどの大きさ、普通のティッシュよりも 厚めで、周囲に押し模様のある、手拭専用のポケットティッシュが使われ、普通に売られていることにも気付きました。

 なぜ布のハンカチを使わないのか。

 その理由は、日本とは比べ物にならないほどの高音多湿の香港なので、汚れて濡れた布を、そのままたたんでポケットに入れたのでは、 細菌が繁殖してしまい、危険ですらあるからと教えられました。なるほどと納得したのです。衛生のための紙の使用なのです。

 この記事、衛生面のコメントなく、資源だけを問題としているのはちょっと舌足らずと思います。まあ、使わないに越したことはありませんが。

 海賊版摘発  2005/10/22
 法制度上は著作権には厳しい規定のある先進国香港です。でも、著作権無視の違法天国中国がその隣。表裏の世界が歴然と存在するのが香港でした。

 ヘアサロンで海賊版、著作権侵害で摘発
 香港税関は18日、海賊版DVD/VCDやゲームソフトを顧客サービスとして使用していたヘアサロンを 著作権侵害の容疑で摘発した。こうしたケースでのヘアサロンの摘発は始めて。
 コーズウェイベイ、チムサーチョイ、●湾にある系列店で映画を放映していたほか、VIPルームを利用すると 映画やテレビゲームを50〜100ドルを貸し出していた。海賊版のDVD/VCD182枚、音楽CD42枚、 ゲームソフト14枚とプレーヤーなど1万4000ドル相当が押収された。【●=草かんむりに全】
             The香港2005年10月21日号より

 この記事、ちょっと不思議な気がします。

 海賊版のコピーメディアが、普通は50ドルで売られているのが香港です。貸し出し料金が50ドル以上というのは理解できない。

 海外からのプレッシャーにガス抜きとして摘発しただけなのかも知れませんね。

 ヘアサロンと言うと、日本ではかなり料金が高いですから、ちょっと高級な感覚もありますし、美容師になるには難しい国家試験もあり、りっぱな職業ですが、 香港はちょっと事情が違います。もちろん、高級なところはありますが、理容師という職業は「職業に貴賎のある香港」では、【賎】の職種です。香港人にはなり手が少なく、 外国人出稼ぎが多いです。

 同じように出稼ぎ外国人労働者の多いレストランでは、コピーソフトが売られています。

 これが面白い(^ム^;)

 それぞれの出稼ぎ元の国のソフトが、手製のコピーで売られているのです。里帰りしたときに、それぞれの国でヒットしている映画ソフトや音楽ソフトを買ってきて、 コピーして常連客に売っています。もちろん、店として売っているのではなく、彼女たちが個人的にこっそりとするアルバイトです。

 けっこう面白いものがあり、買ったこともありました。言葉は解りませんけどね(^ム^;)

 香港女性は強い  2005/10/14
 まあ、日本の女性も強いですが(^ム^;)、香港の女性はそうとうです。

 コンビニ強盗、20ドルの損失
 12日、旺角のセブンイレブンで強盗を試みた男性が女性店員に反撃され、自らの所持金も置いて逃げる事件があった。
 13日付『明報』によれば、この男は40ドルのキャンディーを買うと装って20ドル紙幣をレジに持参し、 リュックから果物ナイフを取り出して店員をおどした。
 男は続いてレジカウンターの内側に飛び込みレジを開けようとしたが、もう1人の女性店員が「あんた何する気!」と一喝。 驚いた男はキャンディーも20ドル紙幣も持たずに逃走したという。
             The香港2005年10月13日号より

 広東語にも迫力があるんですよね。

 かつて、部下だった香港女性です。かわいらしいお嬢さんでした。英語を話す時の声も、少し高音になってかわいかったのですが、 同僚と広東語で話しているのを聴いて驚きました。

 ドスの効いた低音です。ふざけてたのでしょう、同僚の男性にちょっと怒った雰囲気で言った時のことばの感じは、日本の関西やくざもビックリの迫力でした(^ム^;)

 マカオグランプリ  2005/10/05
 毎年恒例のマカオグランプリです。パンダバスが、観戦ツアーを販売しています。

例年熱いレースが繰り広げられるF3マカオグランプリが今年もやってきます。
レースのほか、様々なイベントも開催されます。世界遺産の街並みマカオでのレースをどうぞお見逃しなく!!

