香港で食道楽、その場所と内容(日本食編)
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香港は今、日本食ブームです。そう、日本のフランス料理の感覚でしょうか。ちょっと気取ったしゃれた食事、それが香港人の日本食のイメージです。 そう言えば、香港ではフランス料理はほとんど話題にもなりませんね。もちろん、あるにはあるのでしょうけれど、だからどうなの、そんな感覚ですね。フランス料理を ありがたがるのは日本人だけかも知れません。フランス人に料理を教えたのはイタリア人ですからね、その割には、日本ではイタリア料理の格が低い。なぜなのでしょうかね。 確かに、ファッションはフランスですが、色彩はイタリアの方が上というのが世界の常識。ある時期、パリが、それも、ある特定の文化の中心だったから、なんでもフランスが一番と 思ってしまう。はやり、日本人は田舎物なのですね(^ム^;) まあ、それは別として、星の数ほどある日本食料理屋ですが、そこには、中国独特のまがい物もあるので要注意です(^ム^;) 小さなお店で、『日本式』と表示し、それなりに日本料理に見える写真などを掲示しているお店は危険です。 調理方法や盛りつけは真似ていますが、味は中華です。とても食べられる料理ではありません。まあ、昨今の日本の居酒屋チェーンの得体の知れない料理が美味しいを感じられる味覚を持っている 若い方ならば、食べられるかも知れませんけどね(^ム^;) ここで扱っている日本料理は、本物の日本料理です。ただし、値段は高く、日本の2〜3倍くらいは覚悟する必要があります。 | ||||
朝食
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本格的な日本式の朝食はちょっとあきらめるしかないでしょうね。朝から営業している日本食料理屋は数えるほどしかありません。日本食料理屋の営業時間は夕方から深夜ですから、それらのお店を利用するのは無理でしょう。 まあ、ローカルのお店でも、日本のインスタントラーメンにそっくりなスープ麺に、ハムエッグとコーヒーの定食が20〜30香港ドルくらいで食べられますから、私はそれで済ませていました。 | ||||
昼食
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日曜日は無理ですが、平日ならば、昼食が本格的な日本食を安く食べることのできるベストの時間帯です。 お勧めの場所は、尖沙咀東のビジネス街の日本食レストランです。夜はちょっと高くて行けないような、日本人の板前のいる高級レストランでも、この地域の店は、 昼のランチがお得です。日本と同じ、焼き魚定食やカツ定食などなどと、日本の料理屋のランチメニューと同じ本格的な日本食の昼食が、日本円で千円そこそこで食べられます。 同じようなメニューが、夜の時間帯には倍近くの値段になるので、腹が立つくらいです(^ム^;) もっとも、早めに行かないと、日本人の駐在員で満員です(^ム^;)
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日本食での夕食や会食
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居酒屋での夕食については、別のところで(香港の遊び場)で紹介していますので、ここでは、あくまでも本格的な料理屋(割烹)を説明します。 本格的な日本料理屋は、日本でも高級な老舗料理屋の香港支店(高級ホテルの中に出店していることが多い)が多く、材料を日本から空輸しているのがむしろ普通になっています。 板前も日本人だったり、香港人であっても日本で修業を積んだ本物を揃えています。 したがって高く、個人がポケットマネーで気軽に行くにはちょっと抵抗がありますが、それらの老舗料理屋の日本の本店など、とても普通のサラリーマンが行くようなところでは ないのですから、高くても当然かも知れませんけどね。飲んで食べて、2〜3万円は覚悟しなければならないでしょうね。私も、仕事の接待でしか、そんなお店は使いませんでした。 個人で行くのなら、居酒屋で充分ですからね。 これらのお店を利用するには、注意が必要です。それは、予約です。必ず予約をしておかないといけません。飛び込みで行っても、週末はもちろん、平日でも、まず 満席で断られることがしばしばです。まあ、予約社会の香港ですから、居酒屋であっても、事前に電話の1本はかけておいた方が良いことは事実ですが。 |