香港アジア四方山話  このページをお気に入りに
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 香港とアジアの四方山話を、現地発の新聞記事などを題材に、独断と多少の偏見を混めて書き綴っています。

 不動産業界絶好調(香港)  2009/09/09
 不況にあえぐ日本ですが、香港の不動産業界は絶好調のようです。

 不動産好調、中間価格帯に人気集中
 活況ぶりを見せる不動産市場では、200万〜500万ドルの中間価格帯の物件に人気が集まっているもようだ。4日付『文匯報』によれば、 今年1〜8月の中間価格帯の新築物件取引量は6456戸に上り、前年同期の3843戸を大幅に超えた。
 伸び率は68%、新築物件取引量全体の59%を占めた。不動産代理店の香港置業では、低金利に加えて近年、婚姻登記数と出生率が上昇していることから、 不動産需要はさらに増えるとみており、年末までに不動産価格は10%上昇すると予測。
 また、MTR九龍南線の開通が刺激となって新界の中古住宅市場も活性化している。不動産代理店の利嘉閣地産によれば、1〜8月の不動産価格は すでに前年同期比20%上昇、年末までにさらに8〜10%上昇する可能性があるという。

(9月8日付『日刊香港ポスト』より抜粋)

 私が最初に香港に赴任した時は、中国返還を間近に控える香港でした。どんなことが起こるか解らない。香港人の顔つきは暗かったのを思い出します。
 そして実際、かなりの人たちが、生まれ育った香港を捨て、カナダやオーストラリアに移住しました。中国人になるのを嫌い逃亡したのです。
 しかし、数年後に彼らは香港に戻ってきました。
 今香港は、記事によるように、不動産が売れている。もちろん、若い人が買うのですから、高級物件ではありません。値段から言うと、むしろ安物かも知れません。しかし、若者が戻ってきて買っている。出生率も上昇している。
 それに比べ、資本主義国、先進国の日本は今、どんな状況なのでしょうか。
 私は今日、地元のハローワークに行ってきました。求人倍率は、ついに、0.1を下回ったそうです。一人の求人に、求職者が十人以上もいるのです。
 中国は確かに汚い、食料の安全には不安がある、治安も良くない。平均的な労働者の収入も少ない。でも、日本よりも活力がある。
 なぜなんだろうか……。

 新型インフルエンザホットライン(香港)  2009/05/05
 旅行者ですが、一人の感染者が確認された香港では、日本人向のホットラインを設置しました。

 新型インフル、対策レベル「緊急」に引き上げ

 香港で新型インフルエンザ(A型H1N1)の確認例が報告されたことを受け、曽蔭権(ドナルド・ツァン)行政長官は1日、自らを長とする 緊急対策委員会を設置し、特区政府のインフルエンザ対策レベル(全3段階)を第2段階の「厳重(シリアス)」から最も警戒を強める第3段階の 「緊急(エマージェンシー)」に引き上げた。

 食物及衛生局、教育局などは休校措置も検討したが、海外旅行者の感染1件にとどまっており、市街地での発生がない現段階で必要はないと判断した。

 このほか、在香港日本国総領事館では、在留邦人や日本人旅行者が感染の疑いで専門病院に収容される場合の情報提供などに備え、 24時間対応のホットライン9267―2311を開設した。  同ホットラインが通話中のときは代表番号2522−1184(留守番メッセージなら「9」を押す)への連絡を求めている。

       (5月4日付『日刊香港ポスト』より抜粋)

             The香港2009年05月04日号より

 今回のインフルエンザは、発症が予測されている鳥インフルエンザからの人インフルエンザへの対策をするための予行演習として、むしろ良かったと 言ってしまうと不謹慎かも知れません。

 しかし、その発症は、おそらく、華南地区を震源にし、国際ハブである香港を経由して世界に広がるであろうことを考えると、今回の事例を元にした 香港政府衛生部局の対応は注目です。