旅程: 07:30 上環フェリーターミナルにてマカオへ
09:00 スタンドよりレース観戦(自由行動)
19:00 フェリーにて香港へ
20:00 上環フェリーターミナルにて自由解散

時間:07:30-19:00
催行:2005年11月19日・20日
最小催行人数: 1
食事:なし

●ガイドは香港サイドならびにマカオサイドも付きません。現地では自由行動となります。
●観戦チケットならびに香港(上環)⇔マカオ往復フェリーチケットは、11月15日以降、香港支店ご来店にて引渡しとなります。
●ツアー当日は必ずパスポートをお持ち下さい。

<料金>
グランドスタンド(自由席) HK$920
リスボンスタンド(指定席) HK$1250

子供料金の設定はございません。クラブパンダ会員のお客様はHK$10割引となります。
             パンダバスホームページより

 香港在住時代、今年は行こう。来年こそ行こう。言い続けてけっきょく見に行けませんでした(^ム^;)

 狭いマカオの道を、フォーミュラーカーが走る。ぜひ、肉眼で見てみたいものです。

 ホテル混雑情報  2005/09/28
 香港のホテル混雑情報が入りました。

 ホテル混雑、国慶節と12月のWTО会議
 ホテルオーナーの業界団体、酒店業主連会の李漢城・総幹事によると、10月1日の国慶節(中国の建国記念日) にかけた連休、中国本土からの利用客が多い3、4つ星クラスのホテルは客室稼働率が約90%を超える予約状況で、 これらの宿泊料金は前年同期比約10%増の平均450〜600ドル程度となっている。
 また、12月13〜18日に香港で開かれる世界貿易機関(WTО)の閣僚会議に向け、セントラルからコーズ ウェイベイ一帯の高級ホテルは同時期ほぼ予約満杯という。27日の香港電台(RTHK)ニュースが伝えた。
             The香港2005年9月28日号より

 日本とは商習慣が違い、香港では、ホテルの宿泊料金の規定値段は異常なくらいに高く設定してあります。

 その値段を基準に、シーズンや込み具合、団体の人数、会社との契約等々のディスカウントをして、普通は規定値段の半分以下で 宿泊できるのがむしろ一般的です。特に込む時期(つまりは需要が多い時)には価格が跳ね上がります。

 日本だったら、ただ単に予約が取れないだけで、値段は上がりませんが、香港では上がる(下がっていたのが戻るというのが 彼らの主張ですが)のです。

 以前に、そんな商習慣を知らず、安い時期だったのですが、予約も取らず飛び込み(この場合は規定料金を請求されてもしかたが ありません)だったことから、他の客に比べて高い値段を請求されて誤解し、新聞で「香港ホテル日本人差別説」を展開した困った新聞記者がいました。

 香港に自由旅行をするのなら、情報を集め、なるべく込む時期を外して行くべきです。

 路上コンサート  2005/09/24
 九龍サイドの繁華街「旺角」の路上で、ライブがあるそうです。

 旺角の繁華街で路上コンサート
 25日夜、旺角のランガムプレイス前を会場に路上コンサートが開かれる。
 22日付『明報』によると、コンサートは夜8〜9時に行われるが、この影響で同日午後4時から深夜零時まで、 ポートランドストリートの一部区間(アーガイルストリート、山東街と交差する区間)が車両通行止めとなる。 フラメンコやアカペラ合唱などが予定されており、入場券はランガムプレイス、マクファーソンスタジアム、 旺角プレーグラウンドなどで無料配布(数に限りあり)している。
             The香港2005年9月23日号より

 香港では日常的に路上ライブが見受けられます。

 まあ、このイベントに出演するのはプロのミュージシャン達でしょうけれど、見かけるのは別のプロ(^ム^;)

