香港でショッピング

 香港での生活を基本とした買い物と、お土産の買い方についても紹介します。

どんな物を
どこで
どのようにして
もろもろ
日本食材料



    
 香港にも、大きな日系のスーパーがいくつかあります。

 九龍側、ホンハムには、ジャスコがあり、香港島側、MTRの太古(タイクー)駅に隣接してユニーがあります。

 どちらも、大きな売り場面積を持つ巨大スーパーですから、あらゆるものが手に入ると言っても良いくらいです。 なにしろ、日本から輸入するのですから、北海道から九州沖縄まで、どこから入れても同じです。そんなことから、日本全国の名産品が揃っています。

 ただし、値段は、日本の定価の1.5倍なら、安い方と思ってください。なにしろ、野菜にまで、「JAL」ブランドが付いていたり(空輸野菜というつもりでしょう)しますから。外国で日本と同じ食生活をするには、お金がかかります。
 現金はもちろん歓迎されますが、大きなスーパーなどでは、クレジットカードでの支払いの方がむしろ一般的になっています。長い列ができていても、気にすることはありません。悠々とカードで払いましょう。

 現金を持ち歩くのは危険ですから、むしろ、カードでの支払いをお勧めします。

 また、お店によっては、カード用のレジと現金用のレジが別になっています。カード用のところでは現金でも可能なことが多いと思いますが、現金専用のレジでは、カードは使えません(端末が設置されていない)から、確かめてから列に並びましょう。
 大型店のほとんどが、日本円で1万円(5〜600HK$)ほど買えば、アパートまで配達をしてくれます。

 夜は遅くまで営業していますから、単身赴任の一人暮らしだったら、金曜日の夜にでも買い物に行き、刺身などの生鮮品だけを持ち帰り、 水(水道の水は飲めませんから、水は大量に買わなければなりません)や米など、重い物は土日に配達してもらうのがコツです。

 もちろん、受け取る時間も指定できます。でも、時間にはあまり頓着しない香港人ですので、前後2時間くらいは狂うことを覚悟しておいた方が良いです。
ローカル食材

 日系のスーパーでももちろん、ローカル食材を売っていますが、割高です。
 ローカル食材は、市内の各所にある公設の市場「城市」が安くて便利です。

 城市は、一つのお店ではなく、小さなお店が、長屋のようにテナントで入っている形式です。

 野菜や肉、魚などの生鮮食料品以外にも、肌着や簡単な衣料品、洗剤などの日用品も、スーパーの2〜3割安い値段で売っています。

 入ると、むっとする悪臭と、路面が濡れているので綺麗好きな人には向かないかもしれませんが、慣れれば平気になりますよ。
 支払いは現金のみです。

 英語は通じないと思ってください。もちろん、中国語も通じず、広東語だけですが、値段を聴くことと、支払いをすることぐらい、すぐに慣れます。買い物に来ているフィリピン人の住込み家政婦(アマさん)が、広東語で話しているのを見かけたりして、彼女たちの語学順応力の高さに脱帽します。
 大型スーパーの野菜などは、それなりに農薬などにも注意をはらって仕入れていますが、ローカルの八百屋は心配です。ふんだんに農薬を使った中国からの輸入野菜が主流ですからね、念のため、充分に洗う必要があります。

香港の水道水は、いやというほど消毒剤が入っていますから、水道水で洗うだけで消毒効果があるかも(^_^) ;
パソコン






   
 海外に住んでいると、日本からの情報入手にはインターネットが必須です。そのためにはパソコンが必要になります。

 香港で最大のパソコンショップ街(電脳街)は、MTRの深水捗)(シャンスイポウ)駅「」出口から出たところにあります。ビルの中に、多数の小さなお店が入っています。ハードからソフト、サプライ品まで、なんでも格安に 揃ってしまいます。

 香港島側にも、深水捗ほどではないにしても、電脳街があります。MTR灣仔(ワンチャイ)駅の上のビルもその一つです。

 周辺機器も、安価に売っているので、触手が動きます。ただ、中には、中国語のOS用に設計されている商品もあり、日本語OSでは動作が不安定な製品があります。ただ、日本でも売られている台湾などの有名メーカーの 製品ならば、日本語にも対応している製品が多いですので、それほど心配することは無いと思います。私の経験でも、どうしても使えなかったのは、カードリーダー1種類だけでしたから。
 深水捗などでは、もちろん、クレジットカードで買えるお店はありますが、日本のディスカウントストアなどど同じように、カード手数料を上乗せされることがあります。安く買うことが目的ですから、現金で買うことをお勧めします。