 香港ディズニーランドが料金改定  2009/02/05
 香港の通貨は、US$にリンクしています。香港の一般消費財は、中国からの輸入が大半とはいえ、中高級品は日本からです。

 日本円は、米国通貨に対して、ただ一つ上がっています。よって、香港の物価は、高騰しています。

 3日の香港電台(RTHK)ニュースによると、香港ディズニーランドが3日、チケットの料金を9日から改定すると発表した。 大人料金のうち平日適用(現行295ドル)を休日や連休期間などの「指定日子」 「特別日子」と同じ350ドルに値上げ、 3〜11歳の子供料金も平日(現行210ドル)を「指定日子」「特別日子」と同じ250ドルに値上げする一方、 65歳以上のシニア料金は「指定日子」「特別日子」(現行200ドル)を平日と同じ170ドルに値下げして、 入場日にかかわらず料金を一律にする。だが、香港居住者の大人と子供については、改定から少なくとも6カ月間は従来の料金を 適用するという。

(2月4日付『日刊香港ポスト』より抜粋)

              The香港2009年02月05日号より

 今一つ、盛り上がっていない日本から見た香港のデズニーランドですが、値上げです。

 まあ、日本円で換算すると、1年前から比べるとむしろ値下げと同じですから、まあ、良いのではないでしょうか。

 『ミシュランガイド』香港マカオ版を発行(香港)  2008/12/04
 日本版に遅れること2年、いよいよ香港マカオ版も発行となります。

『ミシュランガイド香港&マカオ2009年版』が2日、発行された。星の数によるレストラン評で知られるミシュランガイドの 香港・マカオ地区での出版は初めてで、アジアでは東京に次いで2カ所目、世界では23カ所目のガイドブックとなる。
 香港電台(RTHK)ニュースによると、202軒のレストランが紹介されており、このうち22軒はミシュランの星を獲得している。
    (12月3日付『日刊香港ポスト』より抜粋)
             The香港2008年12月4日号より

 東京に比べ、星を獲得した店が少ないと香港マスコミは怒っているようですが……。

 東京の3分の1の人口の香港ですから、少なくても当然とは思いますが、そうは思わないのが、負けず嫌いの香港人です。

 でも、中華料理に特化はしていますが(日本料理やフランス料理のお店もありますが、日本料理屋ですら、日本の支店クラスですので、その実力は……)、 美味しいお店が多いのは事実です。

 さて、どんなお店が評価されているのか。むしろ、ミシュランの方が、試されているのではと思っています。

 ウインターフェスタ、1月4日まで開催(香港)  2008/12/03
 毎年恒例のウインターフェスタが、今年も賑やかに開催されました。

 今季初の寒冷警報が発令された11月28日、香港政府観光局(HKTB)が企画する冬の観光プロモーション 「香港ウインターフェスト」が開幕した。
 期間は2009年1月4日まで。クリスマスやニューイヤーのイベントシーズンに、季節感あふれる演出を施して 観光客にアピールする。
 セントラルの皇后像広場(スタチュースクエア)では大型クリスマスツリーが飾られてライトアップ。街中では、 アンティーク車両のトラムやオープントップバスに聖歌隊が乗り込み、歌声を響かせる。こうした演出とともに、 レストラン、ショッピングモール、ホテルなどが各種優待プランを提供する。
 詳細はウェブサイトhttp://www.discoverhongkong.com/winterfest/eng/で。
(12月1日付『日刊香港ポスト』より抜粋)
             The香港2008年12月2日号より


 先週の中ごろ、香港から帰ってきた知人は、『まだイルミネーションは本格的に始まっていなかったよ』と言っていましたが、帰国したのが開催前だったので、飾り付けが 途中だったのでしょうね。今頃は、真っ盛りと思います。