 そうです。物乞いの人たちです。

 尖沙咀界隈で、どう聴いても音楽になっていない胡弓を弾くお婆さんの姉妹。深水捗の地下道のおっさん。などなど。

 まあ、ただうつむいているだけで物乞いするようりは、何かしているだけ良心的なのかも知れませんね。

 香港ディズニー開業  2005/09/12
 香港ディズニーランドは、今日正式開園しました。

 香港ディズニー開業、年間1000万人目指す
 香港ディズニーランドが12日、開業した。
 東京に続きアジアで2番目で、香港西部のランタオ島に126ヘクタールの埋め立て地を造成して、 四つのテーマパーク、22のアトラクション、二つのホテルを開設した。
 中国語では「香港迪士尼楽園」と表記され、中華系ファストフードも提供するなど、中国色を打ち出しており、 香港政府は中国大陸の観光客流入を当て込む。
 初日入場券は1万6000枚が完売。初年度の入場者目標数は560万人としており、最終的に年間1000万人を 目指すとしている。
        (読売新聞) - 9月12日

 今日は、香港ディズニーランドの正式オープンの日ですです。

 さすがにのビッグニュース。珍しく日本の新聞が報じています。

 米国人はマニュアル好きだといわれます。マニュアルが無ければ規則が守れない。そして、日本人は本来マニュアルは好きでは無いが、 規則を守るのは大好き。マニュアルが制定されれば、几帳面にそれを実行する国民性です。

 香港人は、はたから見ている限り、マニュアル好きでも無ければ、規則を守ることも嫌い。

 超マニュアル社会のディズニーランドですから、当然、厳密なマニュアルはあるのでしょう。それが、どのように 運用されているのか。興味津々です(^ム^;)

 中秋節のイベント  2005/09/12
 9月18日は中秋節です。日本では「中秋の名月の日」として月見をする日ですが、香港では宗教上の重要な日なのです。

 中秋節のイベント、各地で開催
 来る18日の中秋節を祝うイベントが域内各地予定されている。
 コーズウェイベイの中央図書館エキシビションギャラリーでは9月16日〜10月1日に 「中秋燈設計展覧(MidAutumn Lantan Design Exhibition)」を開催し、 各種ランタンを展示する。
 また18日にビクトリア公園に占い、クイズなどのイベントブースが設けられるほか、20〜21時に 中国伝統舞踊公演、22〜22時45分には120年の歴史を持ち、全長60メートルの火竜が踊るドラゴンダンスが行われる予定。 九龍公園では10月16日まで色とりどりのランタンの飾り付けが見られる。
 このほかイベントの詳細はwww.lcsd.gov.hkへ。
             The香港2005年9月12日号より

 中秋節は、日本で言うとお盆のような日です。先祖のお墓参りをする日ですね。

 また、道端に供物を供え、線香(30センチ以上もある長い線香です)を焚いて祈ります。

 香港の夏の風物詩の一つです。

 ダイエット食品回収  2005/09/09
 日本と比べ、肥満の女性は少ない香港ですが、ダイエットは大流行、各種ダイエット薬品や食品があふれています。香港土産に、そんな食品を買って帰る観光客も多いのではと思います。

 ダイエット食品2種類を回収
 衛生署は7日、ダイエット効果をうたった健康食品「康●清脂素」「康●繊秀方」には医薬品成分が含まれており、 副作用を引き起こす可能性があるため購入・服用しないように呼び掛けた。
 先月、同製品に関する苦情を受け、成分を検査したところ、肥満治療薬として使われるシブトラミンが検出された。 シブトランミンは食欲を抑制する作用のほか、血圧上昇、頭痛、便秘、不眠、鼻炎などの健康被害が出る危険がある。 輸入代理店(電話2511ー5591)が回収を行っている。【●=女へんに亭】
             The香港2005年9月8日号より

 今朝の日本のニュースでも、不当な広告で健康食品まがいを売り、大もうけをしていた業者が報道されていました。

 得体の知れないダイエット食品など、男の私は手を出す気にもなりませんが、この種の話題が尽きないのは、それだけ市場が有るということですね。

 定年退職した先輩が、長年住んだ香港でのキャリアと人脈を生かし、ダイエット食品の輸入業をすると言っていたのを思い出しました。

 成功しているのかなぁ。先輩。

 国慶節花火鑑賞クルーズ  2005/09/05
 10月1日の夜は、恒例のビクトリア湾花火大会です。ご存知「パンダバス」が特別鑑賞クルーズを企画しています。

 100万ドルの夜景をバックにあがる大輪の花火をビクトリア湾から観賞。迫力満点、人気のツアーですのでご予約はお早めに!