 香港にも、日本語OSがインストールされたパソコンを扱う商社が数社ありますが、割高です。それでも良いから、香港で日本語環境のパソコンを買いたいのならば、 日本人向の週刊誌「香港ポスト」や「週間香港」などに広告がでていますから、ご覧になってください。

 ソフトショップに行くと、違法コピーの日本語OSも出回っていますが、安定性など保証でませんし、ウイルスに感染しているファイルが含まれていたりしてお勧めできません。

 ただ、そんな香港ですから、正規なソフトの入手が難しいということも事実です。日本で購入し、持って行くのが良いでしょう。
 香港で既製品のパソコンを買うと、OSは中国語か英語版です。これでは使いずらい。日本から日本語のOSを持ってゆき、入れ替えることをお勧めします。 そんな場合、注意することが1点あります。キーボードです。OSが日本語仕様になっても、キーボードが中国語仕様では使いにくく、キーボードは日本で買って持ち込む必要があります。 香港で日本語キーボードを入手するのは至難です。

 同じ理由から、ノートパソコンを使いたいのなら、日本で買って持って行くことをお勧めします。ディスクトップなら、OSを日本語バージョンに入替え、キーボードを日本語仕様に交換すればそのまま日本仕様になりますが、 ノートパソコンではキーボードを交換するのは素人では無理です。

 また、日本で使っていたディスクトップを香港で使いたいとお思いの方は、本体からケースと電源以外の部品を外して持って行き、電源付きのケースに入れて組み立てなおせばそのまま動きます。(これは逆も可能です。私はこの方法で、日本に帰国した翌日から、 香港で使っていたのとまったく同じ環境で使い続けることができました)。また、電圧が違うので、モニターは香港でローカル仕様を買うことをお勧めします。

 香港の電源プラグなどの種類と形状は、香港と中国の住環境をご覧ください。
台所用品など

 日系のスーパーに置いてあるに日用品は、日本メーカー製(実は、メイドインチャイナが多いかも知れませんが)が主流です。それでは面白くない。どうせ、香港に暮らすのならば、香港式の日用品も使ってみたい。私はそう思っていました。

 そんな香港式の日用品は、MTR佐敦(ジョーダン)駅と油麻地(ヤマティ)駅の中間にある、香港のデパート「裕華国貨」で買いました。このお店は、香港でもちょっと高級品を扱っています。もっと一般的な 製品をとなると、このデパートから、西側に数百メートル歩き、ネーザンロードに平行している通り「上海街」には、個人商店の雑貨屋が並んでいます。輸出向けの問屋の直営店が多く、驚くほど安く買えますよ。

 また、この通りをもう少し南側に歩いてゆくと、家具屋が軒を並べています。ただ商品を売る家具屋ではなく、裏で製造もしている製造直売の家具屋です。

 おどろくほど安い値段ですし、多少ならば加工もしてくれます。セミオーダーできるのです。
 裕華国貨はカードでまったく問題ありません。表通りの個人商店でもカードは使えるところが多いですが、裏通りの雑貨屋は難しいかも知れません。

 日用品ですから、たいした金額ではありませんので、現金での買い物がお勧めです。
 大きな家具などを買った時には、届けてもらうこともできますし、配送をしていないお店でも、頼めば運送屋を紹介してくれます。

 大型のバンや小型トラックを持っていて、個人で営業している簡易運送業者がいたるところにあるようです。

 私の場合は、友人がそんな個人運称屋を知っていたので、必要なときには彼を経由して頼んでいました。一人、そんな業者を知っておくのも便利ですね。
日本の書籍



   
 今のところは、銅鐸灣(コーズエイベイ)の「そごう」の最上階にある書店がもっとも品揃えが多いと思います。
 尖沙咀(チムサッツイ)などの大型書店でも、日本の雑誌、特にファッション系の雑誌は置いていますが、文庫本など読むための本はありません。

 ちょっと裏技的になりますが、電子ブックならば、国境はありませんから、日本と同じようにしてインターネットで買えます。香港在住時代は、おおいに利用していました。
 最近はどうなのか解りませんが、以前は電子ブックの決済は、日本発行のクレジットカードでしか受け付けてくれませんでした。

 香港に移住するとしても、日本で発行されたクレジットカードを1枚持ってゆくと何かと便利です。
 尖沙咀の「金巴利道(キンバリーロード)」の中ほどの雑居ビルに、日本の書籍を扱っているらしい看板がでています。汚い雑居ビルの上の方階なので、行ったことはありません。
配線材料や道具類・水廻小物