 クリスマスから旧正月明けまで、2ヶ月くらいの期間が、暑くも寒くも無い、香港のベストシーズンですね。

 円高もあり、日本人観光客も増えているようだとは、知人の話でした。

 バス車内で無線ネット接続サービス導入(香港)  2008/11/20
 列車や飛行機の中でインターネットが使えるサービスはすでに各地で始まっていますが、香港では、路線バス内でインターネットが 無料で使えるサービスを始めるそうです。

 ファーストバス(新巴)、シティーバス(城巴)では「Wi―Fi(無線インターネット接続)」サービスを近く導入する。
 18日付『明報』によると、2週間以内に10台に設置し、3カ月間の利用状況を見る。乗客は「Wi―Fi」システムを 設置したバス車内で携帯電話、電子手帳、パソコンなどでインターネットを閲覧でき(一部地域で回線が途切れることもある)、 接続費用は無料。
 まず2、2A、8、101、104、106、111、112、116、A11、A12を走る車両に設置する計画だ。
 (11月19日付『日刊香港ポスト』より抜粋)
             The香港2008年11月20日号より

 記事を見ていて、ちょっと不思議だったのが『携帯電話でも使える』ということですね。携帯電話ならば、今でも使えるはずですから(^ム^;)

 狭い香港ではありますが、それでも、1時間ほど乗ることは良くあります。便利なサービスと言えますね。

 日本でも、せめて、長距離バスくらいは、導入して欲しいものです。

 今年の上海ガニ、検査すべて合格(香港)  2008/10/31
 さぁ、待っていました、上海がにのシーズンです。

 上海がにの本場は、上海ではありません。香港です。

 食物安全センターは29日、市販されている上海ガニのサンプル検査の結果、すべて合格と発表した。69個を抽出し、 水銀などの重金属、人工ホルモン剤、スーダンレッドなどの着色料、マラカイトグリーンなどの抗生物質の残留濃度と微生物や 寄生虫の有無について調べた。安全のアドバイスとして、衛生的な店で殻がしっかりしてツヤがあり、異臭のないカニを選ぶこと、 他の食品と接触しないよう包装して冷蔵庫に入れること、調理の際にはカニのつめなどをよく洗い、食べるときには手をせっけんで よく洗うこと、塩・酢・酒・わさびに殺菌効果はないので生食を避け、内臓も取り除いて食べること、ゆでたカニは室温で 2時間以上放置しないこと、などの注意点が挙げられている。
      (10月30日付『日刊香港ポスト』より抜粋)
             The香港2008年10月31日号より

 今、香港に行くと、尖沙咀の商店街、お店とお店の間、小さな隙間などに、上海がにを冷蔵ケースに入れ、売っているお店を多数見ることができます。

 もちろん、中華料理店でも、『上海がにあります』そんな張り紙がいたるところに。11月からは、上海がにのシーズンが始まるのです。

 上海がには、江戸っ子の『初鰹』と同じです。季節を感じる食べ物です。これを食べなければ、『香港っ子』じゃない。

 上海がにですから、もちろん、原産地は上海です。でも、上海で売られている『上海がに』は二級品・三級品です。良質な本物の上海がには、すべて香港のバイヤーが 押さえ、香港に出荷されています。

 上海には、残りカスの品質の悪いかにか、偽者の上海がに(特定の湖で、特定の品種の自然物が上海がにです。同じ種類のかにでも、養殖物だったり、別のところで育ったかには、上海がにとは言いません)です。

 まあ、同じ種類のかにですから、見た目は同じです。言い方ですから、それも上海がにと言えないことは無いのですが、それらを、香港人は『上海がに』とは言いません。

 上海に住む日本人は、『上海がに』という名称が世界的に有名ですから、上海で食べるかにが本物と信じている人(香港を知らない人)が多いいと思います。そんな人に、香港の方が美味しいと言っても、 なかなかそれを認めたがりません。でも、彼らは、香港の本物を知らないで言っているのですから、議論になりません(^ム^;)