旅程:
18:00 北角埠頭(九龍城・紅ハム行きターミナル前の男女公衆トイレ前)
18:30 紅ハム埠頭
 ビクトリア湾から花火観賞
22:00 各埠頭

時間:18:00-22:00
催行:2005年10月1日
最小催行人数: 20
食事:軽食

●雨天、もしくは、主催者側の決定により花火を打ち上げない場合がありますが、その場合の返金は致しかねます。予めご了承下さい。
●定員は35名様となっております。

変更・取消料:ご予約確定後のキャンセルは、料金の全額を手数料として申し受けます。

ご提供料金
大人  HK$380
子供  HK$330

子供料金の適用は、3歳以上10歳以下となります。クラブパンダ会員のお客様はHK$20割引となります。

 水上で打ち上げる花火ですから、それは見事です。日本の花火とは一味違う香港の花火、ぜひ一見をお勧めします。

 申込その他は、パンダバスの特設ページをご覧ください。

 パンダバス特設ページ


 被害者が強盗発見者  2005/09/01
 狭い香港ならではの事件です。

 強盗被害の店主、犯人に再会
 強盗被害に遭った両替商が自ら犯人を見つける事件があった。
 30日付『明報』によれば、この男性は湾仔で両替商と貴金属、骨とう品店を経営していたが1999年に 強盗に遭い負傷したのに続き、今年1月には外貨300万ドルと貴金属を奪われた。
 事件後、いつか犯人を捕まえようと防犯カメラの映像を繰り返し見て、犯人の顔を覚えたところ、28日、 レストランで席が隣り合わせになり通報したという。
             The香港2005年8月31日号より

 悔しさから犯人を捜し続けた努力もありますが、狭い香港ならでこそ、ばったりと街で出くわすことになったのでしょう。 日本ではちょっと考え難いことですね。狭い狭いと言っている日本ですが、実はかなり広い国なのです。

 香港に住んでいた頃に感じていました。こんなに狭い国では、目立ったことをすれば、その顔などすぐに知れ渡ってしまう。悪いことなど できない国なのではということです。

 まあ、中国をはじめ、海外に出るのが簡単な国ですから、凶悪犯罪者は海外に逃げてほとぼりを冷ますのでしょうけどね。

 定刻ランキング  2005/08/29
 ランキングが好きな人たちがいます。香港人も好きで、現地の新聞には良く掲載されています。特に、香港の順位の高い時(^ム^;)

 香港国際空港、定刻ランキングで2位
 米経済誌『フォーブス』が行った「定刻に離着陸する空港」のランキング調査で、香港国際空港が上海市の埔東国際空港と並び 2位に選ばれた。
 26日付『りんご日報』によると、調査は世界50カ所の空港を対象に行われた。
 1位はマレーシアのクアラルンプール国際空港で定刻率は88%、2位の香港国際空港と埔東国際空港はともに87%だった。 4位は英国のマンチェスター国際空港、5位はアラブ首長国連邦のドバイ空港となっている。
             The香港2005年8月29日号より

 このニュースを読むと、ほとんどの日本人は不思議に思うでしょうね。

 日本の交通機関は、時刻が正確であると言われてきていますし、そう信じきっていますから。

 しかし現実は違うようです。日本の空港は5位以内にも入ってません。

 また、一般の日本人は、中国人は時刻にルーズというイメージを持っていると思いますが、その中国の上海と香港の空港の方が、 日本の空港よりも正確に運行しているのです。

 植えつけられてしまっている、日本人はまじめで勤勉で時間に正確とのイメージ。確かに以前はそうだった。でも、今は違います。今を支える30代・40代と、未来を支える20代の日本人に 猛反省を求めると共に、この間違ったイメージを払拭しなければならないと私は思います。

