香港の遊び場:夜のお酒と遊び、
その種類と費用


夜のお酒と遊び、その種類と費用

その1 料理屋・居酒屋
 日本人ですから、夕食とお酒はベストフレンド、自炊が面倒な時などは、どうしても和食系の料理屋や居酒屋で食事となります。

 日本食ブーム真っ只中の香港ですから、繁華街にはそんなお店があふれています。ただ、大きく分けで3種類あるので、要注意です。

本格的な和食レストラン
 日本の有名割烹などが出している香港の支店などが多く、調理法も材料も本格的です。
 板前やウエイトレスまでが日本人であることも多く、高級ホテルの中に入っているような場合はだいたいがこのカテゴリーです。 味は一級品ですが、値段も一級品です。一人でカウンターに座り、刺身などを肴に日本酒を飲んで、小鉢物を数点、 最後にお茶漬けを食べて、2万円くらい請求されても高いと怒ってはいけません。それだけ高級店なのですから。

 私が時々利用していたのは、尖沙咀東のシャングリラホテル地下の「なだ万(2721-2111)」、スターフェリーターミナル近くのザ香港ホテル内の「西村(2735-6899)」などです。

普通の和食レストランと居酒屋
 一般の中華レストランなどと並んでいる普通の和食レストランです。日本人の板前から教育を受けた香港人の板前が多く、調理法も味も 差ほど違和感無く、普通の食事としてならば充分です。費用は、普通にビールを2本ほど飲んで食べて一人が5〜6千円程度でしょう。

 和風レストランで、お勧めなのは、尖沙咀中心部HMV裏手の「大阪(2376-8323)」や、尖沙咀南端チャッハムロードに入ったところにある「水車屋(2722-5001)」などですね。

 居酒屋で、私が良く利用していたのは、尖沙咀東、噴水公園近くの「にんにく屋」や、シャングリラホテルの南隣のビル内の「天下一品(2739-1336)」などです。

日式レストランと居酒屋
 香港人が、見よう見真似で一見日本風の料理を出すレストランです。

 「これが日本料理?」首を傾げるような料理も出てきますが、しかし、最近の日本の大型居酒屋チェーンの料理も同じようなもの、ようするに、 日本式に醤油味を中心に調理されているので、食べられなくはありません。むしろ、若い日本人など、こちらの方が口に合うという人までいます。
 費用は安く、2〜4千円程度でしょか。



 尖沙咀の東側、日本人もたくさん住んでいる住宅地「ホンハム」の北東部には、大規模な「日本食屋台村」があります。若い香港人で大繁盛していますが、食べられないことは ないのですが、どう考えても、日本食とは似て非なるものです(^ム^;)

その2 パブ・バー
 香港には、日本のスナックのような形態の酒場はほとんどありません。その代わりに有るのが「パブ・バー」と「カラオケクラブ」です。ここでは、前者を 紹介します。また、バーとパブとの区別がはっきりしませんので、ここではパブという呼称で呼ぶことにします。

 香港のパブは、日本のビアホールとスナックの中間くらいと思ってください。
 店にはウエイトレスはいますが、ホステスなどの、接客女性はいません。また、ビアホールのようには明るくはなく、 スナックのように薄暗くしてあります。ビアホールのように広い店内の照明を落としてスナックのような雰囲気にしたところと思えば大きな違いはありません。アメリカ映画なのでよく見かける、バーカウンターがあって、ジュークボックスなどが 置いてあり、テーブルではポーカーをしている。そんな雰囲気と思えば、大きな差はないでしょう。
 飲み物は、ビールを中心に、ウイスキーやカクテルなどなど。ボトルキープは無く、店によっては、注文のたびに支払いをするショットバー形式のところもあります。

 香港人客が中心の店は、サッカーの試合などがあると、テレビ放送が流れていたりと、あまり垢抜けてはいませんが、欧米人客が中心の店だと、ジュークボックスが 置いてあってロックの音楽が流されていたり、生のバンドが入って演奏をしているところ(尖沙咀CHASERSがそんなパブです)もあります。

 仲の良い仲間と連れ立って、わいわいと騒ぐ、そんな感覚の店が香港のパブです。

 特に、香港島の地下鉄の灣仔(ワンチャイ)駅の北側の通には、港に停泊する米国や英国の軍艦の船員を相手のパブが軒を並べています。ここなど、とても香港とは 思えない、英国の港町のような雰囲気のパブがありますよ。


 費用は、ビールが1パインド(500ccくらい)で30〜50HK$(500円から800円くらい)ほど、軽食もあるので、食事もできます。飲む量でかわりますが、 まあ、2〜3千円でしょう。朝まで営業している店が多いので、週末の時間つぶしには最適です。

その3 カラオケクラブ
 カラオケクラブにも、2種類あります。主に日本人相手の日本式カラオケクラブと、香港人相手のカラオケクラブです。
 日本人相手のカラオケクラブは、まあ、健全な飲み屋ですが(^ム^;)、香港人相手のカラオケクラブは、次に紹介するナイトクラブの程度の低いところ、 早い話が売春クラブですし、香港ヤクザがからんでいますから、少なくとも日本人だけで行くのは危険です。近づかないことをお勧めします。まあ、いずれにしても、 知らない土地で、知らない店に入るのは危険ですから、行きたかったら、地元に住んでいる人に紹介してもらって行くことです。香港では、冗談ではなく、命の危険がありますから。

 日本人向のカラオケクラブ(最近は、経済力を付けた韓国人客も多いようですが)は、ホステスが日本人でないだけで、基本的に銀座あたりの高級クラブにカラオケが 入っている、そう思ってください。客の一人に一人の、その客専用のホステスが付きます。一緒に行った仲間に付いた女性の方が気に入ったからと、話し掛けてはいけません。あくまでも、割り当てられた 女性が、あなたのパートナーです。これは、マナーですよ。