 私も上海に出張した時、上海で最高級と称されているお店に招待されたことがありました。招待者に言わせると、色々なお店で食べたが、ここが最高だったとのことです。 おそらく、値段も最高なお店だったのでしょう。でも、そこで出されたかにの品質は、コメントすらできるレベルではありませんでした。

 上海に住む日本人は、今でも、その店が、最高の店と信じているのでしょうね。

 これは、私の実体験です。

 それはそれとして、上海がにを食べに香港に行こう。それだけでも、価値はあります。

 ミシュランガイド香港&マカオ、12月に出版(香港)  2008/09/02
 世界的に定評の高いミシュランガイドの香港版が出版されるそうです。

 ミシュランは28日、星の数によるレストラン評で知られる「ミシュランガイド香港&マカオ」を、今年12月に 「2009年版」として英語と中国語で出版すると発表した。
 アジアでは東京に次いで2カ所目、世界では23カ所目のガイドブックとなる。
 この知らせに、商務及経済発展局の劉呉惠蘭(リタ・ラウ)局長は「香港が世界のグルメセンターとしての 栄誉を確認できるもの」と歓迎。同書は独自取材によるもので特区政府が彼らの活動に協力することはないが、 ミシュラン香港の出版を好機とみて、海外からの観光客を積極的に誘致していく方針を述べた。
              (8月29日付『日刊香港ポスト』より抜粋)
             The香港2008年8月30日号より

 こと、食べるものに関しては、香港には世界中から一流が集まっています。

 このガイドは、充分に価値があると思います。

 少なくとも、東京版よりは(^ム^;)

 オリンピックのハイキングコース開設(香港)  2008/07/22
 香港は、英国の植民地ですので、中国であって中国ではない、アジアであってアジアではない。そんなイメージがつきまといます。
 香港島北部や、大陸側、九龍の繁華街を見ると、ちょっと感覚は違いますが、ある意味での『超都会』です。
 自然や歴史、それも、中国の歴史とは無関係な地域(国)と思ってしまいますが、実は違います。
 英国の、防衛上の観点も有ったのでしょう、中国と接する『新界地区』は、住むにも規制があり、田園地帯の田舎として温存されてきました。  そして、都会である九龍地区と新界との間には、高くはないですが、岩山があり、両地区を明確に隔てているのです。
 九龍地区と新界との間には、意外なほどの自然のままの山や原始林があり、ハイキングコースとして整備されつつあります。

「2008北京五輪」の馬術競技の香港開催を記念して、ランタオ島の白芒と梅窩を結ぶ全長5.6キロメートル、途中、 古跡もあるハイキングコースが「香港奥運径(ホンコン・オンピック・トレイル)」と名付けられた。
 これとともに、白芒村付近の植林地を「奥運林(オリンピック・グリーン)」と命名した。
 環境保護をテーマの1つにした五輪開催で、自然環境の保護を訴える目的から、ハイキングコースや植林地に「オリンピック」 にあやかる名前を付けたもので、特区政府は国際オリンピック委員会(IOC)の許可を受けている。
    (7月21日付『日刊香港ポスト』より抜粋)
             The香港2008年07月22日号より

 香港に住む日本人が、毎週日曜日に、九龍地区にある『九龍公園』に集まり、ハイキングをする会を結成しています。

 私も、再三にわたり、誘われたのですが、なにしろ、日曜日の朝は、前日の深酒で、寝込んでいる状態。とても参加できませんでした(^ム^;)