 手前味噌のイメージに、驕った民族に未来はありません。素直になって見直し反省しなければ、日本の将来はありません。ますます世界の孤児になるだけです。


 香港での発症が正式発表  2005/08/18
 なんともきな臭く不気味な四川省に端を発した「豚連鎖球菌感染」ですが、ついに、香港での発症を香港政府が正式に発表しました。

 食肉加工員、豚連鎖球菌に感染
 衛生防護センター(CHP)は16日、豚連鎖球菌の感染確認例を発表した。
 患者は天水囲に住む44歳の男性で、12日に発病し、16日に屯門病院に入院した。
 最近の渡航歴はなく、17日付『星島日報』によると、食肉加工に携わるスーパーマーケット職員。 手指に傷があり、作業中に感染した可能性も取りざたされている。
 このスーパーに豚肉を納入している卸業者は、豚連鎖球菌の被害が広がった四川省産は納品していないと説明している。
             The香港2005年8月18日号より

 四川省には行っていない。四川省からの豚肉も輸入していないとなると、その感染経路はどうなのでしょうか。

 発表が迅速なのは良いのですが、どうも、香港政府の発表には詰めの甘さが目立ちます。これでは不安をあおるだけ。

 感染が、四川省から周辺地域、おそらく広東省にも広がっているということが予測されますね。シンセンで回収騒ぎがあったとの 記事も信用できそうな気がします。

 容易ならぬ事態になっているのではないでしょうか。


 香港ディズニーランド開園  2005/08/17
 9月の開園に向け、着々と準備が進んでいます。

 香港ディズニー、リハーサル開始
 香港ディズニーランドが16日、正式開園と同じ状態でキャストメンバーが実演するリハーサルを開始した。
 続く17、18、20、21、23、24、26〜28、30、31日、9月2〜4、6〜8日にも1日に数千から 3万人を招待してリハーサルを行う。また8月16〜26日(19日を除く)の20時、8月27日〜9月8日 (除く8月22、25、29日と9月1、5日)の21時には打ち上げ花火も行う予定。
             The香港2005年8月17日号より

 本格開園に向けて順調のようです。

 さてさて、開園となったら、東京ディズニーランドは、どんな影響を受けるのでしょうか。

 一つのケーススタディとして注目したいと思っています。


 何かが起こっている  2005/08/16
 四川省で発生した豚感染症の影響なのでしょうか、きな臭いニュースが香港から飛び込んできました。

 河南省と深センからの豚肉輸入を停止
 衛生福利及食物局は15日、河南省と深セン市からの冷凍豚肉の輸入申請手続きを一両日停止すると発表した。
 「深セン市内2カ所の市場で河南省産の豚肉が緊急回収された」との報道に配慮した措置。
 同局では、国家質量監督検験検疫総局と「河南省で豚連鎖球菌の被害は出ていない」ことを確認し、 広東省衛生庁から「省内で豚連鎖球菌の人への健康被害は出ていない」との報告を受けているが、 緊急回収の原因などについて詳細を把握できていないため暫定的に輸入を見合わせると説明している。
             The香港2005年8月16日号より

 毎度のことです。中国地方政府は、何かが起こっても、なかなかそれを正直に発表しません。

 回収騒ぎが、「ガセネタ」(これも珍しくはない)ならば問題はありませんが、本当だとすると、地方政府の否定発表などまったく信用はできません。 過去の実例がそれを証明していますからね。

 日本政府の対応はどうなのでしょうか。中国西南部の食肉輸入を止めているのかどうか……。

 食べ物だけに、心配です。

 今日は終戦(勝戦)記念日  2005/08/15
 今日、8月15日は終戦記念日。中国側から見ると、勝戦記念日になります。

 終戦60周年、追悼式とデモ
 14日の香港電台(RTHK)ニュースによると、終戦60周年記念日の前日である14日、 セントラルの和平英雄記念碑前で「抗日戦争勝利60周年」を記念する儀式が行われた。
 許仕仁(ラファエル・ホイ)政務長官、保安局の李少光(アンブローズ・リー)局長らが戦没者を追悼する献花を行った。
 また、尖閣諸島の領有権に異議を唱える団体などがビクトリア公園からセントラルのエクスチェンジスクエアまで 反日抗議のデモ行進を行った。
 15日午前にもセントラルのチャーターガーデンからエクスチェンジスクエアまでのデモが予定されており、 在香港日本国総領事館では「過度に通常の行動を控えていただく必要はないと思いますが、 無用なトラブルを避けるためにもデモ隊に近づくことは避けてください」と注意を呼び掛け、 トラブルに巻き込まれた場合は総領事館領事部邦人支援班(電話2522−1184)へ連絡するよう求めている。
             The香港2005年8月15日号より

