真夏の台北と故宮博物館

掲載日:2009年7月25日

 私が所属している河童の愛好者団体『河童連邦共和国』に所属する、台北のかっぱ村(台北かっぱ村)が、水辺の環境保護と河童の心をテーマに作成した 河童の石像を、台湾の北部海岸沿いの『淡水』にある公園に設置することになり、2009年7月8日に除幕式が開催されました。(詳細と写真は、河童連邦共和国のページに掲載されています)

 その行事に参加するため、単身台湾に乗り込みました。

 7日の空港についてからと、9日に市内を歩き、地下鉄を使って故宮博物館に行った後、台北市内にある寺院(仏教寺院ではありません。三国志に登場する武将『関羽』をご神体とする道教系の寺院)の『行天宮』 に行きましたので、紹介します。



 飛行機を折り、動く歩道のある廊下を到着ロビーに向かって進みます。

 到着側の通路ですが、免税店があります。お土産の買い忘れ用でしょうか。

 通路からビル内に入ります。

 新型インフルエンザ対策でしょう、健康チャックのコーナーを通過します。

 イミグレーションです。台湾での滞在先を必ず書いていないと入国できません。

 預けた荷物の受け取り場です。

 税関ですが、日本からの便だったからかも知れませんが、ノーチェックでした。

 バスの中から市内の様子です。通勤時間帯だったからでしょう、多くのスクーターが利用されています。

 道路脇の塀の上に、人形が置いてありました。関羽の人形ではないかと思います。

 9日の朝、故宮博物館に行くため。ホテルを出て地下鉄(MRT)の駅に向かう途中には、簡易な朝食を売る露天が並んでいました。

 中山の駅に入る入り口です。

 乗車券の自動販売機が並んでいます。

 乗車券は印刷物ではなく、プラスチック製の丸いメダルです。

 自動販売機では、お釣りがでませんが、その代わり、隣に小銭に替える両替機がありました。

 ホーム内の路線図です。私はこの中山駅から、士林駅まで行きました。料金は20元(約60円)と安価です。

 列車を待つホームです。日本や香港と変わらない、清潔で綺麗なホームです。

 士林駅で下車しました。

 絵出を出ると、故宮博物館の案内図がありました。

 駅前に立ち並ぶ軽食堂です。博物館を見学した後、私のこの中で昼食をしました。

 博物館の階下にある、自動車用の下車場です。

 博物館の入り口です。

 エントランスホールです。

 ホールの入って右側に、入場券売り場があります。入場料は、大人160元でした。

 ホール内には、中国語と英語の他に、日本語の案内図が置いてあります。

 博物館内は撮影禁止です。ここは、2階部分の前に広がる広場から、建物の左側です。

 故宮博物館の展示場全景です。


 展示場とその右側と広場です。


 建物を出て、地上を出入り口に向かって進むと、大きな狛犬がありました。これは左側です。

 おなじく、右側の狛犬です。

 門を入った所から展示場と背後の山です。

 門は、白い石の門でした。

 門の左側に、故宮博物館の全体の絵図が掲示されていました。

 門を出て道路に面した所に、バス停があります。士林行きのバスはここから出ます。料金は10元でした。

 市内の北部にある『行天宮』の前の交差点から見た全景です。敷地はあまり広くはありません。

 正門です。


 境内に入ると、そこに見える大きな建物は、回廊を持つ一種の門です。

 入ってする左側に、手を洗うところと、線香などを配る場所があります。

 回廊門の正面です。


 回廊門の柱には、龍の彫刻で飾られています。

 扉の前の左右に置かれているのは、狛犬なのでしょう。

 屋根の上に置かれている像です。天女なのでしょうか。

 見事な龍です。

 対になっているもう片方の龍です。


 庭に、丸い石が安置されれいました。信者が、花を置き、拝んでいましたので、お墓なのでしょうか。

 回廊の内側には、机と椅子が並び、熱心の本を読んでいる信者の姿がそこには有りました。

 読んでいるのは、圧倒的に女性、それも年配の方が多かったのですが、平日の午後だからかも知れません。

 回廊の中央部には、火の入った大きな香炉があり、信者のみなさんが盛んに祈りを捧げています。


 寺院の奥にも香炉があり、その向こうには像が安置されています。この像に向かっても、長い線香を手に持ち、顔の前を上下させながら熱心に拝む姿を見ることができます。

 安置されている像です。おそらく、『関羽』の像なのでしょう。



 境内では、青い道服を着た主に女性の方が、厄除けをしていました。信者の方から話を聞き、次に線香の煙をかけ、背中をさすりながら呪文を唱えているようです。

 境内で線香を配る女性です。どうやら、無料で配っているようでした。

 境内の左側には、事務室のような部屋があります


 部屋の中では、机に座る修行者らしき人と信者が話をしています。おそらく、占いをしているのでしょう。

 この寺院の精神が書かれた掲示板です。
 『読好書 説好話 行好事 做好人』『常存慈悲心』『心懐感恩情』とあります。なんとなく、解る気がします。
 このお寺で気がついたことは、拝観料はもちろんのこと、料金などお金を一切受け取っていないことでした。厄払いも占いも無料奉仕のようです。
 お金にはシビアなイメージの台湾人(中国人)ですが、そうでないこともあるようです。


 十数年ぶりに訪問した台湾でした。その間、香港と中国に住みました。

 香港に住んでいた頃、過去に行った台湾での印象と、香港を訪問する台湾人と接した経験から、台湾人というと、見かけは香港人とあまり変わらないが、 英語や広東語を話さず中国語を話す人であり、生活レベルは、中国ほどではないが、香港とはかなり差がある、と感じていました。

 今回訪問し、市外の様子などは、確かに、超高層ビルなどはありませんが、実質的にはほとんど差がなくなっていると感じました。ただ、公共交通機関の料金の安さに加え、 レストランの値段や一般諸物価は、香港よりもかなり安いと感じました。

 行政は、環境保護・保全などにも積極的に取り組んでいるようです。台湾は、住みやすい国なのでは。今回訪問しての、私の感想です。


写真撮影日:2009年7月7日〜9日


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hpmanager2@albsasa.com Albert 佐々木