 日本ではもう、見ることも出来ないほどの自然が、香港には残っているのです。

 まんじゅうレース(香港)  2008/05/06
 セントラルの港から、フェリーで1時間ほど、長洲島は海水浴と海鮮料理のメッカです。

 長洲島、祭りを前にクライミングレース
 長洲島で4日、「拳爬嘉年華(クライミング・カーニバル)」が開催された。
 来る12日には23時30分から1時間にわたり、「包山嘉年華(バンカーニバル)2008」のメーンイベントである 「●包山比賽(まんじゅうレース)」が北帝廟前のサッカーピッチで行われる。
 4日のクライミング・カーニバルは現場で参加者を募り、レースで使われる高さ14メートルの塔の骨組みに登り降りする スピードを競った。結果、香港消防処のグループが3分38秒で優勝した。
 12日深夜の本選には、抽選によって選ばれた参加希望者が訓練を受け、さらに3日の予選を勝ち抜いた12人が出場。 選手たちはまんじゅうを獲得しながら塔を登り、手に入れたまんじゅうの場所と数で得点を競う。【●=手へんに倉】
 (5月5日付『日刊香港ポスト』より抜粋)
             The香港2008年05月06日号より

 それほど大きな島ではありませんが、近代的なビルが立ち並ぶ香港島や九龍サイドとはまったく雰囲気を異にする別天地です。

 古いカメラで撮影した不鮮明な写真ですが、港の風景です。祭りに備え、旗を飾った漁船が停泊しています。

 島での観光のお目当ての一つが、海鮮料理です。

 港から続く海外沿いの道端には、道路にまでテーブルを出したオープンな海鮮料理屋が建ち並び、 安い値段で豊富な食材を使った料理を食べさせてくれます。

 観光バス事故(香港)  2008/05/05
観光客が、海外で交通事故に巻き込まれたとの報道が続く昨今ですが、香港でも大きな事故が発生していました。

 西貢でバス横転、死傷者62人
 1日午前、西貢公路で観光バスがスリップして道路わきに設置された防音のガラス壁に突っ込んで横転し、62人が死傷する大惨事となった。現場で14人の死亡が確認され、 午後9時30分の政府発表によると、48人が病院に搬送され、そのうち4人が死亡し、12人が危篤、9人が重傷。 負傷者の年齢は2〜85歳だが、高齢者が大半。
 1日の無線電視(TVB)ニュースによると、ある宗教団体の会員で集会に参加する途上だった。
 曽蔭権(ドナルド・ツァン)行政長官が同日、事故現場と将軍澳医院を訪れている。
 (5月1日付『日刊香港ポスト』より抜粋)
             The香港2008年05月05日号より

 死傷者の数が62人ということは、普通の観光バスではないかも知れませんね。香港名物(英国製ですが)の二階建てバスなのではと思います。

 二階建てバスは、重心が高く、横転しやすいバスです。右記に入り、雨が続く香港です。濡れた道にスリップしたのでしょうか。

 実は、日本人も良く利用する人気のオープントップの二階建てバス。不安定この上ない。危険だと、見かけるたびに思っていました。

 今日は、上海でも、路線バスが爆発炎上し、多数の死傷者がでているとのこと。こちらは、テロの可能性もあります。

 香港・中国。壊れ始めているのかも知れません。

 受刑者の給料、あっさりと12%昇給(香港)  2008/04/21
 いつもは、香港からのインターネットニュースがソースですが、今回は、別の一般情報からの入手です。