 最初に香港に住んだ頃、なかなか手に入らなかったのが、テレビアンテナのコードや、配線器具なのです。1年以上も手に入らず困っていましたが、有ったのです。

 香港の電源プラグなどの種類と形状は、香港と中国の住環境をご覧ください。

 MTR深水捗の電脳街の反対側の路地に、道具類の屋台街があるのです。ケーブル類や配線器具、工具などが露天で売っています。時計用の特殊な電池などもあります。

 トイレ用品や台所の水廻の小物などは、香港島の灣仔の周辺と、九龍側の旺角(モンコック)の西側に問屋があります。
 露天の屋台店はもちろん、現金取引です。  路上に設置している露天商の後ろ側、ビルの1階にある普通のお店も道具屋が多く並んでいます。商品内容は露天商の商品と同じような物です。

 露天商の商品は、品質よりも値段が勝負ですから、中国製のコピー商品が主流ですが、 常設のお店の方は、日本製を始め、ドイツ製などの、本物の工具を売っています。
CDや
ビデオソフト


 香港には日本語のテレビ放送がありませんから、日本の番組は見れません。そこで、日本の映画を収録したビデオCDを買って見たりするのですが、これは、いたるところにお店があります。

 集中していて有名なのが、旺角周辺のネーザンロード沿いですが、香港島の「そごう」の裏側にも並んでいます。香港人用ですから、中国語の字幕が表示されて見苦しいですが、これは我慢するしかありませんね。
 ソフトショップは、まとめ買いをすると、特別に割引してくれるところが多いです。3タイトルで100HKドルくらいが相場でしょうね。  古い日本の名画が、ビデオCDになって大量に売られています。黒沢明の名作シリーズなど、日本ではなかなか手に入らない映画を見ることができます。

 値段も、1タイトルが500円ほどですから、安いものですね。
日本への土産物



 香港でのお土産となると、どうしても中国製の製品になると思います。

 中国製の土産物は、値段は安いのですが、品質に信用ができません。よほど見る目を持っている人ならば別ですが、信用のできるお店を選ぶべきです。

 繁華街にある、小さな個人商店の土産物屋は、まったく信用できません。屋台と同じレベルの商品を、屋台よりも高く売っているだけです。

 どうせ買うのならば、地元デパートの「裕華国貨」で買うことを お勧めします。尖沙咀だけでも4店舗あります。DFSの向かい側に1店。九龍公園の東側のネーザンロードに沿った2階の店。その少し南に下がった通りの東側の地下の店。 それと、油麻地の本店です。
 観光客用のみやげ物店なら、クレジットカードはつかえます。

 また、「裕華国貨」ならば、もちろん、クレジットカードが使えます。

 みやげ物としての製品ではなく、一般の製品をとなると、小さな個人商店での買い物になりますね。ほとんどのお店でクレジットカードが使えますが、現金で買った方が、なにかと安心でしょう。
 私のお勧めのお土産です。


  木製の台と蓋の付いた中くらいの硯がお勧めです。HK$600(約1万円)くらいが値ごろです。

お茶
  お茶は正直です。安いものは不味い。100gでHK$100前後ならば失敗はないでしょう。

マグカップ
  蓋が付き、茶葉を入れる針金や陶器の網が付いている製品がお勧めです。HK$30〜150くらいが値ごろですね。

骨董品

   
 中国製の骨董品は、観光客向けには大型の土産物店、香港人向になら、デパートや香港島の中環周辺に専門店が並んでいます。
 土産物店やデパートなどで売っている品物は、ほとんどが、厳密に言うと骨董品ではなく、それに近い物か複製品です。それを納得して買うのがこつです。

 専門店には、もちろん、本物の骨董品が売られていますが、売っている方が専門家です。しかも、お金には厳しい香港人です。間違っても、掘り出し物が安く買えるなど思わないことです。

 良い物、価値の有る物はそれなりに高いと心得て買い物をしてください。
 中国はかつて、英国を始め日本からも侵略を受けました。そのたびに、おびただしい骨董品が海外に流出しました。その苦い経験から、貴重な骨董品は厳しく管理されています。

 本物の骨董品には、固い蝋のような物体に印が押され、登録されています。この蝋は、簡単には剥がせません。

 貴重な骨董品は、海外に持ち出すには政府の許可が必要ですし、
骨董品として販売することが許されている物には、一品ごとに販売許可証が付いています。蝋と許可証の無い物は、骨董品では無いか、複製品か、あなたを騙すために作られた偽物です。
 

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hpmanager2@albsasa.com Albert 佐々木