 終わったのが60年前です。大多数の日本人が「関係ないね」と思っていることでしょう。

 「昔のことをいつまでも……。いいかげんにしてくれ」と思う日本人も多いでしょう。

 でも、中国の人にとって60年前は昔のことではありません。

 中国や香港の人は、家族・一族を大切にします。その感覚はちょっと日本人には想像もできないほど篤い。

 宗教的祭事の日には、単に一家族ではない、一族が集まり昔語りをします。亡くなったお祖父さんお祖母さんのことはもちろん、 何代も前の祖先の人となりや業績を語り継ぎ話題にするのです。

 そんなことから、60年前なんて、昨日のことのような「最近」なのです。

 骨董品などの感覚も日本人とは大きく異なります。日常に使っている茶碗が200年前のものだったりしても珍しいことではありません。

 日本のインターネットオークションで、「古い物です」との出品者のコメントが付いていたので、少なくとも50年か100年前の物と思ったら、 届いたものは新しい物だった。「古い物ではありませんね」と私がコメントすると、出品者の女性は猛烈に反発してきました。いわく、「20年近くは 経っている」。あきれましたが、若い女性の感覚はそんなものなのかも知れません。

 8月15日のこの日。日本人はでしゃばらず表に出ず、「お静かに」していてくださいね。海外、特にアジアでは。


 香港ディズニー開園記念切符セット  2005/08/05
 9月に迫った開園をひかえ、お祭りムードが盛りあがりつつあります。

 ディズニー記念セット、21日に発売  MTRディズニーランドリゾート線の開通を記念し、成人2枚と子供2枚の乗車券にディズニーランドリゾート線車両の 模型を合わせた「親子乗車記念セット」が21日、発売される。
 4日付『明報』によると、1セット150ドルで、成人切符にはミッキーマウス、ミニーマウス、子供切符にはドナルドダッグ、 グーフィーが描かれ、それぞれ2回乗車できる。
             The香港2005年8月5日号より

 記念乗車券だけではなく、車両模型が付いているというのが面白い企画ですね。

 私も欲しい(*^_^*)


 女性が多い香港  2005/08/01
 人口における男女の比率は、普通ならば1:1に近いはずです。でも、香港では……。

 男女比の不均衡と女性の晩婚化進む  7月28日に統計処が発表した人口統計によると、1991年から04年に香港の総人口は33%増加した。
 それとともに男女比の不均衡が加速し、1981年は女性1000人に対する男性の人数比は1087人だったのが、 03年は同939人、04年は同929人となった。うち30〜39歳の男女比は女性1000人対して男性800人と 最もバランスを欠いていた。
 また女性の初婚年齢の中位数は1981年の23.9歳から04年は28.1歳、男性は同27歳から31.1歳と晩婚化が進み、 86年と比較して未婚女性は42%増加した。
 だが専門家は「女性の比率が増加しても男性が結婚しやすくなったわけではない。女性の学歴が上がり、希望の条件を満たす男性が いなければ結婚しないという女性も増えている」とコメントした。
 7月29日付『星島日報』が伝えた。
             The香港2005年8月1日号より

 30歳代の男女比が、0.8:1.0とは、はっきりと異常ですね。普通の出産と病気や事故などでの人口減少とでだけでは、こんなに大きな差にはならないでしょう。

 ということは、男性が香港を離れているか、女性が香港に流れ込んでいるかのどちらかでしょう。

 中国から、女性が香港男性の結婚相手として流れ込んでいるということもかなりあるでしょう。けれど、男性が流出している方が多いのではないかと思います。

 それだけ、職場としての香港に魅力が少ないということなのでしょう。

 香港で働きたいという日本人女性が多いようですが、こんな香港の状況を考えると、香港は女性にとって住みやすいところではなくなりつつあるということを、 良く理解した上で、行動を起こして欲しいと思っています。大きなお世話かも知れませんが(^ム^;)