 香港の通貨はUS$にリンクしています。このところ続くドル安は、そのまま香港通貨安となります。

 香港の、特に食に関しては、その大半を中国からの供給に依存しています。ドル安は、中国元高になります。

 かつては、香港ドルの方が、中国元よりも10%以上も高かかたのが、いまでは逆に10%以上も安くなっています。

 その結果、香港の物価は高騰しているのです。

 物価高騰は、刑務所内も同じ。刑務所内の売店では、商品価格が50%以上も値上がりし、受刑者はお菓子ですら買えないようになっているようなのです。

 そこで、代表が、刑務所内の作業で受け取る給与の賃上げを要求したとのこと。あまり期待はしていなかったようですが……。

 すんなりと、12.14%の賃上げが回答されたそうです。

 刑務所内で賃上げ闘争とは、いかにも香港らしい話ですね。

 また、すんなり認めた責任者は、おそらく、自身も最近の物価高には苦しんでいたのでしょう。

 これもまた、香港らしい。ある意味で人間味のある話ですね。

 さて、日本だったら、役人は、どう、回答するのだろう。

 刺身はなるべく食べないように(香港)  2008/04/21
 香港の新聞記事に、気になる内容がありました。

 妊婦と幼児、刺し身控えるよう呼び掛け
 食物安全センターは、妊婦と幼児は魚の刺し身をできるだけ控えるよう呼び掛けている。
 17日付『星島日報』によれば、同センターは昨年4〜8月にツナの缶詰を含む280種類の魚介類のサンプル検査を行った。 結果、277種類は金属などの含有量が基準値内だったが、3種類のキンメダイから基準値を超える水銀が検出され、 ツナの缶詰などの含有量も比較的高かった。同センターでは、魚介類の水銀は人体で蓄積され、 胎児の知能の発育に影響を及ぼす可能性があるため、妊婦は魚介類の刺し身は1週間に2〜10切れにとどめるよう勧めている。
 また、幼児にも与え過ぎないよう注意し、成人も1週間に20切れが適量と語っている。
   (4月18日付『日刊香港ポスト』より抜粋)
             The香港2008年04月21日号より

 食文化には、地域によって差があります。

 生の魚や肉を食べるのは日本の文化です。それだけ、衛生観念が高いということでもあります。

 ところが、細菌や高温による痛みの激しい地域では、生で食べるのは禁物。野菜すら、生で食べない文化の地域があります。

 そんな所に、日本の刺身文化を広めるのは難しいものですが、この報道はちょっと違います。

 生ではない、マグロの缶詰すら、残留水銀の影響を危惧しているのです。これは、生食文化の問題ではありません。

 むしろ日本は、刺身の文化の国ですから、こんな報道はしたくても出来ないでしょう。ブーイングされるのは間違い無い。

 これが真実としたら、困った問題です。

 自然センター(香港)  2008/03/06
 このところ、情報は入っているのですが、忙しすぎてレポートができていません。反省です。

 空港のあるランタオ島に、環境施設ができました。

 日本人観光客向けの、日本語の解説もあるようです。

 昂坪自然センター新設、日本語解説も
 1日、ランタオ島の郊野公園ビジターセンターに「昂坪自然中心(ゴンピン・ネーチャーセンター)」が新設された。 月〜金曜は午前10時〜午後6時、土曜は午前10時〜午後6時30分、日曜と指定日は午後9時〜午後6時30分に参観でき、 ロープウエー「昂坪360」の運休日は休館。ランタオ島の歴史、地形、生態系などについて展示し、解説は中国語、 英語のほか日本語の表記もある。日曜は広東語のほか英語のガイドを予定。学校や幼稚園の学習目的での活動については、 ウェブサイトwww.hknature.net/naturexploration/index.phpにアクセスすると、申込書式をダウンロードできる。
             (3月3日付『日刊香港ポスト』より抜粋)
             The香港2008年3月日4号より

 10年前までは、岩が露出し、草木のほとんどないランタオ島でした。そもそも、香港は生活する地としては相応しくない場所です。だから、中国政府は英国に割譲したのです。

 ランタオ島は置き忘れられた存在でした。でも、空港ができてから、ディズニーランドも開園し、大規模な住宅団地も建設されました。

 狭い香港ですから、有効に活用するべきなのです。でも、これまでは、金儲けしか頭にない香港エリートと、中国から逃げてきた中国落ちこぼれで構成されていた香港でしたから、余裕などありませんでした。

 それが、中国返還となり、独自の発展を計画することを余儀なくされたのです。

 ようやく、国としてお金をつかって国土を開発する。当たり前のことに目覚めたようです。

 となると、ランタオ島は宝庫です。未開発の広大な土地がある。香港の土地は、私有ではありません。原則すべて、国の所有です。開発は容易ですね。

 これからは、続々と施設がランタオ島に建設され、アジアの大観光地となるでしょうね。逆に言うと、それしか、香港には生きる道が無いのです。

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