 ホステスは、韓国人に香港人、フィリッピン人にその他アジア各国の女性です。
 日本人向の店ですから、日本語はほぼ通じると思って良いのですが、香港に働く定住している日本人が基本的な客筋なので、客の方も英語を話す人が多いことから、英語しか話せないホステスも いますし、韓国語しか話せない、困った韓国女性も少ないながらいます。

 韓国人ホステスは、1ヶ月の観光ビザで入り、数回、中国やマカオを行き来して滞在を延ばすものの、半年くらいで帰国する出稼ぎがほとんどですが、香港人はもちろん、 フィリッピン人やその他のアジアの女性は、ビザを持っていて定住して働いています。香港は、夜の職業を外国人に開放していませんから、彼女達は、別のビザを持って 働いているということになります。そうです、ほとんどの女性が、香港人か、香港に居住権のある男性と結婚をしているか、結婚して離婚して香港に住んでいるのです。未婚の娘さんなど、皆無なのです。 フィリッピン女性などは歳よりも若く見えますし、早い人は15〜16歳で結婚しているので、20歳でも数人の子持ちだったりします。もちろん、彼女達は、未婚の独身だと言っていますから、 騙される男性は多いようですが(^ム^;)

 香港のカラオケクラブは時間制ですから要注意です。それほど高くはない普通の見せでも、ダラダラと長時間居座っていると、驚くほどの金額を請求されてしまいます。
 テーブルチャージを払うと、フルーツと乾き物のつまみが出ます。ボトルを買い(キープできます)、後は隣に座る女性の人数と 時間で料金が決まります。最低時間は普通2時間です。1時間で帰っても2時間分の料金になります。
 それでは、3人で行って2時間でいくらぐらいになるか。特別高級でもなく、安くも無い平均的な店の場合です。
 ママとチーママの二人がマネージャの店であり、ボトルを新規に取った場合です。

      テーブルチャージ                    300HK$
      ウイスキー(シーバース)                800HK$
      女性のサービスチャージ 3人X2時間X200HK$=1,200HK$
      ママのチャージ     2人X100HK$      =200HK$
                           合計   2,500HK$


 ママのチャージは、取るところと取らないところがありますが、まあ、チップ程度を取るところが多いようです。また、カラオケをセットする専門のDJのいる 店では、DJにも100HK$程度のチップを払いますので、一人900HK$程度(1万5千円程度)ですね。

 だだ、時間制ですのでくせものです。女性をヘルプすると言って、実際の時間を増やして請求して良いかと言われることが多く、断れないとしっかりと追加して請求されます。 また、女性を連れ出して夜食などを食べに行くと(連れ出したがる客も多いし、ねだるホステスも多い)、実際の時間とは無関係に、エスコートしたことになり、8〜10時間分を 請求されます。10時間だと、それだけで日本円の3万円を越えますから、鼻の下を延ばしていると、一晩で一人4〜5万円は簡単に飛びます(^ム^;)

その4 ナイトクラブ(夜総会)
 香港のナイトクラブは、日本や欧米のナイトクラブとは名前が同じだけで、まったく別のものです。

 ここは、デートクラブに近く、店でも飲みますが、相手に付いた女性(気に入った女性を選ぶことができます)を連れ出すのが目的で行く店です。

 それでは、売春クラブではないかと言われてしまいますが、実はそうです(^ム^;)。ただ、夜総会の看板を上げている店は、それなりに格調もあり(豪華絢爛な入り口には、 ターバンを巻いたインド人のドアマンが立っていて、にぎにぎしく客を迎えてくれる店もあります)、安全なところと思ってよいでしょう。

 特に、香港人向ではない国際的な夜総会の中には、豪華なショーを売り物にしているところが多く、ショーを楽しみながら飲む、そんな遊び方もできます。ただし、これは 超一流の夜総会です。注意が必要なのは、観光客の多い尖沙咀や香港島北部ではなく、香港人の繁華街、ジョーダン(佐敦)や、モンコック(旺角)で看板を出している「夜総会」 です。これらは、香港人向けのデートクラブなので、店も狭く、香港ヤクザの営業なので危険です。日本人は絶対に入ってはいけませんよ。

 実は、香港には、日本のような売春禁止法はありません。1対1で店の外に出てしまえば、警察はいっさい関知しません。日本ならば、お金を払う行為を持って売春と 認定しますが、香港にはそれが無いのです。つまり、半合法の売春なのです。客の男性はもちろん、女性も違法行為にはならないのです。
 もちろん、相手が未成年の場合は、別の法律で取り締まられますし、店の中での行為は、売春として取り締まりの対象になります。

 お店に払う費用は、その3に書いた日本人向のカラオケクラブと大差はないと思います。料金システムもほぼ同じでしょう。実は、私は6年間で1回しか行ったことがないし、自分では払っていないので判らないのです(^ム^;)
 店で長く飲むのが目的でないことから、短時間で店を出るので、むしろ、安いと友人は言っていました。もちろん、相手の女性にお小遣いをねだられたら、その分は結果的に高くなりますが(^ム^;)

    BBOSSのホームページです

 尖沙咀東の日航ホテルのすぐ近く、噴水のある広場に面したビルにある、代表的な超一流「夜総会」『BBOSS』のホームページには、日本語のページもありますよ(^ム^)



総合メニューへ好きさ!香港アジアへ香港の遊び場へ
hpmanager2@albsasa.com Albert 佐々木