 香港にも飛び火「四川省豚感染症」  2005/07/29
 「アジアの話題」に報告を続けていた四川省での豚連鎖球菌感染症が、ついに香港に飛び火し患者が確認されました。

【中国】四川奇病:死亡31人、発症152人に拡大、香港でも
 中国衛生部は28日、「四川省衛生庁からの報告にもとづく情報」として、四川(しせん)省・資陽(しよう)市などを中心に発生したブタ連鎖球菌感染症で、同日正午までに152人が発症し、31人が死亡したことを発表した。
 そのうち、実験室検査により感染が確認された人は13人、臨床診断によるものは93人、疑い例は46人。すでに問題がないとして退院した人は7人、危篤状態は27人となっている。
 なお、香港衛生署・衛生防護センターは、香港市内で同様の連鎖球菌に感染した疑いのある患者1人が確認されたことを報告したが、この患者は市内の病院で治療を受け、12日には退院したとされる。(編集担当:田村まどか)
        サーチナ・中国情報局7月29日10時40分更新より

 まだ、たった一人、それも、香港に居ての感染なのか、四川省を旅行して感染したのか、状況が不明なのでなんとも言えませんが、四川省からは遠く離れた香港にまで感染が 広がっているということは、その中間の広東省にも感染者がいるでしょうね。

 SARSの再来にならないことを、今は祈るだけです。


 香港ディズニー線開通  2005/07/26
 9月には開園する香港ディズニーランド。その専用線が開通です。

 MTRディズニー線、8月1日に開通
 MTR迪士尼(ディズニーランドリゾート)線が8月1日に開通する。
 東涌線の欣澳(サニーベイ)駅からディズニーランドリゾート駅までを3.5分で結ぶ。
 同区間の乗車料金は大人6ドル(オクトパスカード利用時は5.6ドル)。
 4両編成の車両は窓枠とつり革にミッキーマウスのシルエットをかたどり、ディズニーキャラクターの像が 座席横に飾られている。運転とホームのドア開閉は自動制御。朝6時から深夜1時まで4〜10分間隔で運行。 9月12日の正式開園まで入場許可のない人は改札を出てもテーマパークエリアに立ち入ることはできない。
             The香港2005年7月26日号より

 香港のディズニーランド開園がま近に迫っています。

 マニュアル大好き日本人。マニュアルはあっても、勝手に按配してしまう香港人。

 きっと、日本のディズニーランドよりも、香港のそれの方が面白いに決まっている。

 私はそう思うのですけどね(^ム^;)


 ナンバープレート競売  2005/07/12
 香港では恒例の、ナンバープレート競売が実施されました。

 誕生日にちなみ、ナンバープレート落札
 運輸署は10日、自動車のナンバープレートの競売を行った。
 11日付『東方日報』によれば、同日の競売は通常より低調で、31個のナンバーは買い手が付かず、 28個は最低基準の1000ドルで成約した。
 同日の最高値15万ドルを付けた「599」は始値での落札だった。
 一方、「LT666」を1万1000ドルで競り落とした男性は6月6日6時生まれでLT型のオートバイを所有。 今後23万ドルを用意して普通自動車用ナンバー「666」の入札に挑み、成功したら自家用車を購入する意向と話している。
 同日の収入は総額245万6000ドルで、必要経費を控除した後、慈善目的で使われる。
                    The香港2005年7月12日号より

 日本では、自動車に固有のナンバーですから、車を交換するとナンバーも変わりますが、香港では逆に、ナンバーは個人の所有するものです。それを 車に取り付ける。車を換えてもナンバーは変わりません。

 そこで、縁起の良い番号や、特定の個人にとって、特別な意味のある番号が競売になるのです。

 しかも、もともとはタダの番号の付与ですから、その売り上げ金額は慈善事業に寄付となるのです。

 ちなみに、記事に出ていた男性が買ったバイク用のナンバーは日本円で17万円、自家用車用に用意しているという金額が350万円。今回の利益総額は3700万円の なります。




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hpmanager2@albsasa.com Albert 佐々木